新潟県としての予算や権限の執行最前線が地域機関。その一つ新発田地域の振興局長に着任してからは遍く管内を把握すべく現地視察を続けている。地元育ちでなく土地勘が薄いのだが、地域振興にはヨソ者の視点も求められていると考えて貢献できることを探りたい。
◆◆◆R5.8.25管内ダム等視察での思い◆◆◆
●胎内川ダム
近年最悪も懸念される渇水の中で新発田地域振興局管内の4ダムを視察。胎内川ダムで5%程の貯水量と下流のか細い流量を目の当たりにすると、視察には最適の好天も恨めしくなる。深刻な洪水時に越水による堤体の損壊を回避するため排水ゲートを追加する大規模改修の計画を渇水時に聴くのは皮肉なものだ。
近年最悪も懸念される渇水の中で新発田地域振興局管内の4ダムを視察。胎内川ダムで5%程の貯水量と下流のか細い流量を目の当たりにすると、視察には最適の好天も恨めしくなる。深刻な洪水時に越水による堤体の損壊を回避するため排水ゲートを追加する大規模改修の計画を渇水時に聴くのは皮肉なものだ。
●奥胎内ダム
8年前に建設途中を視察して以来の奥胎内ダムを訪問する。これまで年代物のダムを見て来た中で、4年前に運用開始したばかりであり、堤体はもとより管理棟の施設設備などの真新しさの他、ダムコンピューター操作性の進化、監視モニターの高精度化などには、最上流の治水の守護神として安心感も持てる。
8年前に建設途中を視察して以来の奥胎内ダムを訪問する。これまで年代物のダムを見て来た中で、4年前に運用開始したばかりであり、堤体はもとより管理棟の施設設備などの真新しさの他、ダムコンピューター操作性の進化、監視モニターの高精度化などには、最上流の治水の守護神として安心感も持てる。
●胎内第一ダム・発電所改修
新発田地域振興局管内の胎内川というのは発電など”これでもか”というくらい官民が利水で活用しきっているような河川。売電事業を行う新潟県企業局所管の胎内第一ダムでは現在ゲートを改修中で、導水管6km先の発電所も大規模改修中。再エネ固定買取制度を最大限有利に活用できるような整備進捗を期待。
新発田地域振興局管内の胎内川というのは発電など”これでもか”というくらい官民が利水で活用しきっているような河川。売電事業を行う新潟県企業局所管の胎内第一ダムでは現在ゲートを改修中で、導水管6km先の発電所も大規模改修中。再エネ固定買取制度を最大限有利に活用できるような整備進捗を期待。
●みゆき庵で昼食
新発田地域振興局管内のダム視察は一日掛かりで、昼食はロイヤル胎内パークホテル脇の蕎麦処「みゆき庵」に。胎内市産そば粉を石臼で挽き胎内川の伏流水でしめるという独自性が効いているのか盆休みを過ぎた平日に町から離れていても数組の客が居て嬉しい。大ザルは2人前近くあるが食べ飽きさせない。
新発田地域振興局管内のダム視察は一日掛かりで、昼食はロイヤル胎内パークホテル脇の蕎麦処「みゆき庵」に。胎内市産そば粉を石臼で挽き胎内川の伏流水でしめるという独自性が効いているのか盆休みを過ぎた平日に町から離れていても数組の客が居て嬉しい。大ザルは2人前近くあるが食べ飽きさせない。
●内の倉ダム
ダム視察は胎内川筋から加治川筋へと移動して内の倉ダムへ。ダム湖には珍しく車で一周できて公園もあるが、渇水で貯水率4%程度の状況では、盛夏に清涼どころか殺伐とした感さえある。それでも下流地域の生活用水や農業用水などの確保のために現場ではポンプ活用など最大限の対応をしていることを現認。
ダム視察は胎内川筋から加治川筋へと移動して内の倉ダムへ。ダム湖には珍しく車で一周できて公園もあるが、渇水で貯水率4%程度の状況では、盛夏に清涼どころか殺伐とした感さえある。それでも下流地域の生活用水や農業用水などの確保のために現場ではポンプ活用など最大限の対応をしていることを現認。
●新発田市滝谷森林公園
内の倉ダムの視察からの途上で新発田市滝谷森林公園に寄る。こんな山間なのにと思うほど、駐車場やテントスペースはもとより、数棟の洒落たバンガローまで、行き届いた整備が施されていて、猛暑の平日にも拘わらず数組のキャンパーや子供連れの姿が窺えた。利用状況や誘客増の余地など調べてみたい。
●赤谷洞門
加治川治水ダムに向かう途上で「東赤谷連続洞門」を通る。既に廃止された日鉄鉱業赤谷鉱業所専用鉄道のスノーシェッドなのだか、神殿のようだなどとSNS等で話題で、映画撮影のオファーもあるという。目が留まる画像と共に鉱業所の歴史から赤谷地域や加治川の魅力などを誘客に向けて上手に発信したい。
加治川治水ダムに向かう途上で「東赤谷連続洞門」を通る。既に廃止された日鉄鉱業赤谷鉱業所専用鉄道のスノーシェッドなのだか、神殿のようだなどとSNS等で話題で、映画撮影のオファーもあるという。目が留まる画像と共に鉱業所の歴史から赤谷地域や加治川の魅力などを誘客に向けて上手に発信したい。
●加治川治水ダム
新発田地域振興局管内のダム視察の最後に加治川治水ダムを訪れる。渇水対策として農業用に特別な放流を続けているが、僅かな流入量の放流では要望に応じきれない状況。利水容量を持たない治水専用ダムとしてはやむを得ない。ダム建設をもたらした昭和41年の羽越水害時とのあまりの乖離に天を仰ぐのみ。
(「新発田地域振興局長の細々日記「R5.8.25管内ダム等視察」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R5.9.4-R5.9.10新発田地域振興局長の細々日記」に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
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