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久しぶりに車の中でも手がかじかんだ!
相変わらず帳簿と格闘の毎日。
数字相手は目が痛い!
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藍染め作家・田中賢二家愛猫,空ちゃんと海ちゃん。2匹とも♂です。
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更科そばのサラちゃんはきれいな三毛の女の子。
猫舟にモグラをプレゼントしてくれました。
まだ生きていたので即お庭へ逃がす!
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お部屋の障子の一か所が猫のための出入り口になっていました。
おデブのサラちゃんもちゃんとそこから出入りできてる!
さて、本日は息抜きにおもしろい話をひとつ
それはふんどし物語
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賢二さんの奥さま、田中藍子さんが教えてくださったお話です。
猫舟は大笑い、とっても気に入りました。
これは友禅職人の岩原俊氏が風車通信77号で書かれたお話です。
岩原さんには無断で抜粋を紹介させていただきます。
(これも著作権にひっかかるのかな?原文を読みたい方は風車通信を探してね)
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主なお客は江戸住まいの比較的身分の低い独身の武士、または単身赴任のお侍さんたち。
契約すると何日かに一度、きれいに洗濯されたふんどしが届けられる。
当時のふんどしの素材は木綿(殿様たちは絹か?)6尺ふんどしというやつ。
約1メートル80センチくらい?
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素材は麻。ふんどしではありません。
ふんどしがある程度くたびれてくると別の業者に買われる。
業者はそれを藍で染めて野良着に仕立て、北前舟に乗せ東北一円で売りさばく。
藍で染めると生地の強さが強化されるらしい。
黄ばんだところもめだたなくなるしね。
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農家の人たちはそれをつぎをあてるまで大事に着る。
刺し子をしたりして。
いよいよ着られなくなったボロはまたまた他の業者に引き取られる。
当時の庶民の普段着や布団皮は藍染めが多かったらしい。
藍染めのボロは一か所に集められ、洗濯して汚れをきれいに落とした後,臼でつかれる。
臼でつくと藍の微粒子だけが木綿の繊維から離れて臼の底に沈殿する。
大変な時間と労力がかかりそう!
集められた藍の成分ににかわを混ぜて、おとなの小指ほどの大きさに固める。
それが藍棒という藍色の原料となる。
藍棒を水にとき、よくすり、濃く使えば紺色に、薄く使えば水色になる。
安藤広重のヒロシゲブルーも葛飾北斎の海の色も皆藍棒のおかげとか。
岩絵の具の群青や緑青は高価過ぎて染物や大衆的な浮世絵には使えなかったらしい。
(今でも高い!)
で、藍を抜かれた木綿のボロは紙の原料となる。
紙の屑と混ぜて漉きかえされ、ちり紙や落し紙(トイレットペーパー)になる。
ここからは猫舟追記。
当時の汚物は大切な肥料だったから、落とし紙入り汚物は業者に買われ畑にまかれたのでしょう。
そして、畑からは新しい藍の植物が育って。
これぞ空極のリサイクル
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貸しふんどし
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すごいです。どこにも無駄がない!
昔の日本人は偉かった。
田中賢二氏がいかに藍をかけると強いか見せてくださいました。
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白い部分、藍がかけられてないところはぼろぼろ
藍で染めてある部分は少しもほつれが見えません。
藍!恐るべし!
田中賢二氏の工房です
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