ファッション雑誌Vogueイタリア版にニーナ・バギンスカヤさんのポートレート写真が掲載されました!
73歳のニーナさんは白赤白の旗を手に、反政府デモ集会に参加。警官に路上で職務質問を受けると、
「散歩してるの!」
とだけ答え、その小柄ながら毅然とした姿が反政府デモ活動のアイコン的存在になり、ニーナさんの姿を描いたイラストがネット上にあふれ、デモ集会に本人が現れると、「ニーナ! ニーナ!」の大合唱が始まるという人気者に。マスコミから取材も殺到。テレビのトーク番組にも招かれました。
しかし、白赤白の旗はすでに3回没収。ニーナさんも2回護送車に収容され、警察署へ。
高齢なので、簡単な取り調べだけですぐ解放されていますが、旗を返してもらえず・・・でも支援者がニーナさんに旗を作ってあげているので大丈夫です。
今回の白黒ポートレート写真はもちろんイタリアで撮影したものではなく、ベラルーシ人カメラマンがベラルーシ国内でニーナさんをモデルにして撮影したものです。
そこには「ベラルーシ革命の母」と銘打たれています。
撮影時にカメラマン、イワン・リャビャコ氏がニーナさんに「何かベラルーシ人に伝えたいことはありますか?」と質問したときの答えがネット上で掲載されました。
「人は自由でないのなら幸せになってはいけないということ。私たちは自分の意思のために、私たちの領土のために、母国語のために、自分たち国民のために戦わないといけない。国と民は自由でなければならない。私がベラルーシ人のみんなを愛しているとインターネットに書いておいて。」