イギリス政府はベラルーシ大統領8人の政府高官などを対象に、大きな人権侵害があったとして、制裁を科すことを決定しました。
その8人は、大統領、その長男、大統領府長、内務大臣、その副大臣(2名)、内務省国内部門副司令官、ミンスク市管轄の治安部隊長(大学生3人に私用車に落書きされた人。)です。
カナダ政府も制裁を科すことしましたが、対象になる政府高官は11人です。
イギリス政府はベラルーシ大統領8人の政府高官などを対象に、大きな人権侵害があったとして、制裁を科すことを決定しました。
その8人は、大統領、その長男、大統領府長、内務大臣、その副大臣(2名)、内務省国内部門副司令官、ミンスク市管轄の治安部隊長(大学生3人に私用車に落書きされた人。)です。
カナダ政府も制裁を科すことしましたが、対象になる政府高官は11人です。
9月29日の書き込みです。
ベラルーシのコロナウイルス感染者数は78260人になりました。1日の新規感染者数は314人です。
死者数は828人です。
74320人が回復しました。
184万件の検査数となりました。
ベラルーシではすでに普通のインフルエンザ予防接種が始まっています。児童図書館で働いている職員は無料で受けられます。希望者のみで強制ではありません。
今日、職場で無事予防接種を受けました。今年は希望者が多かったです。
リトアニアのビリニュスを訪問したフランスのマクロン大統領は、ベラルーシ反政府派のチハノフスカヤ氏と会談しました。
マクロン大統領はベラルーシの政治と社会が危機的な状況にあり、それを解決するため支援することを約束しました。
ちなみに今回の会談に先がけて二日前マクロン大統領は、ベラルーシ大統領に、辞任するほうがよいと助言していました。
昨日、それを受けてベラルーシのルカシェンコ大統領は側近たちへの発言の中で、
「フランスはベラルーシに視線を向ける必要はない。フランスの大統領は自国内の問題に取り組んでいたらいい。こんなことを言うのなら、2年前にパリでデモが起きたとき、フランスの大統領も責任を取ってすぐ辞任するべきだった。」と語りました。
今日の会談でマクロン大統領はチハノフスカヤ氏に対して、
「時間は重要。今も逮捕され拘留されている人々がいる。このベラルーシ人たちの早期解放をフランスは支援する。」
と話し、またマクロン大統領は、ロシアも加盟する欧州安全保障協力機構がベラルーシの問題について仲介役を果たすべきと会談後の記者会見で話しました。
さらにフランス大統領はリトアニア大統領と共同宣言を発表するそうです。
ミンスクの大学生3人(年齢は18歳と19歳)がネット上で治安部隊長の一人の私用車が近くに止まっていることを知り、その車に誹謗中傷をペンキで落書きして逃げました。
しかし、逮捕されました。治安部隊長は「不愉快だ。18歳にもなっているんだから責任を取るのが当然。」とコメント。学生は謝罪の言葉を述べていますが、おそらく起訴されるでしょう。
私は落書き反対派です。
うちの児童図書館の外壁に落書きするのは、内容関係なく反対です。消す作業に時間も労力も予算もかかるのですよ。特に予算はチロ基金が出していた時期がありました。何回申請してもミンスク市役所が予算を出してくれないんですよ。数年間汚い落書きが放置ですよ。もちろん犯人など誰も捜査してくれません。
なので、この学生3人は、ちゃんと責任取りましょうね、と思います。
一方で、反政府派の国立ヤンカ・クパーラ前劇場長の自宅にペイントボールが投げ込まれ、門に落書きされたケースでは、犯人は未だに見つかっておらず、そもそも捜査しているのかどうかも不明です。
夜中駐車場に停めてあった警察官の妻の私用車に数人の男性(平均年齢30歳)がスプレーで落書きをしたり、タイヤをパンクさせたり、車体を叩いて凹ませたりしました。
全員逮捕されました。おそらくネットで警察官の個人情報を掴んで、たくさん車が止まっている中、その人の車1台だけが狙い撃ちです。
このように警察官とその家族の車が狙われています。
しかし、警察はしっかり捜査をしていますね。
9月28日、反政府派のデモ集会が続いています。昼間は学生や教職員のデモが大学の近くで行われています。
グロドノアゾトではストライキを起こしたことで責任を負わされ、70人が一斉に退職することになりました。
ゴメリで反政府活動を支持していた正教のウラジーミル神父が10日間身柄拘束をされていて、今日がその10日目なので、留置場から出てこられると家族や支持者が集まっていましたが、出てきませんでした。
一度身柄拘束を解かれたものの、また別の罪に問われ、裁判が始まることになったからです。
ウルチエ地区の公園の竜の像が赤と白に何者かに塗り分けられ、すっかり町内の名所になっていたのですが、昨日女性が緑のスプレーで竜のお腹に四角を落書きして、
「これはベラルーシの国旗。」
などと言っている様子が近所の人に撮影されました。今日ネット上で動画が拡散したのですが、住民がやめてくださいと頼んでも、「あんたたちがこの竜を汚くしたのよ。」「落書きしたのはそっちでしょ。」と言い合いに。
落書きをしたら、罰金刑だと思うのですが、この女性は罪にならないのでしょうか?
堂々と撮影している人のほうに顔を向けて反論しているので、すでに名前がネットで晒されています。
午後5時半ごろ、独立系メディア、KyKy.orgのサイトがハッカーに乗っ取られました。
これは政府支持派のほうのハッカー集団のしわざです。
このハッカー集団は反政府派ハッカー集団、サイバーパルチザンに対して、脅すようなメッセージをこのメディアのサイトに載せました。
「我々は大統領支持者だ。サイバーパルチザンは治安部隊の顔認証システムを作り、治安部隊の銀行口座を壊そうとしている。治安部隊は反政府派の群れを追い払ってその報酬を正しく受け取っているだけだ。我々は正義を取り戻す。サイバーパルチザンは攻撃されないと思っているのはまちがいだ。我々はサイバーパルチザンなど恐れていない。覚えておくように。じゃあまたな。」
これからだんだんと政府側と反政府側のハッカー集団による争いが主流になってくるかもしれません。
頭脳合戦といったところでしょうか。デモ集会の参加者の数や、拘束者の数のことだけを気にする時代は終わったのかもしれません。
ちなみにこのメッセージをサイトに勝手に載せられたKyKy.orgは、自分たちはサイバーパルチザンとは無関係だと話しています。
フランスのマクロン大統領は、ベラルーシ大統領に辞任することを勧めました。マクロン大統領はリトアニアを訪問し、明日チハノフスカヤ氏と会談します。
在ベラルーシ元アメリカ大使が、新しい大使をベラルーシに任命しないほうがよい、と言及しました。
今晩も各団地でデモ集会、人間の鎖が行われています。
私の家のマンションのエレベーターには反政府派の住人が作りのポスターを貼っています。
すぐに捨てられます。このようなポスターを貼るのはマンション経費の負担になるのでやめましょうという張り紙が上から貼られ、その張り紙もすぐに捨てられます。