玄関戸を開けたら銀木犀の甘い仄かな香りが漂ってきます。
私がこの家に来て、1年余りが経ちました。
庭の草木の移ろいが季節を一巡して、私も少しずつですが
この家と土地と地域の神々に見守れてきた感じがします。
山川草木(さんせんそうもく)悉皆成仏(しっかいじょうぶつ)
と言ったのは釈尊でした。
日本人も昔から、山川草木に霊力が宿ると考えていました。
私Rも大地や自然の力には及びませんが、女性特有の母性
愛でHとHの家族を私の霊力で守って生きたいと思います。
銀木犀の背後には赤い実を付いた南天が、音が「難を転ずる」
に通ずることから縁起の良い木とされ、また玄関のまん前には
白い山茶花が同時に花をつけました。
私がここで近い将来、いろいろな人を心から迎える事が出来る
ようにこの家と土地を守って生きたいです。