NHKの大河ドラマ『龍馬伝』も今度の日曜日が最終回になった。
龍馬暗殺者は、京都見廻組の今井何某に設定された。
結局、龍馬暗殺の歴史ミステリーへの挑戦は無かった様だ!
開国を唱えた幕府が、尊王攘夷を訴えた薩長などの統幕藩に潰され
結局、日本は開国した。その歴史上の大きな転換期のうねりの中で
何故、新政府が開国していったのか(否、開国せざるを得なかった)
を垣間見れたと思うが、結局龍馬一人の力ではなく外圧だったのだ。
最初に坂本龍馬を英雄視したのは、司馬遼太郎氏だったのだろうけど
その時代に『ちょっと待って、それ可笑しくない?』と異論を唱えた
論評があれば、平成の時代になっても龍馬がこれほど英雄になれた
かは判らないかもしれない。
鎌倉時代から続いた670年間の武士の意識改革をたった一人で武士
の時代に終止符を打つ事は、想像を絶する出来事だったと思う。
終戦後65年も押し付けられた憲法でさえ改憲できない近代人である。
龍馬の背後には、当時の大英帝国の日本殖民の謀略があったとした
方が龍馬のエージェント的活躍を納得する事が早いかも知れない。
結局、日本人は外国からの圧力がなければ国内の変革も成し遂げられ
ない国家なのか!? (多分そうだろう)
朝鮮半島がなんだかきな臭い状況になりそうだ。
情報収集さえ満足に出来ない日本は、まずプロ野球やバレーボールの
情報戦から見習おうヨ、幕末脱藩した坂本龍馬の様な浪士達はみな、
各藩の情報収集者(スパイ)だったと云う説もある。
江戸時代から各藩は、いや日本人は自分達の生き残りに関しては
必死だったはずなのだから・・・
※龍馬も見たであろう石鎚山系のシルエット(11.24)