ヒンヤリした空気に毎朝秋の深まりを実感しています。厳しい冷え込みが因で木々も徐々に色づいてきているようです。
平地は寒さを感じ始めたころ高地ではすでに秋が深まり、毎朝天気予報の冒頭でも紀州高野山や雲仙妙見岳からは紅葉の便り。
秋が極まり冬の気配が立ち始める日二十四節気の第19「立冬(りっとう)」は11月7日。
立冬(りっとう)は、冬がはじまる頃。木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが聞こえてきます。
真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。
『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明している。
言い換えれば秋の極みといえ、実際多くの地域ではまだ秋らしい気配で紅葉の見時はまだずっと先のことというのが実感です。
ともあれ立冬(りっとう)は、 秋分と冬至の中間に位置します。
昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立春の前日までが冬となるのです。
七十二候
初侯11月7日〜11月11日頃
山茶始開 つばきはじめてひらく : よみは「つばき」ですが、山茶花が咲き始める頃。
冬枯れの景色の中で、大輪の山茶花の花はよりいっそう目立ちながら、
綺麗に咲きほこります。
次侯 11月12日〜11月16日頃
地始凍 ちはじめてこおる :冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめる頃。
朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。
夜は冷え込みがいっそう厳しくなるので、部屋の窓の結露にも注意が必要です。
末侯 11月17日〜11月21日頃
金盞香 きんせんかさく: 水仙の花が咲きはじめる頃。
漢字やよみからは、金盞花を連想してしまいそうですが、水仙の花のことを表しています。
水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。
立冬の旬の果物 林檎
りんご: 身体に良いフルーツの代表である林檎。
毎日食べることで、自律神経の乱れを正常に戻し、ストレス解消に効果的な果物です。
信州の旅 リンゴ園で食べた実の中央があふれるような甘い水密に満ちた味は忘れられません。嬉しくなってそのリンゴ園でお土産に買ったものを家で食べた時、函館朝市で夕張メロンを試食し早速注文したことを思い出し笑ってしまいました。現地で試食したときの甘味と家に届いたもの味覚は全く違うものなのです。それに果実の食べ時は完熟するまで待たねばならない熟成期間が必要だったのですが・・。
立冬の旬の野菜 蓮根
れんこん:穴があき、先が見え見通しが良いことから縁起の良い食べ物とされています。
今年の夏は高温の晴れの日が多かったため、美味しい蓮根がたくさんできると期待されています。
煮物・揚げ物 特に薄く切ったスライスを素揚げにした蓮根チップはおすすめです。
今週の夕餉に食した鳥そぼろと蓮根の炒め物です。
立冬の旬の魚 牡蠣
かき:牡蠣は貧血の改善に効果がある食材の中で、最も理想的な食べ物です。
新鮮な生牡蠣は美味しいですが、貧血には火を通した温かい牡蠣のほうが効果があります。
立冬の旬の花 茶の花
ちゃのはな:名前の通り、お茶の木に咲く花である茶の花。
椿にそっくりな小ぶりな花で、実も椿の実とそっくりです。
更に、成分も椿と似ているため、椿油と同じく化粧品などで使われることもあるようです。
立冬の行事 七五三
しちごさん;11月15日は七五三です。
数えの歳で、男の子は3歳5歳、女の子は3歳7歳の時に、各地の神社へお参りへいきます。
千歳飴は親が子どもの長寿を願っていることから、長くなりました。
我が子や孫に女の子がいると七五三のころはとても可愛いスナップがたくさん撮れて家族の良い記念になりますね。
この項 出典:「暦生活こよみせいかつ」
https://www.543life.com/season/shousetsu
いよいよ冬に向かって日に日に気温が低下し寒さが増していきます。
ワクチン接種後最初の冬です、くれぐれもご自愛いただきますように。
黒目川の四季
黒目川に アオサギ と カワウ(鵜)
白鷺と違って見かけるのも撮影できるのもカワセミ級の難易度です。
皆さま今日も良い一日をお過ごしいただきますように。