2021年8月5日、ベラルーシ大統領は、過激な思想(テロやクーデターなど)のベラルーシ人からは、ベラルーシ国籍を剥奪するという法令に署名しました。
ベラルーシは二重国籍は原則禁止です。例外的にロシア国籍とウクライナ国籍の二重国籍は認められていますが、国民の大部分はベラルーシ国籍しか持っていません。
もし二重国籍の人がベラルーシ国籍を剥奪されても、もう一つ国籍を持っているので無国籍にはなりません。しかしベラルーシ国籍しか持っていない人が剥奪されると無国籍になってしまいます。
無国籍のベラルーシ人が増えるかもしれません。一方で、国籍をすぐくれて自国に招き入れる国も出てくるでしょう。すでにベラルーシ人に対して、手数料を払えば国籍をあげますというサービスを初めている国もあります。国によってはお金さえあれば国籍が買える時代になりました。
今日はこのニュースのほか、ウクライナ大統領が、ドンバス地域の住民で自分をロシア人だと認識している人は、ロシアへ移住してください、という発言をしたというニュースもありました。
ロシア人はロシアに住めば良い、ということです。
実際にそうすることに決めた人に対して、おそらくロシア政府が対応策や支援方法を考えてくれるでしょう。
8月4日、ポーランドに到着したツィマノウスカヤ選手が今日、記者会見しました。日本とポーランドの関係者に感謝の言葉を述べ、ポーランドで競技を続けたいとしています。しかし、安全になったらベラルーシへ帰国したいとも話して、一方ですぐには帰れないことも理解しており、残された家族のことを心配しています。
亡命を決めたのは祖母からの電話で、ベラルーシ国内ではネガティブ・キャンペーンが張られ、特に「チーム・ドクターが精神状態がおかしい。」という診断を出した、選手村のルームメイトがネガティブな人物批評をしているといったことを心配して、このままベラルーシに帰国したら、精神病院に強制入院させられえるのではないか、と言ったから、だそうです。
(ツィマノウスカヤ選手、ベラルーシ国内にいるおばあちゃんがこんなアドバイスをしてくれたから亡命を決めたとか、ぺらぺらしゃべらないほうがいいですよ・・・。)
ベラルーシではすでに、刑務所ではなく精神病院に入れられた人もいます。工場の煙突に上って大声で大統領は辞任しろと叫んだ人などですね。こういう行動は精神異常によるものだとされます。
ツィマノウスカヤ選手は「政治亡命をしたのではない。私は政治に関心がなく、抗議活動にも参加していない」と強調する一方、「自分と同じような境遇のベラルーシ人を助けたい。」とも述べました。またポーランドを拠点に活動しているベラルーシ野党幹部とも面会しているので、結局政治的なものに関係してしまっています。
ベラルーシのスポーツ選手で反政府派はすでに出国しています。その数は数百人で、これからも(特にオリンピック終了後、スポーツのキャリアを終える選手も多いですから、それを一区切りとして)出国する人や、3年後のオリンピックにはベラルーシの選手として出場したくない、(いきなり練習したこともない競技をぶっつけ本番で出場しろと命令し、拒否するなら命をかけろ、というコーチの体質が今回よく分かったのですから、それでもいいという選手も、もう嫌だという選手も出てくるでしょう。)と考える選手が出てくることが予想されます。
ちなみにツィマノウスカヤ選手はベラルーシの選手としては、8月3日付で除名されました。もうベラルーシの選手としては、試合に参加できません。ポーランドの選手として出場する日のほうが近いでしょう。
国営テレビ局は、ニュース番組で「売名行為だ。」と中傷しましたが、ツィマノウスカヤ選手は政治家でも芸能人でもないので売名行為をして有名人になったところで、200メートル走の記録が上がるわけでもないです。
もうすでにこの亡命騒ぎについてはベラルーシの国営メディアは報道していません。
それより今は、国境での不法入国者問題で、リトアニア政府のネガティブ・キャンペーンをしています。国営テレビのニュースの
アナウンサーが、「リトアニア政府はこの問題について唾を吐きかけています。」などとトップニュースの冒頭で言いました。
北朝鮮のアナウンサーがアメリカのことをボロボロに言うのと共通していますね。
野党幹部のコレスニコワ氏とズナク氏の裁判が非公開で始まりました。それに先立ち、コレスニコワ氏は刑務所の中で、プロタセヴィチ氏のように、動画撮影に協力し、出演して言われたとおりの発言をするよう強要されたそうです。もちろんコレスニコワ氏は拒否。
今日の非公開裁判の最中、両手でハートマークを作ったり(去年の選挙戦でババリコ氏陣営のキャッチコピー)ダンスをしたりしていたそうです。
同じく6月1日の裁判中、自殺を図った人の裁判が継続中です。証拠として知人との電話の会話が録音されたものが流されたとき、興奮状態になり、叫びだしたので手錠をかけられ一旦休廷となりました。医師の診断では神経衰弱だということになっています。
