新潟久紀ブログ版retrospective

新発田地域振興局長の細々日記「稲刈りにて学ぶR6.10月」

■「アシスト21」木村社長から稲刈り現場にて教わりました。

●「にじのきらめき・乾田直播」
新発田市の農業法人「アシスト21」の木村社長さんから稲刈り現場でお話を聞く。温暖化の中で背が低く暑さにも強い期待の品種で業務向け中心の”にじのきらめき”の導入拡大や、労力軽減となる乾田直播など、収益確保と経営効率化への飽くなき取組みには新潟の保守的なコメ農家のイメージを払拭してくれる。

●「5条70馬力コンバイン」
若者に農業に関心を持ってもらうにはと考えながら、新発田市の農業法人アシスト21の木村社長の計らいで稲刈りコンバインに試乗させていただく。左手レバー一本での楽な操作に調子こいて速く進めすぎて早々に自動停止に。刈り取り装置への負荷などを表示版で確認しながらの丁寧さは今時の若者向きかも。

●「倒れた稲の理由と苦労」
倒伏した稲を刈る際は穂先のなびき方の違いに即してコンバインを細かく操作するなどと稲刈りの苦労話を新発田市の農業法人アシスト21の木村社長から聴く。3反田を1枚にした田圃では、傾斜を均すため補充した客土の厚みの違いによる地力差で伸び過ぎた部分だけ倒伏するなどのリアルな話は畔端ならでは。

●「機械化の中で経営感覚が大事」
異業種から農業に転じて9年ほどで地域の中核として70haの稲作を担う新発田市の農業法人アシスト21の木村社長に、若者の参入を増やすべく農業への向き不向きを問うと、作業そのものは機械化が相当進み済なので、むしろ費用対効果の計算など経営感覚こそが重要という。農業の魅力発信の新機軸を感じる。

●「稲作と園芸作物について」
経営効率化を重視する新発田市の農業法人アシスト21の木村社長は、ネギやオクラなど野菜も試行して、露地ものの端境期を狙うハウス栽培で利益も上げたが、温暖化等で戦術が難しく、基本は稲に注力する方針の模様。流通販売等にも手を広げず生産の高度化に専念するスタイルも生き残りの選択肢と感じた。

(「新発田地域振興局長の細々日記「稲刈りにて学ぶR6.10月」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R6.9.30-R6.10.6新発田地域振興局長の細々日記」続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「局長日々」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事