「古代人の生活の香り」がする。縄文人が山裾で生活していたであろう雰囲気がその土地にある。東京から車で1時間で到着する標高400mの山の中腹に「Shelter & Field」の予定地がある。
この山は以前は著名な鉱山であった。近くの地名には「ハッタン」などがあり、アイヌ語(縄文語または源日本語としてのヤマト語)で「パッタン=pa-tanne=頭(が)・長くある、尾根の頂が長く続いている地形」と解釈される。この山が「峰山」などと呼称されていることからも古代語の継承が読み取れる。
この地域には「谷津=ya-tu=湿地」「愛宕山=a(我らの)-tap-kop(タンコブ)山」「金毘羅山=kamuy(神さまの)-pira(崖)山」と解釈できる古語地名が多くある。また麓には都市から移住した人たちの集落があり、陶芸家、デザイナー、建築家、染色家、海外からの移住者など多くのアーティストが創作活動をおこなっている。