丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

483.話題作「君の名は」観てきました。

2016-10-20 20:10:47 | 芸能・映画・音楽

 話題作「君の名は。」を大泉学園のオズスタジオシティ4Fで観てきました。

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映画会社「東宝」の、今期連結決算の業績予想を上方修正させ、最終利益を過去最高の330億円(見通し 前期比27.7%増)にまで押し上げた作品はいったい?

 好業績を支えたのは、映画「シン・ゴジラ」と「君の名は。」のダブルヒット。 なかでも「君の名は。」は公開から2カ月で興行収入154億円を突破、「少なくとも最終で180億円は堅い」(映画興行関係者)東宝自体がここまでの大ヒットは想定していなかったような大化けした作品。

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 今回訪れた映画館は、オズスタジオシティ4F  9つのスクリーンと劇場を持つ「T・ジョイSEIBU大泉」東映大泉撮影所に隣接し座席は総数1581席あります。

 話題作は客席数429のシアター1で上映されていました。10月中旬のウイークデイ昼下がり客席は70-80%埋まっていました。オズスタジオシティ4Fには このほか 客席数74から235席の 各サイズ別にシアター2からシアター9まであります。

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そんなこんなで 

「君の名は。」映画のストーリー ですが

 千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に小学生の妹と祖母の3人で暮らす女子高校生・宮水三葉(声:上白石萌音)は、憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動や家系の神社の古き風習などに嫌気が差し、友人たちと小さく狭い町を嘆き、東京の華やかな生活に憧れを抱いていた。周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れは日々強くなっていく。

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 そんなある日、三葉は自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。三葉は、戸惑いながらも念願だった都会での生活を思いっきり満喫するのだった……。一方、東京で暮らす男子高校生、立花瀧(声:神木隆之介)は、日々、友人たちと楽しく過ごしイタリアンレストランでバイト中。同僚の奥寺先輩へひそかに好意を寄せている。

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 ある夜、瀧は奇妙な夢を見る。行ったこともない山奥の町で自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている記憶と時間……。出会うはずのない瀧と三葉は、やがてお互いの存在を知る。入れ替わってしまった身体と生活に戸惑いながらも、その現実を少しずつ受け止める二人。運命の歯車がいま動き出す……。

 という風な話です。

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 監督は 新海誠(しんかいまこと) 

1973年生まれ、長野県出身。2002年、個人で制作した短編作品「ほしのこえ」でデビュー。

同作品は、新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」をはじめ多数の賞を受賞。2004年公開の初の長編映画『雲のむこう、約束の場所』では、その年の名だたる大作をおさえ、第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を受賞。

2007年公開の『秒速5センチメートル』で、アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」、イタリアのフューチャーフィルム映画祭で「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞。2011年に全国公開された『星を追う子ども』では、これまでとは違う新たな作品世界を展開、第八回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞受賞。2012年、内閣官房国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として感謝状を受賞。

2013年に公開された『言の葉の庭』では、自身最大のヒットを記録。ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にて長編アニメーション部門のグランプリを受賞した。同年、信毎選賞受賞。次世代の監督として、国内外で高い評価と支持を受けている。


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 さすがにヒット作を連発する監督の話題作だけあって まずは見ごたえがありましたね。

 息をつかせぬコマ運びで みるみる観客をストーリーに引き込んでいきます。

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 登場人物の 入れ替わり物は各種観てきましたが韓流ドラマ「シークレット・ガーデン」をも凌駕しかねない面白さがあります。思春期の同世代の男女が入れ替わりそれぞれが相手の日常を変えてしまう。 それだけだと単なるお笑いコミックなのですが、まあそれ以上はネタバレの領域。ご覧になってお楽しみください。

 とはいえ 青春ラブコメディがやがて神がかったサイエンスフィクションに変わっていくのですが、ストーリーの展開が早く視聴者はあっという間に作者の思惑通り主人公たちに感情移入しフィナーレを迎えます。

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  この作品はスタジオジブリの作品を手掛けたスタッフが多く参加しているせいもあってか とても映像美に惹かれました。 何しろひとコマひとコマ背景画像・風景が実写を彷彿とさせるほど見事に美しく描かれています。いや実写以上に素晴らしいのです。これは現代のメルヘンですね。世代を問わず楽しめます。

 随所に登場する自然の営みを美しく描写したシーン 森のこもれびの動き、湖面に映える陽光の動きと輝き、雨上がりの森の蜘蛛の巣から落ちる水滴等々 感動ものです。実に見事な出来栄えでもう一度見てみたくなるほどの作品でした。

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  でも ジブリ作品との根本的な違いは ジブリ特有の 主役を食いかねない あのユニークな個性を持つ犬や猫は登場しません。人と自然がテーマのメルヘンです。

 親・姉妹・友人ら 人と人とのふれあい 家族の愛情など、日常生活を通して ストーリーは急展開していきます。 そして 思わず主人公の二人にすっかり感情移入している自分に気づきます。

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  最近観たアニメや映画の中では 出色の出来栄えだといえるのではないでしょうか?

 新海監督の作品の中でも傑出しておりお薦めできますね。

同作品は、新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」をはじめ多数の賞を受賞。2004年公開の初の長編映画『雲のむこう、約束の場所』では、その年の名だたる大作をおさえ、第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を受賞。

2007年公開の『秒速5センチメートル』で、アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」、イタリアのフューチャーフィルム映画祭で「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞。2011年に全国公開された『星を追う子ども』では、これまでとは違う新たな作品世界を展開、第八回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞受賞。2012年、内閣官房国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として感謝状を受賞。

2013年に公開された『言の葉の庭』では、自身最大のヒットを記録。ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にて長編アニメーション部門のグランプリを受賞した。同年、信毎選賞受賞。次世代の監督として、国内外で高い評価と支持を受けている。


注)文中映画のスチール写真3枚の著作権は「君の名は。」制作委員会に属します。


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