丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

684. 黒目川に野生化した ワカケホンセイインコがグループで再来

2025-02-19 08:04:36 | 黒目川の自然
2月19日(水)

午前7時晴 気温:-0.3℃ 正午7℃ 日中最高8℃の予報です
今日の日の出は06:24 日の入 17:27



 


  黒目川に一年に1-2度 ワカケホンセイインコが10羽くらいのグループでやってきます。



 良い意味でも悪い意味でも、見聞きすることの増えたワカケホンセイインコ。
漢字にすると「輪掛本青(わかけほんせい)」、
英語では「Ring Necked Parakeet」と言い、
これは首の周りの特徴的な輪と羽根の色に由来します。
その模様から「ツキノワインコ」と呼ばれることもあります。
餌は穀物が中心で野菜や果物も食べます。

 近年、関東地方、特に東京近郊の公園を中心に、
この大きなインコの群れを野外で見かけることが多くなりました。


 ワカケホンセイインコはもともと日本にいた鳥ではありません。1960年代に、インドやスリランカからペットとして輸入され始め、その後、輸送中の事故で脱走したり、ペットとして飼われていたものが捨てられたりするなどして野生化していったと考えられます。

元々野鳥であり、寒さに強く、繁殖力が強く、環境適応能力も非常に高いワカケホンセイインコが野鳥化するのに、そう時間はかかりませんでした。



 
 おまけに日本の都心には、天敵である鷹などの大型の猛禽(もうきん)類が生息していないということも繁殖を助長しているようです。日本鳥類保護連盟によると、現在、東京都を中心とするグループに約1000羽、その他にも千葉、群馬を中心とするグループが確認されており、その数は年々増えつつあります。

 好んで食べる桜の花をごっそり落としてしまう、さらに柿など農作物への被害なども徐々に聞かれるようになりました。もちろんワカケホンセイインコにしてみれば、人間の都合で急に外国へ連れてこられ、頑張って生き抜いているだけなのですが……。

(出典:WEBサイト「KENSO Magazine」)



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