新潟久紀ブログ版retrospective

新発田地域振興局長の細々日記「R5.8.23東部産業団地視察」

 新潟県としての予算や権限の執行最前線が地域機関。その一つ新発田地域の振興局長に着任してからは遍く管内を把握すべく現地視察を続けている。地元育ちでなく土地勘が薄いのだが、地域振興にはヨソ者の視点も求められていると考えて貢献できることを探りたい。

◆◆◆R5.8.23東部産業団地視察での思い◆◆◆

●東部産業団地とソーラー発電設備を概観
新潟県営東部産業団地の現地にて県本庁の担当者から概況を聞いた。「風の丘公園」という高台から見下ろす全景の過半にソーラーパネルが配されて圧巻。工場誘致が本筋だが開発後の経済低迷の中で東日本大震災などを背景に太陽光発電推進の波に乗ったのは将来的な用途変更の容易さも含め好判断と感じた。

●有限会社ブライト
地元阿賀野市から事業拡大のため東部産業団地に進出した金属加工業「有限会社ブライト」の社長さんから経緯など伺った。小さな工場での製造機械用の動力伝達シャフトの研削等は一般人には馴染み薄い仕事だが、現物の加工過程や寸分の狂いも無い仕上がり品を拝見して、技術力は地域の財産だと思った。

●孝順寺・旧斉藤邸
阿賀野市にある新潟県営東部産業団地の視察の昼休み時間に、近くの名刹「孝順寺・旧斉藤邸」を視察した。37℃近い気温の中でエアコンの無い屋内は大変な暑さであったが、誰も観覧者のいない静寂の中で、歴史ある木造建築の大広間に佇んで時折の風鈴など耳にすると”心頭滅却すれば”の心境になるものだ。

●サカタ製作所阿賀野工場1/2
数年前に別業務で社長さんと歓談した際に視察を促されていた新潟県営東部産業団地の「サカタ製作所・阿賀野工場」にお邪魔した。東日本大震災以前からソーラーパネル据え付け器材に着目する先見性の下で、この地のメガソーラー整備大きな商機を獲得して見事。小学生見学受入れなど教育貢献にも感服。

●サカタ製作所阿賀野工場2/2
新潟県営東部産業団地の「サカタ製作所・阿賀野工場」にて概況を伺った上で工場内を視察。以前視察した長岡市の本社工場でも工程の効率化や職員の労働環境の良さに感心させられたが、大型化と自動化を突き詰めた機器14台を7人程の職員でゆとりをもって運用する姿に、私が知る"昭和の工場の影"は無い。

(「新発田地域振興局長の細々日記「R5.8.23東部産業団地視察」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「新発田地域振興局長の細々日記「R5.8.25管内ダム等視察」」に続きます。)
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