映画「武士の家計簿」を観てきた。
娯楽映画(エンターティメント)としては少し物足りなかったが、
自分の生活を見直す機会にもなった。
幕末の借金まみれの武士の家を、刀でなく算盤で救った実話だそうだ。
昨今、『断捨離(だんしゃり)』という言葉を発見する。
断捨離とは、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」をもとに生まれた言葉
断=入ってくる要らないモノを断つ
捨=家にはびこるガラクタを捨てる
離=モノへの執着から離れ、ゆとりある”自在”の空間を創る
つまり、「家のガラクタを片づけることで、心のガラクタをも整理して、人生をご機嫌へと入れ替える方法」
掃除をしたり、モノを捨てたりすると、なぜか心も軽くなる、というのは誰もが経験していること
一昔には、「捨てる技術」というベストセラーもあった。
なかなか捨てられないモノをいかにして捨てるか、捨てることによって
自分の本当の生活を見直そうとする行動原理を誘う私のバイブルでもあった。
出口の見えない不況の昨今だからこそ、自分の周囲を見渡して本来の生活を見つけるのだ!
溢れるモノを収納する工夫をする事も大事(!?)だろうが、思い切って捨てる事も
自分の「内在智」(心や体を快方向に導くセンサー)を磨くための行動へのメソッドなのだ。