2021年8月15日。日本は終戦記念日。ベラルーシにはない記念日です。ネット上で戦争体験者の方々のお話など読み、それと並んでアフガニスタンの首都がタリバン勢力に制圧されたニュース記事があり・・・今のベラルーシに住んでいる私としては、重い気持ちで過ごした一日でした。
アフガニスタン在住のベラルーシ人もタジキスタンに脱出しようとしているそうです。
ビテプスクの郷土史家が収集していた戦中のソ連兵士の写真をネット上で公開したところ、逮捕されて7日間の禁固刑の有罪判決です。どんな写真だったのか、私は見ていないので分かりません。
ベラルーシ政府は2025年までに公務員の給料を1,5倍にまで引き上げると発表しました。
インフレが今も続いているのですが・・・。2025年とは4年後ですか。1年後がどうなっているのかも予測がつかないですね。
ベラルーシは国外へ脱出するする人が増えて、ポーランドだけでもすでに12万人のベラルーシ人が移住しました。
人口950万人ほどの国で、数十万人規模で、特に若者世代が出国してしまうと、高齢化社会、労働者不足、少子化が進みます。
ベラルーシと日本の社会に共通点が増えます。
ポーランドに出国したベラルーシ人の若者はどんな暮らしをしている?というルポのような記事もネット上で読めえます。
家賃がミンスクより高いとか、書いてある記事も読みましたが、ワルシャワは大都会なのだから当然です。
それより、問題なのはベラルーシで空き家が増えていることです。
ポーランドなどに移住した人たちがかつて住んでいた家がたくさん売りに出されています。またベラルーシでは昨年だけで6万人が死亡し(コロナウイルスの影響だと言われていますが、はっきりしません。)一人暮らしをしていた高齢者が亡くなった後、その住居を受け継ぐ若い世代が外国へ行くなどして、空き家となり売りに出されるケースも増えているはずです。
ミンスクは首都なので、まだ流入してくる人口がありますが、それでも住宅価格は下落しています。
モスクワの富裕層が、ベラルーシ不動産を投資目的で購入する、というのが流行していましたが、あのときマンションなど買ったロシア人は今どう思っているでしょうか。
新築マンションは建設のスピードも遅くなっています。
戦争など起きたら、ますますベラルーシの住宅価格は下がるでしょう。それとワルシャワの家賃を比べられてもなあ・・・と思います。