真鍋家住宅

2011-06-24 | 四国の建物風景

 

         四国中央市に存在する平家落人の家

                                 『真鍋家住宅』 重要文化財

 

 

四国中央市内から南の四国山地へ車で約30分ほど入る。

山道から徒歩で少し降りた大木の緑にうっそうと囲まれた

日影の場所に立つこの家は、江戸時代中期のものだ。

 

玄関を入ると土間(タタキ)、昔懐かしい上がり框は本当に70~80cmありそうだ。

その框の下には地下に掘った芋蔵もある。

 

勿論、天井は高く暗く煤けている。

間取りは座敷がメインで、あとは部屋の形を成していない。

座敷の奥には、落人の住まいらしくオク(隠れ部屋)もある。

しかし、近隣との繋がりを結ぶもある。

 

 

                                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで何人が暮らしていたんだろうか?

夫婦と子供二人、決して二人の子供にそれぞれ部屋はないけれど

むしろ家族が寄り添って、家事を分担しながら清貧な生活をおくるには

足りた広さではないのか・・・!?

 

              マイホームって、この広さで実は十分なんだ!  ・・・ と思う家だった。

 

 



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1 コメント

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風土と建築 (t_matsunaga)
2011-06-24 22:35:05
そこには生活が有りました。今尚その生活が続いているかのように感じられます。
その地の気候風土に適した工夫が各処に見られます。
”住まい”は形から造られるものでは有りません、生活そのものが形となって表れた結果です。
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