新潟久紀ブログ版retrospective

土木部監理課2「初の土木部勤務は草創の想いに重なる(その2)」編

●初の土木部勤務は草創の想いに重なる(その2)

 そうこう考えると、土木部という部署は、正に県職員を目指した原点回帰の部署となるのかもしれない。ますます私の気合いは高まるのであったが…。私に与えられた職は土木部監理課の参事という課長級管理職で、監理課長補佐の事務を取扱うというものだった。
 監理課というのは土木部の主管課とされる課であり、土木部全体の業務を統括するセクションだ。土木部長や技監というトップ幹部の膝元にあり、政策の企画立案や予算、組織人事等の取りまとめを行う部署だ。監理課長は副部長の兼務となっていて各種事案の判断などで部長の補佐に徹する立ち位置となるので、その下にある実務的な総括調整者にあたる課長級の「企画主幹」と「参事」というのが、私のような年頃の職員が任に当たるに相応のポストとなる。
 どちらかに就くかで大きな違いとなる。「企画主幹」であれば土木部内の各課における政策の企画や予算の調整に関われて、正に我が意に沿う役柄になるのだか、私が配置される「参事」は土木部内の組織や人事、労務管理を統括する役割であった。企業局と病院局という二つの企業会計における経営課題への対応や農政企画、行政改革などの経験を通じてどちらかと言えば企画の立案や調整に向いていると自負していたところを、またも"肩すかしの人事"に見舞われたということなのだ。
 労務管理といえば、超過勤務の抑制対策とか不調職員の対応とかそんな内部管理業務が頭に浮かぶ。大切な仕事には違いないが、就活で悩み抜いた当時の"あの思い"があって巡り合わせた土木部勤務なのに、なんとも噛み合わないものだなあとしょげた気持ちになってしまう。しかし、折角燃え上がった"気合いの火"を消したくないという思いも残る。
 ルーティーンな業務に甘んじるままで過ごしたくないと考えたのだ。

(「土木部監理課2「初の土木部勤務は草創の想いに重なる(その2)」編」終わり。「土木部監理課3「企画調整へ関与する独自協議ルート構築」編」に続きます。)
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