手づくり福神漬け♪

　　　　　　　　　　＜自家製　福神漬けをつくってみました♪＞

二学期がはじまり
まだ「秋」とはいえないけれど、「秋」の入り口に立ち、
家族ひとりひとりがそれぞれの方向に向かって歩きはじめた。

　２０１０　秋

台所にひとり、パタンと戸棚を閉めながら「う～む。」と考える。
そして、しばらくしてから
私らしく「おいしい秋」にしよう～！と思い立つ。

「夏」よりもちょっこし時間をかけ、
「夏」よりもちょっこしこだわりをもつ。

そんな料理をつくれるのが「秋」だから・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そんなわけで、手づくり福神漬け♪

材料のお野菜は、
ニンジン1本、ナス１本、キュウリ１本、
大根100g、レンコン150g、しいたけ2枚、生姜１かけ。
（ほんとうはミョウガやしその実を入れるとよいそうなのですが、
　我がオットが苦手なので入れるのをやめておきます。）


＜まず野菜の重さの２％の塩で漬け込みます。＞
一日目の作業はここまで。　これで、一晩寝かせます・・・。

ちょっとお知らせ～とばかりに、
「今日は福神漬けをつくるよ～！」と宣言しちゃったものだから
「えっ、今日はカレーじゃないの？」とがっかりなオット。
じっくりじっくりつくるんです・・・・・「秋」だから。


＜一晩漬けた野菜をギュギュっと絞り、漬け汁に入れます。＞

とにかくたくさん水分が出るので
ざるにあげてからギュギュっと絞りました。
しっかりと絞るのがポイントだそうです。

＜漬け汁＞
醤油、酢、水　各100cc
みりん、酒　　各50cc
砂糖　90g（お好みで）、昆布5cm ・・・を火にかけ煮立たせたもの。


＜さらに漬け汁が半量になるくらいまで煮詰めます。＞

「出来たの？福神漬け・・・。」
日曜日の夕方、
オットは何かと台所に現れては消えていく。

「いや、まだこれだけでは完結とはいえない。」・・・・と私。

そう、
福神漬けにはなくてはならない壮大なストーリーを
まだつくっていないのだ。

「筋書きが出来てるわけですな・・・。」

カッカッカッ♪と笑いながらビールを１本冷蔵庫から取り出し
また消えていくオット。

そして、約１時間後、


＜壮大なストーリーの出来上がり～♪…盛り方、欲張りすぎ～。＞

今日の主役はカレーじゃなくて
ゆっくりじっくりつくった手づくり福神漬け♪

「どう？どう？」と福神漬けの味をわざわざきくのもなんだか新鮮。
楽しい夕食となった。

いつもはスーパーでちょちょいと買ってしまうものも
時間をかけ、できあがりを楽しみに待つことで、
小さな世界が広がっていくような気がする。

「夏」に眠っていた「秋」の妖精たちが
魔法をかけてくれたかな？

さあ、次の「おいしい秋」はなににしよう？

　秋だもの　　じっくりゆっくり　　つくりましょう
　　　背筋を伸ばして　　おいっちにっさん！
　　　

台所に立ちながら、
私も「秋」に向かって１歩踏み出せたみたいだ。