8月7日、昨日はベラルーシからリトアニアへ国境を越えた不法入国者はゼロでした。本当に久しぶりですね。
今度はベラルーシからラトビアやポーランドの国境を超えて不法入国する難民の数が増えています。
リトアニアとの国境地帯でイラク国籍の難民の男性が重態で発見され、その後死亡した事件の余波と思われますがイラクとベラルーシを結ぶ飛行機のフライトをイラクの航空会社が無期限で停止しました。
死亡した男性の遺族がベラルーシへ来て遺体を引き取りましたが、イラクの飛行機でミンスク空港を出発したとき、リトアニアからベラルーシに戻されたイラク難民も同乗して帰国しました。
今日、リトアニア政府は同国内の難民キャンプに収容されている不法入国者に対し、300ユーロあげるから祖国に帰ってほしいと要請しました。難民保護にもお金がかかるのですよ。
それを知っていてベラルーシ政府が難民をリトアニアに押し付けているのですが、イラクのフライトがなくなったので、これからこの作戦は使えなくなってくると思います。
この問題への対応を協議するため、ECは18日、オンラインで内相理事会を開くことを検討しており、「不法移民を国家が武器として使っている」とベラルーシを非難しています。
ドイツ在住の陸上選手、ヤナ・マクシモワ選手が帰国しないことを8月4日表明しましたが、正式にドイツに難民申請をしたことを明らかにしました。
さらにツィマノウスカヤ選手がポーランドに亡命する前に、連絡を取り合っていました。それで当初、ツィマノウスカヤ選手はオーストリアかドイツに行きたいと話していたのかもしれません。
マクシモワ選手は去年8月のベラルーシの大統領選後、SNSに反政権デモを支持するメッセージを投稿。夫で陸上十種競技のメダリストでもあるアンドレイ・クラウチャンカは身柄拘束され、短期間ですが服役していました。
出所後、夫婦でドイツに移住。ツィマノウスカヤ選手と連絡を取り合い、自分たちもベラルーシに帰国しないと表明、そして亡命申請へという流れです。
ツィマノウスカヤ選手とその夫は、今回の亡命について、「私達は政治的ではない。政治的な発言や行動をしたことがない。」と一貫して純粋にスポーツのことしか考えていない態度を示していました。しかし、反政府派で、前科があり、ドイツへ脱出した陸上選手夫婦に、ツィマノウスカヤ選手は自分の亡命を相談していたのですか・・・
記者会見などで、政治には興味がない、私はただ走りたいだけと話しているツィマノウスカヤ選手とその夫は、ちゃんと政治のことを考えていると私は思います。表向きはそう言っておこうという状況なのでしょう。
どうしてもスポーツに政治はからんでくるものだと私は思っています。理想は切り離された状態ですけど、世の中そのようにはならないです。何をしていても政治に影響を受けます。
オリンピックの新体操で、日本文化をリスペクトした衣装やポーズを外国人チームが披露して、日本人が喜んでいます。
ベラルーシチームのポーズは日本の三猿だったという解説がありましたが、私が見た限りでは三猿のポーズには似てないと思いました。
もしそうだったとしたら、どうしてベラルーシチームは三猿をテーマに選んだのでしょう。三猿は皆さんご存知の、見ざる言わざる聞かざる、ですよ。
まさに今の閉塞感漂うベラルーシ社会を表す言葉です。
ベラルーシチームが意味を分かって三猿のポーズを取り入れたのだとしたら、それは問題ですよ。と思う前に、あのポーズは三猿ではないと思います。
それから、ツィマノウスカヤ選手を帰国させようとした二人のコーチ(資格剥奪済)ですが、S夫によると、ベラルーシに帰国後、特に処分は受けないだろうということです。
なぜなら、東京にいるときにチームドクターがツィマノウスカヤ選手を診察して、精神状態に問題があると診断し、それを受けて、全ての種目に出場しないほうがいいとコーチが判断したのだから、コーチの責任ではないので、処分は受けない。ツィマノウスカヤ選手は自分を診察したドクターはいないと否定していますが、チームドクターが「確かに私が診察しました。これが診断書です。」と提出したら、ベラルーシ五輪委員会としては、ドクターのほうを信用するでしょう。
もちろん、ドクターも処分は受けません。・・・ということでした。(あくまでS夫の予想。)
それよりツィマノウスカヤ選手を空港まで車で連れて行ったのに、トルコ行きのフライトに搭乗させるところまでしなかった、三人の屈強な男たち(ベラルーシ代表団関係者を名乗っています。これはコーチではないです。)のほうが帰国後、ツメが甘かったとかで処分を受けるかもしれません。(あくまで私の予想。)
すでにポーランドの新聞の第一面をツィマノウスカヤ選手が飾りました。(8月7日−8日付Gazeta Wyborcza紙)
顔写真とともに「刑務所か精神病院が待っているところへは帰らない」という見出しが大きく掲載されています。
