ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年3月17日。ウクライナ侵攻から387日目

2023-03-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年3月17日。

 14日にアメリカの大型ドローンMQリーパーがが黒海に墜落した件で、ロシアは15日、同機の残骸の回収を試みると明らかにしました。アメリカは、ドローンのプロペラがロシアの戦闘機に接触して「飛行不能」になったため、損傷したドローンをわざと墜落させたと発表しました。
 そして今日、ロシア国防省は、ショイグ国防相がアメリカの無人機MQ-9 リーパーが、黒海で墜落する前に追尾していたSu-27戦闘機のパイロットに国家賞を授与したと発表しました。


 トルコは、ロシアとベラルーシの航空会社のボーイングとエアバス機への給油を含むサービスを拒否しました。
 どうしてトルコがこのようなことをするのでしょう。トルコはロシアとウクライナの仲介役を買って出ていたはず。ロシアへの経済制裁の抜け穴にもなっていたトルコ。それなのにロシアとベラルーシへの嫌がらせをするのはなぜなのか。先月トルコで大地震があったときは、ベラルーシの救助隊や軍医が救助活動をしていたのですが。もうロシアとベラルーシから距離を取りたいのでしょうか。


 国際刑事裁判所は今日、ウクライナの子どもの違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いで、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出しました。
 ウクライナ大統領府長官はソーシャルメディアへの投稿で、「これは始まりにすぎない。」と指摘。同国の検事総長もICCの決定を歓迎し、「これはウクライナと国際法制度全体にとって歴史的決定だ。」と書き込みました。
 ICCは合わせて、ロシアのマリア・リボワ・ベロワ大統領全権代表(子どもの権利担当)に対しても同様の疑いで逮捕状を出しました。

 ロシア大統領府報道官は記者会見で、同国はICCの管轄権を認めておらず、逮捕状は法的に「無効」だとの見解を示しました。
 ロシア外務省報道官は、
「ロシアは国際刑事裁判所のローマ規程の締約国ではなく、その義務を負わない。ロシアはこの機関に協力していない。」
と自身のテレグラムチャンネルに書きました。


 ロシア大統領とシリア大統領がモスクワで会談し、シリア大統領は改めてロシアによるウクライナ侵攻への支持を表明しました。