立秋も過ぎ 朝晩はずいぶんしのぎやすくなりましたね。
皆様いかがお過しでしょうか?残暑お見舞い申し上げます。
日本選手メダルラッシュに湧くロンドン五輪ですが 競技最終日を迎え悲喜こもごも。
色々ありましたが とりわけ 女子レスリングの3選手 金メダルはお見事でしたね。
伊調 馨・吉田 沙保里両選手の五輪3連覇の偉業達成の脇に 五輪初出場で女子レスリング3個目の金メダルを獲得した小原 日登美選手良かったですね。
小原 日登美(おばら ひとみ(旧姓・坂本)、1981年1月4日 - ) 青森県八戸市出身。陸上自衛官(現在の階級は1等陸尉)。
・小原選手のこれまでのレスリング世界選手権 での成績:
金 2000 ソフィア 51kg級
金 2001 ソフィア 51kg級
金 2005 ブダペスト 51kg級
金 2006 広州 51kg級
金 2007 バクー 51kg級
金 2008 東京 51kg級
金 2010 モスクワ 48kg級
金 2011 イスタンブール 48kg級
・レスリングアジア選手権 での成績:
金 2000 ソウル 51kg級
金 2005 武漢 51kg級
そして 2012年ロンドンオリンピック女子レスリング48kg級・金メダリスト。
女子レスリング48kg級の坂本真喜子は妹、また女子レスリング67kg級の坂本襟はいとこ。身長155cm。八戸工業大学第一高等学校-中京女子大学(現・至学館大学)卒。
青森・八戸キッズでレスリングに取り組み、1998年に全国高校生選手権50kg級で優勝。1999年に全日本女子学生選手権51kg級と全日本選手権で優勝。2000年はアジア選手権で勝ったあと世界選手権で優勝。
2001年に世界選手権連覇を達成した後、ひざの手術などで戦列を離れたが、2004年に復帰し、カナダカップとワールドカップで優勝。2005年はワールドカップの出場を逃したものの、アジア選手権で優勝し、世界選手権で4年ぶりに優勝。全日本選手権でも勝利。2006年と2007年の世界選手権で連覇を達成。
ここまで紹介すると 順風満帆 まさに無敵の感じはするのですが・・・
坂本選手が所属する51kg級は北京オリンピックで実施されないため、北京オリンピックは55kg級で出場を目指す予定に。 ところが坂本選手が北京オリンピックの出場を果たすには、同階級で抜きん出た実力を誇る無敵の女王吉田沙保里選手を倒さなければならなかったのです。
2007年1月の全日本選手権で坂本は吉田と対戦し、坂本選手は完敗に終わりました。あの吉田選手と競うことになるなんて。 これも 人生の 運なのでしょうが・・・。
また、同年4月のジャパンクイーンズカップ準決勝で坂本は松川千華子に敗れ、吉田が優勝したため、同年9月開催の世界選手権の55kg級の代表は吉田に決定。世界選手権で吉田が優勝し、北京オリンピックの代表に決定したため、北京オリンピック出場の可能性は消えていきました。
ここまで いくと 本当に「人に歴史あり」ですが この後も話は続きます。
2008年の世界選手権での優勝を最後に現役を引退。11月11日、防衛大臣浜田靖一から、女性自衛官としては初となる第1級賞詞(第1級防衛功労章)が授与されたそうです。
現役引退後は妹真喜子の指導に当たっていたが、2009年12月26日、その妹が結婚を機に競技生活から身を引くことを明らかにしたため、日登美が現役復帰することを表明。 ここから48kg級でロンドンオリンピックを目指すこととなったのです。
復帰後 2010年9月に行われたレスリング世界選手権モスクワ大会で7度目の優勝。2010年10月、自衛官で元レスリング選手の小原康司と結婚したことを公表すると共に現役選手も続行。
2011年9月13日に登録名を結婚後の戸籍名である『小原日登美』に変更したことを発表。
同月、イスタンブルで開催された世界選手権で8度目の優勝。12月の全日本選手権でも優勝し、ロンドンオリンピック女子48kg級の日本代表選手に決定しました。 やっと五輪出場決定 良かった良かった。
そして 2012年8月9日、ついにロンドンオリンピック女子48kg級で悲願の金メダルを獲得。
夫も自衛官であり、練習をビデオに撮るなど、練習をサポートしています。
金メダルを獲得したあとの歓喜の行動が忘れられません。努力が報われた瞬間でもありました。
「人に歴史あり」 嬉しくなるような人間ドラマです。
まだまだ暑さが続きます。 暑さを乗越え 皆様ご自愛いただきますように。
今日もお立ち寄り戴き 有難うございました。
注)ブログ記事のうち「小原 日登美選手」については Wikipediaから抜粋・加筆したものです。
もうひとつのブログ
◆2013年6月から4Travel. 「Donkyさんの旅のブログ」」(2013年6月投稿開始)は
URL:http://4travel.jp/traveler/donky2013/