9月4日午後1時ごろ、国立ミンスク言語学大学の学生が大学内で身柄拘束されたことに抗議して、国立文化芸術大学の学生がデモ集会を行いました。
デモ集会と言っても文化芸術大学らしく歌を合唱したりのデモです。
ミンスク言語学大学の学生が昼間拘束されたことについて、続報です。
大学のデジュールナヤを学生や教職員が責めています。
「治安部隊が大学内に入ってきたとき、どうして止めなかったのか。」
「治安部隊は25人もいて、止めることができなかった。内務省から派遣されてきたと言われたら、反対できない。」
午後3時、学生が身柄拘束されたことについて、抗議する学生デモが大学の前で行われています。
ベラルーシ内務省の報道官は、ミンスク言語学学大学に来たのは治安部隊ではなく、警察官です、と発表しました。
ミンスク言語大学で中国語を教えていた教員が「これ以上ここで働けない。」と辞表を出しました。
ミンスク言語学大学の学長が学生そして保護者とも話し合いの場を設けました。
保護者からは、「学生の身の安全を守るのも大学の役目。」「治安部隊を大学内に入れるのを黙認した。」と学長を非難する声が上がりました。
学長は「けして大学が治安部隊を呼んだのではない。向こうが勝手に大学に来た。」と主張。
保護者は治安部隊を「犯罪者」と呼んでいます。
拘束された5人の大学生のうち3人はその日のうちに大学に戻ってきました。しかも警察が送ってくれました。
午後3時半、国立ベラルーシ医大の学生が構内に集まり、拘束されたミンスク言語学大学の学生を支持する拍手デモを行いました。
ベラルーシ医大では、昨日大学の前で人間の鎖を作っていたところ、治安部隊が近づいてきたので慌てて逃げたのですが、そのうち、メインキャンパスに逃げた学生は、デジュールナヤに止められて、中に逃げ込むことができませんでした。
しかし別のんキャンパスにいたデジュールナヤは、逃げてきた学生を中に入れてくれました。
今日になって、その匿ってくれたデジュールナヤは解雇されました。
学生はその解雇に反対するデモ集会を行っています。
学長はデモに参加せず、授業に出るようにと学生に通達しています。