台風以来、二日ぶりに散歩に出かけた。
ちょっと半袖では寒かった。もう秋なのね・・・。
というより、やっと秋なのね。
服を春秋モノに換えなければ・・・。
関係ないが、兄貴に勧められて日系イギリス人作家、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで(Never Let Me Go)」を手に入れた。
「お前ならわかるだろう」的なことがメールに書いてあった。たぶん、運命に翻弄されたりトラウマ関係があったりするのだろう。
勧めておいたくせに「調子の良いときに読め。調子の悪いときには読むな。重い。」そうである。
カズオ・イシグロの噂は前から聞き及んでいたから、よい深い作家なのだろう。思っていたよりも文庫本は厚い。
さてはて、読むべきか読まざるべきか、まあ、読む気になったら読もう。
いままで一番重かった本はM.ギルモア(村上春樹訳)「心臓を貫かれて」だ。悲しいかな、この本は小説ではなく実話をもとにしている家族史だ。「不幸しか選び取れない育ち方」というものを本当に考えさせられる。