画像は、2015年9月3日に上海市内の地下鉄2号線、中山公園駅ビル内にある電気店にて撮影。
SONY製のテレビに写し出されているのは、北京の天安門広場で行われた「抗日戦争勝利70周年」
を記念した大規模な軍事パレードの様子で、国定祝日だったこの日、私が偶然店内で撮影したもの。
ネットニュースを見ていて知ったのですが、SONYが盧溝橋事件(日中戦争のきっかけになった事件)
の日に新製品を発表するとの広告を出したところ、「国家の尊厳を損なうものであり違法である」
として、100万元(今日のレートで1800万円位)の罰金を科されたとの報道を見ました。
これを受けてSONY社は「不適切だった」と謝罪をしたうえで新製品の広告を取り下げたらしい。
何をもって国家の尊厳を損なったのか全くの謎であるが、こんな理不尽な事がまかり通るのがこの国であり、
「各国(特に日系企業)が中国に進出する最大のリスク」だと思います。
ちなみに中国内では、この日以外にも「日本人が外出するのに注意しなけれなならない日」が複数存在します。
内陸部の街食堂に一人で入った時、店内のテレビで日本軍の反日ドラマが放映されていて、私が入店した途端
ガヤガヤしていた店内が一瞬「シーン…」となって微妙な空気になった事を思い出しました。
因縁のひとつでも付けられるかな…と構えながらラーメンを食べて店を出ましたが、その時は無事でした。
安全な日本に住んでいるととても信じられない話なのですが、これが現地に住んでみて体感したリアルです。
今後もたまにこの様な事も書いて行こうと思います。
※一部、誤字を修正しました。
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