■所有のミズノマリンバ(水野三郎氏製作・水野楽器製作所)のご紹介。
●音域:C28-C76 4オクターブ
●鍵盤数:49鍵
●低音部23音 2連共鳴管(短管着脱式)
●桁、共鳴管折り畳み式
●製作年代:1970~80年代
水野三郎氏は岐阜県多治見市でプロ演奏家のためにハンドメイドマリンバを製作していた孤高のマリンバ製作家でした。
水野氏の製作する一切の妥協を許さないマリンバは、眼鏡にかなったプロ演奏家でなければ製作してもらえない機種もあったことなどから、幻のマリンバとされ今でも多くのプロ演奏家が好んで使用しているほどです。
4オクターブのコンサートマリンバ。選びぬかれた材料で製作され深く豊かな音色です。 低音部23音は2連共鳴管です。通常の長管と着脱式の短管。2連にすることでクリアな音色から倍音の多い深くコクのある音色に変化します。ミズノマリンバは豊かな倍音と音色で、楽器全体の響きも非常に良いと言われています。
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自分は学生時代に東京上野にある芸術大学に行っていましたが、専攻は驚くなかれマリンバです。
当時ドラムセットでの仕事が忙しくなり1年で中退してしまったので、レッスンはほとんど受けて
おらず、マリンバはまともに触ったことがありません(いま会社には大型のマリンバがありますが……)
噂には聞いていましたが、このマリンバは非常に音楽的に鳴る楽器で、低音部から高音までの
つながりと響きは最高でウットリします。低音部の2連共鳴管が良いのかもしれません。
マレットでロールしてみると連続したサウンドに聴こえてくるポイントがあり、ゴトゴト
となるような無粋な感じはありません。
これがあれば5オクターブマリンバは必要ない気もします。
もちろん音域が不足していることは間違いないですが、ドラムセットで言えば5オクターブマリンバは
ツーバスやタムが5つも6つもある多点セットと同じで、それでできることは音色とか楽器全体の共鳴
(まとまりとしての楽器鳴り)が失われている気がします。
特に拡張されたLOW低音域の鍵盤はヒットした後にチョークする(詰まる)感じで、高音部は
ロールすると鍵盤の鳴りが付いてこなくて上手く振動しない。そして一番の問題なんですが、
マリンバ等の鍵盤打楽器は音色の変化がほぼゼロ「デジタル的」で、自分は好きではないのです。
また音色のバリエーションを求めるために、高価なマレットを数十組揃えるのは、
コストがかかり過ぎで、ある意味で「自分の音」という個性を否定してる可能性もあるでしょう。
だいたい左右に動いて演奏できる限界は4オクターブまでじゃないでしょうか。
人間は手を広げると自分の身長くらいの幅になります。つまり160~170㎝あたりが幅の基準で、
それ以上に横幅があると演奏者が「反復横飛び」のようになり、ぎこちなくなります。
ピアノが100鍵盤あっても音楽表現はさほど広がらないと思いますがどうでしょうか?
打楽器の特性で「ある程度以上に強くヒットするとディケイ(余韻)が短くなる」つまり音が短くなって
スタッカートになる、ということを今一度認識する必要があるかもしれません。
縁あって良い楽器が自宅に来て、これからの練習がとても楽しくなります。
この楽器で学生時代にやり残したことが少しでもできるようにします(反省~m(__)m)
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●音域:C28-C76 4オクターブ
●鍵盤数:49鍵
●低音部23音 2連共鳴管(短管着脱式)
●桁、共鳴管折り畳み式
●製作年代:1970~80年代
水野三郎氏は岐阜県多治見市でプロ演奏家のためにハンドメイドマリンバを製作していた孤高のマリンバ製作家でした。
水野氏の製作する一切の妥協を許さないマリンバは、眼鏡にかなったプロ演奏家でなければ製作してもらえない機種もあったことなどから、幻のマリンバとされ今でも多くのプロ演奏家が好んで使用しているほどです。
4オクターブのコンサートマリンバ。選びぬかれた材料で製作され深く豊かな音色です。 低音部23音は2連共鳴管です。通常の長管と着脱式の短管。2連にすることでクリアな音色から倍音の多い深くコクのある音色に変化します。ミズノマリンバは豊かな倍音と音色で、楽器全体の響きも非常に良いと言われています。
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自分は学生時代に東京上野にある芸術大学に行っていましたが、専攻は驚くなかれマリンバです。
当時ドラムセットでの仕事が忙しくなり1年で中退してしまったので、レッスンはほとんど受けて
おらず、マリンバはまともに触ったことがありません(いま会社には大型のマリンバがありますが……)
噂には聞いていましたが、このマリンバは非常に音楽的に鳴る楽器で、低音部から高音までの
つながりと響きは最高でウットリします。低音部の2連共鳴管が良いのかもしれません。
マレットでロールしてみると連続したサウンドに聴こえてくるポイントがあり、ゴトゴト
となるような無粋な感じはありません。
これがあれば5オクターブマリンバは必要ない気もします。
もちろん音域が不足していることは間違いないですが、ドラムセットで言えば5オクターブマリンバは
ツーバスやタムが5つも6つもある多点セットと同じで、それでできることは音色とか楽器全体の共鳴
(まとまりとしての楽器鳴り)が失われている気がします。
特に拡張されたLOW低音域の鍵盤はヒットした後にチョークする(詰まる)感じで、高音部は
ロールすると鍵盤の鳴りが付いてこなくて上手く振動しない。そして一番の問題なんですが、
マリンバ等の鍵盤打楽器は音色の変化がほぼゼロ「デジタル的」で、自分は好きではないのです。
また音色のバリエーションを求めるために、高価なマレットを数十組揃えるのは、
コストがかかり過ぎで、ある意味で「自分の音」という個性を否定してる可能性もあるでしょう。
だいたい左右に動いて演奏できる限界は4オクターブまでじゃないでしょうか。
人間は手を広げると自分の身長くらいの幅になります。つまり160~170㎝あたりが幅の基準で、
それ以上に横幅があると演奏者が「反復横飛び」のようになり、ぎこちなくなります。
ピアノが100鍵盤あっても音楽表現はさほど広がらないと思いますがどうでしょうか?
打楽器の特性で「ある程度以上に強くヒットするとディケイ(余韻)が短くなる」つまり音が短くなって
スタッカートになる、ということを今一度認識する必要があるかもしれません。
縁あって良い楽器が自宅に来て、これからの練習がとても楽しくなります。
この楽器で学生時代にやり残したことが少しでもできるようにします(反省~m(__)m)
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