新潟久紀ブログ版retrospective

なにげにグルメ・スイーツ編2024.12月~2025.2月

 基本は酒飲みだが甘いモノも好む左右両刀使い。
 なので、日々のつぶやきにもスイーツの話が時折こぼれ出ております。
 2018年8月から始めたツイートに登場したスイーツたちについて、振り返りながら順次掲載していきます。☆☆☆
 2024年12月から2025年2月までのつぶやきを振り返ると、寒い時期らしく、クリスマスを含め甘い菓子を頻繁に賞味していた。温暖化が進むが寒暖差も大きくなる中で、寒さが堪えるとやはり暖かいお茶かブランデーとスイーツということが増える。
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●令和6年12月1日(日)
いつも無条件降伏(幸福)状態に陥る新潟市の「ルーテシア」のケーキだが、”サンマルク”には異端感を禁じえない。フランス伝統のバニラとチョコのクリーム主体だが子供には近寄りがたいような苦みにも近い味わいと硬いキャラメリゼが優しくない。何かへの挑戦なのか何かを試しているのかと思うほどに。

●令和6年12月8日(日)
キャラクターをスイーツで形作るのは珍しくはないが、造形と味覚のクオリティを併せて高めるのは難しいはず。見た目が可愛いミスドの「ポン・デ・ディグタ」を中身に期待せずに試したらさにあらず。ポケモンワールドが思い浮かぶような楽しさだけでなく一つで十分満足させる食感食味のバランスに驚嘆。

●令和6年12月10日(火)
紅葉も終わり待望の新潟の洋ナシ「ル レクチェ」の季節到来。消雪や長雨、猛暑などの一年を経て今年の出来はどうかと胸躍る。早速買い込んで賞味すると、上質の桃の様な柔らかさと噛み進む先に来る心地よいツブツブ感で今年は”当たり年”の予感。新潟ならではで期間限定の貴重な味覚を誘客増進につなげたいものだ。 

●令和6年12月15日(日)
「サクふわを極めたら食べにくさMAXになりました」の表示で思わず手にした新潟県地場のスーパー「原信」の”二代目さくさくパイシュー”。初代を知らないがコメントが食感の発射台を上げて見せているのは商売上手だ。実際に賞味してみると、サクサク表面がボロボロ崩れ落ちるのも高品質に思えて不思議。 

●令和6年12月21日(土)
三度の食事とは異なるスイーツのオプショナルな存在は、記憶や思い出と結びつき社会的経済的な行動にさえ影響を与え、文化や文明の流れの中に居ることを甘みとともに感じさせる。引き継がれる"形代"が絶滅しないように、また、変異の程度を確認するように、古きを定期的に尋ね、新しきもまた探るのだ。

●令和6年12月22日(日)
新潟市の行きつけ菓子店「ヒロクランツ」では欧風チョコ仕立てのケーキが秀逸なのだが、時に選択を変える。イチゴのタルトは、よくぞ調達してくれたと思う酸味がしっかりした古典的で形の良いイチゴを、纏わせたジャムと薄く敷いたカスタード、密度の高いスポンジの甘さ控えめの中で堪能させる銘品。

●令和6年12月23日(月)
新潟市の行きつけ洋菓子店「ヒロクランツ」で”シュトーレン”を買い、Xmasに向けて時折スライスしてはお茶と楽しんだ。一度に食べてしまわないで少しずつというのが今年を振り返りがちな今頃に相応しい。私は信心のない人間だが、異国の作法に倣うのは見知らぬ遠い人と気持ちが交わるような気持ちになる。 

●令和6年12月25日(水)
新潟市の洋菓子店「ヒロクランツ」に通って20年ほどになるがXmasケーキ購入は意外にも初めて。イラストを見ての注文で逆に期待が高まり、現品を見れば良い意味での素朴な仕立てに和む。自慢のチョコを使った生クリームは甘すぎずスポンジも懐かしい食感と風味。聖夜本来の意味が心に染みてくるようだ。

