9月14日早朝、サイバーパルチザンと名乗るハッカー(集団?)が、ゴメリ商工会議所の公式サイトを乗っ取りました。
ベラルーシ税務省の公式サイトも一部、閲覧できなくなりました。しかし今は全面復旧したと発表しています。
ベラルーシ外務省は、カトリックのコンドルセヴィチ大司教をベラルーシに入国させなかった件について、その理由を「パスポートが無効だったから。」と今日、発表しました。
そうだったら、当日そのように本人に説明すればよかったのに、今頃になってこんな発表です。数日前、ベラルーシ大統領はポーランドのせいと話していましたが。
ミンスク言語大学の入り口には警察官が複数詰めており、出入りする人をチェックするようになりました。
ミンスク言語学大学の教員140人と卒業生1900人が、学生への暴力的拘束に抗議する署名をしました。
ミンスク市内の三箇所の区役所に、「爆弾を仕掛けた。」という爆破予告の電話がかかってきました。
念の為職員は避難しましたが、実際には爆発はありませんでした。
昨日、ジョージノ市内で、デモ集会参加者を拘束中の警官がスマホで撮影していた女性の顔を拳で殴った事件について内務省は捜査をしているそうです。場合にはよってはこの警官は処分される可能性があり、また女性のほうも認可されていなかったデモ集会に参加していたことから拘束、逮捕される可能性があります。
危険なのでデモ集会に未成年の子どもを連れて行くのは禁止とされています。
今日、検察庁は法律違反なので、罰金刑を課す、あるいは子どもを危険にさらしているということで、保護者として責任を放棄していると見なし、子どもの命と安全を優先するため、無責任な親から子どもを取り上げ、特別養護施設に子どもを収容すると述べました。
ベラルーシでは、子どものいる家庭に1年に1回、役所の職員がやってきて、子どもが健康であるか、まともな環境の中、育てられているか確認に来ます。担任の先生も1年に1回ではないですが家庭訪問に来ます。
そこで、親がアル中などで、子どもが劣悪な環境、不衛生な住宅の中で育てられている、家庭な暴力を受けている、育児放棄されている、と判断されると、子どもは保護者から引き離され、「子どもの家」という特別養護施設に連れて行かれます。
保護者は親権を取り上げられる可能性もあります。
このような施設にデモ集会に子どもを連れて行ったら、子どもは収容されてしまうということです。
確かに、私だったら絶対に子どもをデモ集会に連れて行きませんね。
まず、大勢の人が密集しているので、別に治安部隊が来なくても、将棋倒しとかそういった事故に巻き込まれる可能性が高いですよ。
それに今はコロナウイルス感染のリスクがあるのに・・・と思います。
子どもをわざわざ連れて行く親は、子どもでも参加できる平和なデモ行進です、というのをアピールしたいのかもしれませんが・・・。
子どもからすると、迷惑な話ですよ。
ちなみに、ベビーカーに子どもを乗せて、たまたまデモ集会のそばを通りかかった場合も、運が悪ければ、一網打尽に拘束されるのでしょうか。そして、子どもは取り上げられ、施設に入れられてしまうのでしょうか。
以前、デモ参加者が治安部隊から逃れるためにバスに乗ってきて、次の停留所で止まったときにそのデモ参加者をねらって治安部隊が乗り込んできて、引きずり下ろしましたが、そのときのバスの乗客の中には当然デモは全く無関係の親子が乗っていました。
お母さんが必死で子どもを抱きかかえていましたが、暴力的な拘束がバスの中で行われているのを見て、この子どもは心に傷を負うのでは?と思いました。