ベラルーシは二重国籍は原則禁止です。例外的にロシア国籍とウクライナ国籍の二重国籍は認められていますが、国民の大部分はベラルーシ国籍しか持っていません。
もし二重国籍の人がベラルーシ国籍を剥奪されても、もう一つ国籍を持っているので無国籍にはなりません。しかしベラルーシ国籍しか持っていない人が剥奪されると無国籍になってしまいます。
無国籍のベラルーシ人が増えるかもしれません。一方で、国籍をすぐくれて自国に招き入れる国も出てくるでしょう。すでにベラルーシ人に対して、手数料を払えば国籍をあげますというサービスを初めている国もあります。国によってはお金さえあれば国籍が買える時代になりました。
今日はこのニュースのほか、ウクライナ大統領が、ドンバス地域の住民で自分をロシア人だと認識している人は、ロシアへ移住してください、という発言をしたというニュースもありました。
ロシア人はロシアに住めば良い、ということです。
実際にそうすることに決めた人に対して、おそらくロシア政府が対応策や支援方法を考えてくれるでしょう。
8月4日、ポーランドに到着したツィマノウスカヤ選手が今日、記者会見しました。日本とポーランドの関係者に感謝の言葉を述べ、ポーランドで競技を続けたいとしています。しかし、安全になったらベラルーシへ帰国したいとも話して、一方ですぐには帰れないことも理解しており、残された家族のことを心配しています。
亡命を決めたのは祖母からの電話で、ベラルーシ国内ではネガティブ・キャンペーンが張られ、特に「チーム・ドクターが精神状態がおかしい。」という診断を出した、選手村のルームメイトがネガティブな人物批評をしているといったことを心配して、このままベラルーシに帰国したら、精神病院に強制入院させられえるのではないか、と言ったから、だそうです。
(ツィマノウスカヤ選手、ベラルーシ国内にいるおばあちゃんがこんなアドバイスをしてくれたから亡命を決めたとか、ぺらぺらしゃべらないほうがいいですよ・・・。)
ベラルーシではすでに、刑務所ではなく精神病院に入れられた人もいます。工場の煙突に上って大声で大統領は辞任しろと叫んだ人などですね。こういう行動は精神異常によるものだとされます。
ツィマノウスカヤ選手は「政治亡命をしたのではない。私は政治に関心がなく、抗議活動にも参加していない」と強調する一方、「自分と同じような境遇のベラルーシ人を助けたい。」とも述べました。またポーランドを拠点に活動しているベラルーシ野党幹部とも面会しているので、結局政治的なものに関係してしまっています。
ベラルーシのスポーツ選手で反政府派はすでに出国しています。その数は数百人で、これからも(特にオリンピック終了後、スポーツのキャリアを終える選手も多いですから、それを一区切りとして)出国する人や、3年後のオリンピックにはベラルーシの選手として出場したくない、(いきなり練習したこともない競技をぶっつけ本番で出場しろと命令し、拒否するなら命をかけろ、というコーチの体質が今回よく分かったのですから、それでもいいという選手も、もう嫌だという選手も出てくるでしょう。)と考える選手が出てくることが予想されます。
ちなみにツィマノウスカヤ選手はベラルーシの選手としては、8月3日付で除名されました。もうベラルーシの選手としては、試合に参加できません。ポーランドの選手として出場する日のほうが近いでしょう。
国営テレビ局は、ニュース番組で「売名行為だ。」と中傷しましたが、ツィマノウスカヤ選手は政治家でも芸能人でもないので売名行為をして有名人になったところで、200メートル走の記録が上がるわけでもないです。
もうすでにこの亡命騒ぎについてはベラルーシの国営メディアは報道していません。
それより今は、国境での不法入国者問題で、リトアニア政府のネガティブ・キャンペーンをしています。国営テレビのニュースの
アナウンサーが、「リトアニア政府はこの問題について唾を吐きかけています。」などとトップニュースの冒頭で言いました。
北朝鮮のアナウンサーがアメリカのことをボロボロに言うのと共通していますね。
野党幹部のコレスニコワ氏とズナク氏の裁判が非公開で始まりました。それに先立ち、コレスニコワ氏は刑務所の中で、プロタセヴィチ氏のように、動画撮影に協力し、出演して言われたとおりの発言をするよう強要されたそうです。もちろんコレスニコワ氏は拒否。
今日の非公開裁判の最中、両手でハートマークを作ったり(去年の選挙戦でババリコ氏陣営のキャッチコピー)ダンスをしたりしていたそうです。
同じく6月1日の裁判中、自殺を図った人の裁判が継続中です。証拠として知人との電話の会話が録音されたものが流されたとき、興奮状態になり、叫びだしたので手錠をかけられ一旦休廷となりました。医師の診断では神経衰弱だということになっています。