ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年6月12日。ウクライナ侵攻から475日目

2023-06-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年6月12日。
 ベラルーシはまた気温が下がりました。

 今日はロシアの「ロシアの日」。
 プーチン大統領は今日、演説で愛国心と祖国への貢献に触れ、ウクライナ侵攻への理解と団結を国民に呼びかけました。
 さらに現在が困難な時期であるとの認識を示しました。
 ウクライナの反転攻勢については言及しませんでした。

 ロシアの日をベラルーシ大統領も祝福。
 北朝鮮も祝福。ロシアと「戦略的協力をより緊密にしていく用意がある」とする祝電をプーチン大統領に送りました。


 ロシア大統領は今日、モスクワにある国防省の中央病院を訪れ、ウクライナで負傷した兵士らに国からの賞を授与。
 その上で兵士らに対し負傷からの回復後は引き続き軍務に就くよう促しました。


 ベラルーシのリトアニアとポーランドの国境地帯では長距離トラックの長い列が続いています。陸上輸送がスムーズに行われていない状況がずっと続いています。
 ロシアとの国境では何の問題もありません。ウクライナとの国境は原則閉鎖中。
 ベラルーシはロシアの地方都市との飛行機便を増設しています。今までは空の便がなかった中堅都市へ短時間でベラルーシから行けるようになりました。


 ベラルーシの個人事業主に高い税金が課せられるようになります。新しい法律が議会で審議中です。日本もそうですが、何でも税金税金です。


 アメリカの作家、エリザベス・ギルバートは今日、ロシアを舞台にした新作について、抗議が殺到したのを受け、出版を中止すると発表しました。
 1930年代のソ連を舞台に、独裁政権にあらがう一家の物語で、来年初めに出版の予定だったそうです。
 読んでいないからはっきり分かりませんが、そんなにひどいテーマではないと思います。しかし、まあ、とにかく今はロシアとかソ連をテーマにした文学作品はアメリカでは新しく発表できないのかと思いました。
 それはそれで表現の自由がない感じです。政府による検閲ではなく、ネット民による非難発言による抑圧と言っていいのではないですか。


 ブリンケン国務長官は今日、ロシアでアメリカ人男性のトラビス・リーク氏が拘束されたと明らかにしました。リーク氏はロシアのロックバンドで活動していたミュージシャンで、麻薬取引に関与した疑いで逮捕されたということです。