音楽の森とタイニーハウス

茨城県山間部のログハウス&音楽研修施設

地形図に名前のない山

2008-05-24 | シェルター建築

「古代人の生活の香り」がする。縄文人が山裾で生活していたであろう雰囲気がその土地にある。東京から車で1時間で到着する標高400mの山の中腹に「Shelter & Field」の予定地がある。

この山は以前は著名な鉱山であった。近くの地名には「ハッタン」などがあり、アイヌ語(縄文語または源日本語としてのヤマト語)で「パッタン=pa-tanne=頭(が)・長くある、尾根の頂が長く続いている地形」と解釈される。この山が「峰山」などと呼称されていることからも古代語の継承が読み取れる。

この地域には「谷津=ya-tu=湿地」「愛宕山=a(我らの)-tap-kop(タンコブ)山」「金毘羅山=kamuy(神さまの)-pira(崖)山」と解釈できる古語地名が多くある。また麓には都市から移住した人たちの集落があり、陶芸家、デザイナー、建築家、染色家、海外からの移住者など多くのアーティストが創作活動をおこなっている。

谷津田とほたる

2008-05-22 | 季節と自然
                            Photo by A.Kondo

「たんぼ」と「ほたる」。どちらも都市生活者には無縁なものだ。
シェルター周辺では田植え時期にホタルが乱舞するらしい。
この美しい谷津田の風景はいつまで残るのだろうか…。

シェルター&フィールド

2008-05-20 | 神道的生活
                            Photo by A.Kondo

Shelter /シェルター/「群れの保護」が原義
 1.避難所 ; 隠れ場 ; 雨宿りの場所
   小屋 ;〈雨露しのぐ〉宿,住い
 2.〔…からの〕保護,避難
 3.〔ホームレスの〕収容施設

Field /フィールド/「ある特定の広がりを持つ場」が原義
 1.野原,原,野 《豊穣・無限の可能性の象徴》
 2.実地の場,現場
 3.戦場

『私たちが純粋で直接的な経験をするために、
 象徴的知識を使うのをやめ、
 つまりしばらくのあいだ論理的な考え方をやめ、
 そのかわり自分自身の感覚が告げるものに頼るようになれば、
 その不思議な力と出会い、理解することができるようになる…』 
 < ライアル・ワトソン>