序章:「自分は何をやりたいのか?」
定年後は「あれもやろう」「これもやろう」と予定をたてしっかり計画どおり生きている人はごくわずかだとか。 日々のスケジュールでびっしり書き込まれた手帳が 空白でいっぱいになり その空白となった自由時間の合計は8万時間になるそうです。(加藤仁著『定年後の8万時間に挑む』より)
今まで時間に追われ、何とかひねり出した余暇時間はゴルフやギャンブル、デジカメ散歩などささやかな趣味の世界で生きてきたのです。やがて来る膨大な自由時間を悔いなく充実して生きる方法は簡単には思いつけない大変な問題となります。 それに還暦を過ぎれば体力的にも精神的にも若い頃と同じであるわけもないし急激な変化にも対応できるとは思えない。このために50代半ばから日々の暮らしや活動を変えていくことにしました。
さて、もし金と時間があれば「そもそも自分はいったい何をやりたかったのだろうか?」 ともかく趣味の範囲を拡げようと思い立ち、最初にやってみたのは「ガーデニング」でした。そこそこ面白かったのですが、一日あたりこれに費やす時間は数時間。 それから色々試行錯誤の末にたどり着いたのが「旅すること」であったのです。
ある日「日経」の広告欄に出ていた阪急交通のパック旅行「飛騨・北陸の旅」一泊二日1万9800円というお手軽なものでした。最初は大きな期待もなくとりあえず行ってみようと申し込みました。
この種の旅は出発時刻が早朝で羽田集合7時過ぎというものが多く 結局「羽田東急ホテル」前泊と食事で旅行代金以上の支払いをすることになります。しかも折悪しく台風が接近中で翌朝予定の飛行機が飛べるかどうかの状況です。
この先いったいどうなりますことやら……..
次回はその最初の旅の記録「初めの一歩」です。
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今日もお立ち寄り戴き 有難うございました。
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