ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者73975人。死者数744人

2020-09-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 9月12日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は73975人になりました。1日の新規感染者数は191人です。

 死者数は744人です。

 72547人が回復しました。

 164万件を超える検査数となりました。


9月12日、ヒロインの行進始まる。

2020-09-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 9月12日、午後2時からミンスク市中心部にある自由広場で多くの女性がデモ行進「ヒロインの行進」を始めました。

 午後3時には大型の護送車が旧市役所近くに来て、女性たちを次々拘束しました。

 悲鳴が上がり、追い詰められて近くのカフェに頭から飛び込んで逃げる人、匿う客・・・などで騒然となりました。

 逆に3人ほどの治安部隊を大勢の女性が取り囲み、覆面を剥がしたり、耳の鼓膜が破れそうな悲鳴を数十人で上げて、取り囲み、道端に押し返す一幕もありました。

 女性のデモ集会のシンボルとなったニーナさんが治安部隊に取り囲まれると、女性が大勢助けに行きました。「ニーナ! ニーナ!」と叫んで治安部隊を押し戻し、ニーナさんも、私を拘束するんなら、男らしく素顔を見せなさいよ! と言わんばかりに治安部隊の覆面を引っ張ったりしていました。

 さらに女性を拘束した護送車が発車しよとすると、ニーナさんはその前に立ちはだかりました。

 そのようすが「散歩してるの。」という感じなのです。

 護送車の運転手はクラクションを何度も鳴らしますが、ニーナさんは逃げません。

 とうとう護送車から治安部隊が二人下りてきて、ニーナさんの腕を取り、離れたところに押して行きました。その隙に護送車は発進。多くの女性を留置所に連行してしまいました。

 少なくとも37名が拘束されたようです。

 今までは拘束されるのはほとんど男性でしたが、今日は、女性を中心に拘束が始まりました。

 

  午後3時過ぎ、私の自宅の前の道路を白赤白の旗をつけたオートバイが50台ほど通り過ぎて行きました。

 どこへ向かっていたのかは分かりません。

 

 IT企業「パンダ・ドク」のマネージャー4人が逮捕された件についてですが、この会社は女性のデモ行進のスポンサーだったと国営テレビが報道しています。

 パンダ・ドクの銀行口座は捜査のため凍結されました。250人の従業員の給与も支払われなくなってしまいました。

 

 私が勤務する児童図書館の近くに小さい公園があって、そこにセメントで作られた大きいドラゴン(民話に出てくるタイプなので頭が三つあります。)があって、緑色のペンキが塗られていたのですが、雨風にさらされ、ペンキがはげてセメントの灰色が見えていた状態だったのですが、昨日何者かが赤と白のペンキでとてもきれいに塗り直しました。

 その人物は自分がペンキを塗っている様子も画像におさめて、メディアに渡しています。それでニュースになったのですが、土曜日の今日、近所の家族連れがやってきて、記念撮影したりしています。

 すぐそばの木に白赤白の旗もつけられているのですが、そこへこの公園の管理局の人らしいの来て、ペンキを塗り直すのは大変なので、旗だけでも取り外そうとしました。しかし住民たちが、文句を言って取り外すのを阻止しています。

  

 今日は独立広場の真下にある地下ショッピングセンターが閉鎖され、全店営業中止となっています。

 

 ベラルーシのサッカー選手およそ100人が暴力に反対するビデオメッセージを作成し、公開しました。

 ミンスク言語大学の教員もビデオメッセージを公開しました。

 


ベラルーシ・ロトのサイトがハッカー攻撃を受ける

2020-09-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

9月12日、ベラルーシ・ロトのサイトがハッカー攻撃を受け、トップページが

「チハノフスカヤさん、誕生日おめでとう! 1日も早く大統領になりますように。サイバーパルチザン」というメッセージに書き換えられました。

 同じハッカー(一人ではなく集団かも)のしわざです。

 チハノフスカヤ元候補は9月11日が38歳の誕生日でした。

 ベラルーシ・ロトとは、国が運営する宝くじのことです。

 当たると乗用車(国営企業製造の車)やマンション(公営住宅)、賞金(高い税金を払わないと受け取れません)がもらえます。

 宝くじ販売によって得られた収益は国が吸収。おそらく今は治安部隊のボーナスに充てられていると思います。

 ちなみにベラルーシ国立図書館が建設されるときの資金集めのためにこの宝くじの収益が使われました。

 国立図書館ロトという宝くじで、ベラルーシの公務員は全員買わされました。

 ミンスク市立児童図書館勤務の私も当然何回か買わされました。1回だけ一番下の金額が当たって、300円もらえました。でもそれ以上のお金を使って宝くじを買わされたので・・・

 ミンスク一の観光名所ということで、ベラルーシ人は(特にお役人関係の人は)外国人観光客に勧めるのですが、日本人の感覚からすると「は? 観光名所が図書館? 言葉分からないから本を見ても・・・ああ、屋上が展望台になっている? でも高層建築は日本のほうがずっと高くておもしろいし・・・。」という反応が多く返ってきます。仕方なく行ってみると、意外とおもしろかったという感想もよく日本人からもらいますが。

 わずかながらも建設費用を宝くじ購入で負担させられた私からすると、

「図書館なのにデザインがおかしい。」とか「観光地と言ってるけどつまらない。」などと言われると複雑な気持ちになります・・・。


テニス全米オープン、アザレンカ選手と大阪選手が決勝へ

2020-09-12 | ベラルーシ文化

 テニスの全米オープンの決勝戦、ヴィクトリヤ・アザレンカ(ベラルーシ)選手と大阪なおみ選手が対決することになりましたね。

 今、ベラルーシは珍しく世界でニュースになっているので、アザレンカ選手応援の声がベラルーシでは大きいです。

 アザレンカ選手はベラルーシのテニス選手ですが、前からベラルーシ国内では練習していません。よりよい環境を求めて海外に練習拠点を置いています。今はアメリカ。

 大阪なおみ選手も、二重国籍だったのか日本国籍を選択して、東京五輪にも日本の代表として出場予定で、でも住んでいるところや練習拠点はアメリカですよね。

 私としてはどちらが優勝してもうれしいですね。