新聞のトップページにこんな見出しですからセンセーショナルですね。
今度はベラルーシからラトビアやポーランドの国境を超えて不法入国する難民の数が増えています。
リトアニアとの国境地帯でイラク国籍の難民の男性が重態で発見され、その後死亡した事件の余波と思われますがイラクとベラルーシを結ぶ飛行機のフライトをイラクの航空会社が無期限で停止しました。
死亡した男性の遺族がベラルーシへ来て遺体を引き取りましたが、イラクの飛行機でミンスク空港を出発したとき、リトアニアからベラルーシに戻されたイラク難民も同乗して帰国しました。
今日、リトアニア政府は同国内の難民キャンプに収容されている不法入国者に対し、300ユーロあげるから祖国に帰ってほしいと要請しました。難民保護にもお金がかかるのですよ。
それを知っていてベラルーシ政府が難民をリトアニアに押し付けているのですが、イラクのフライトがなくなったので、これからこの作戦は使えなくなってくると思います。
この問題への対応を協議するため、ECは18日、オンラインで内相理事会を開くことを検討しており、「不法移民を国家が武器として使っている」とベラルーシを非難しています。
ドイツ在住の陸上選手、ヤナ・マクシモワ選手が帰国しないことを8月4日表明しましたが、正式にドイツに難民申請をしたことを明らかにしました。
さらにツィマノウスカヤ選手がポーランドに亡命する前に、連絡を取り合っていました。それで当初、ツィマノウスカヤ選手はオーストリアかドイツに行きたいと話していたのかもしれません。
マクシモワ選手は去年8月のベラルーシの大統領選後、SNSに反政権デモを支持するメッセージを投稿。夫で陸上十種競技のメダリストでもあるアンドレイ・クラウチャンカは身柄拘束され、短期間ですが服役していました。
出所後、夫婦でドイツに移住。ツィマノウスカヤ選手と連絡を取り合い、自分たちもベラルーシに帰国しないと表明、そして亡命申請へという流れです。
ツィマノウスカヤ選手とその夫は、今回の亡命について、「私達は政治的ではない。政治的な発言や行動をしたことがない。」と一貫して純粋にスポーツのことしか考えていない態度を示していました。しかし、反政府派で、前科があり、ドイツへ脱出した陸上選手夫婦に、ツィマノウスカヤ選手は自分の亡命を相談していたのですか・・・
記者会見などで、政治には興味がない、私はただ走りたいだけと話しているツィマノウスカヤ選手とその夫は、ちゃんと政治のことを考えていると私は思います。表向きはそう言っておこうという状況なのでしょう。
どうしてもスポーツに政治はからんでくるものだと私は思っています。理想は切り離された状態ですけど、世の中そのようにはならないです。何をしていても政治に影響を受けます。
オリンピックの新体操で、日本文化をリスペクトした衣装やポーズを外国人チームが披露して、日本人が喜んでいます。
ベラルーシチームのポーズは日本の三猿だったという解説がありましたが、私が見た限りでは三猿のポーズには似てないと思いました。
もしそうだったとしたら、どうしてベラルーシチームは三猿をテーマに選んだのでしょう。三猿は皆さんご存知の、見ざる言わざる聞かざる、ですよ。
まさに今の閉塞感漂うベラルーシ社会を表す言葉です。
ベラルーシチームが意味を分かって三猿のポーズを取り入れたのだとしたら、それは問題ですよ。と思う前に、あのポーズは三猿ではないと思います。
それから、ツィマノウスカヤ選手を帰国させようとした二人のコーチ(資格剥奪済)ですが、S夫によると、ベラルーシに帰国後、特に処分は受けないだろうということです。
なぜなら、東京にいるときにチームドクターがツィマノウスカヤ選手を診察して、精神状態に問題があると診断し、それを受けて、全ての種目に出場しないほうがいいとコーチが判断したのだから、コーチの責任ではないので、処分は受けない。ツィマノウスカヤ選手は自分を診察したドクターはいないと否定していますが、チームドクターが「確かに私が診察しました。これが診断書です。」と提出したら、ベラルーシ五輪委員会としては、ドクターのほうを信用するでしょう。
もちろん、ドクターも処分は受けません。・・・ということでした。(あくまでS夫の予想。)
それよりツィマノウスカヤ選手を空港まで車で連れて行ったのに、トルコ行きのフライトに搭乗させるところまでしなかった、三人の屈強な男たち(ベラルーシ代表団関係者を名乗っています。これはコーチではないです。)のほうが帰国後、ツメが甘かったとかで処分を受けるかもしれません。(あくまで私の予想。)
すでにポーランドの新聞の第一面をツィマノウスカヤ選手が飾りました。(8月7日−8日付Gazeta Wyborcza紙)
顔写真とともに「刑務所か精神病院が待っているところへは帰らない」という見出しが大きく掲載されています。
新聞のトップページにこんな見出しですからセンセーショナルですね。