●令和6年12月30日(月)
職場の親睦会で仕事納めに配られたのは新発田市の商店街で開店した「街のお菓子屋さんletter」の焼菓子詰め合わせ。普段使いに適いそうでいて贈り物感が漂う包装は大切に手に取りたくさせ、食べてみれば期待を裏切らないやわらかな甘みとくちどけ。"笹川流れの塩"の活かし方もセンスの良さを感じる。

●令和6年1月4日(土)
お土産スイーツにはご当地ならではの特長を効かせて欲しいもの。国鉄の要所であって以来「鉄道の街」で売り出す新潟市秋葉区の"新津"が、形が車輪に通じるドーナツでPRするのは良いが、練り込む素材に独自性が欲しい。地域の住民や農家を巻き込んで企画検討し、その様子そのものでも注目を集めては。

●令和7年1月12日(日)
「一つで満足できる」というのがお茶に供される和菓子の目指す姿と思うが、薄味志向が効き過ぎるのか叶う一品にはお目にかかり難い。お正月用の企画品と軽く見ていた新潟市菓子補「羽入」の干支饅頭は、しっかりだが切れの良い甘みの餡と、包まれた栗甘露煮が、味の連鎖的一体感で満足させる小粒ながらの銘品だ。

●令和7年1月19日(日)
某ドーナツ店のポケモンキャラ商品の出来栄えに関心したが、フォルムだけで想像力を楽しませてくれるのが新潟市「ルーテシア」の”シャノワール”。名称のとおり黒猫の丸みをおびた造形がなんとも愛らしいが、覆いの少し固めなチョコの内側のガトーショコラの濃密さは見かけでは侮れない猫らしさを彷彿。

●令和7年1月26日(日)
バレンタインシーズン向け企画ではあろうが、私的に新潟市洋菓子店「ルーテシア」の最高傑作の一つと思えるのが「アムール」。ホワイトチョコムースにフランボワーズジュレ、ココナッツムースの組み合わせで、立体的な赤色ハートがとろけ落ちるような絶妙な均衡で維持されているのはまさに”愛”の形か。

●令和7年2月2日(日)
スイーツ選択肢の中でプリンは劣後だ。貧乏育ちの私は華やかな造形のケーキを好みがち。しかし、新潟市「ルーテシア」の”オーガニックプリン”には驚いた。ありふれた形なのに既往概念を変えてしまうようなとろける食感の一方で良い意味で後を引く濃厚な味わい。有機食材使用の攻める姿勢にも感じ入る。

●令和7年2月9日(日)
ラスクはどうもパンとしか思えずスイーツとして買わないが貰い物は試してみる。新発田市で人気のパン屋「喜十郎」の”王紋らしゅく”は市内の「王紋酒造」の吟醸酒づくりから出る酒粕を使用したものと聞き、どうかと思いきや、芳醇さと歯ごたえか独特で結構美味い。ビールにも合う。認識が開拓された。

●令和7年2月15日(土)
新発田市「新潟米菓さくら堂」は低化学肥料の地元契約栽培米などで伝統的な商品に親しんできたが、このたび貰った”コバラノック・シャークベイソルト ハーブ&ビネガー”はパッケージデザインも名称も型破りで先ずは驚いた。味の好き嫌いは割れそうだが、老舗の突き抜けた挑戦が続くことを期待したい。

●令和7年2月23日(日)
以前味わいに疑義を感じて毒づいた新潟市洋菓子店「ルーテシア」の”サンマルク”を久々試して驚く。表層のキャラメリゼはほろほろと優しくほどけ、その強い甘みを絶妙なマイルドさで中和するような淡い生クリームと濃く苦めのチョコクリームが巧妙。私などの評判を受けてではないだろうが速やかな修正は流石だ。

(「なにげにグルメ・スイーツ編2024.12月~2025.2月」終わり。続きは近く掲載します。)
☆X(ツイッター)で平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。


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