ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年6月23日。ウクライナ侵攻から486日目

2023-06-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年6月23日。

 今日も朝からヘリコプターの音がうるさかったです。

 ロシアの外務次官は今日、ベラルーシに配備した戦術核兵器について、配備した数や実験などの詳細をアメリカに伝えない考えを示しました。

 
 ベラルーシでは医師不足が続いており深刻化しています。
 この1年間で専門医、救急隊員、看護師の求人数が大幅に増加しました。
 今日の時点でベラルーシ全国の求人情報で「専門医」と検索すると4945件の結果が出るそうですが、1 年前の2022年6月24日時点では3,863件の求人でした。
 一方でミンスクで平均2,400 ルーブル以上の高給をもらっている医師は230人だけです。
 看護師の求人も今年は4,141 件 (1 年前は3,379 件)、救急隊員の欠員が 1,287 件(1 年前は 1,188件) あります。看護助手の求人は444件 (1年前は481 名)。
 特に地方での医療従事者不足が目立っています。日本でも同様でしょうか。
 ベラルーシの場合は医療従事者の給与が少なすぎる割には責任重大で、コロナのときには激務。
 おまけにポーランドやドイツなどへ転職移住する人が2020年以降増えました。

 日本の場合は少子高齢化で人口の減少が始まっていますが、ベラルーシはせっかく出生率が上がっても、外国へ出て行ってしまうので、人口減少、そして人手不足が社会問題になりつつあります。