●トップとの近さ、全国市長会随行(その2)
上越新幹線の燕三条駅から8:00の新幹線で上京。10:30に赤坂にある一般の人が個別に一品からものづくりできるユニークな施設をじっくりと視察。外資系の事業展開のノウハウなどを聞く。慌ただしく昼食を摂って、13:00からホテルニューオータニで開催されている全国市長会の分科会に出席。メインの会議を終えると、燕市の鎚起銅器の老舗である玉川堂か銅器銀座で新たに開設した展示販売施設を視察。愚直な手作業である鎚起作業を芸術的にスクリーンで映しつつ、美術館のように洗練された商品配置や照明が、高級街らしく顧客層のセレブに上手に訴えかけているようなしつらえだ。実際に視察中に何人かのご婦人が高額品の購入相談をされていたのだから見事なマーケティングだ。
いくつかの視察箇所に寄り、チェックインを済ませると、夕方に有志の市長会合へ同行。市長会のような形式によらないざっくばらんな意見交換が、市政を実践するもの同市としてお互いに有益となる活きた情報入手等につながったようだ。更に、夕食を兼ねて、市とイベントなどでコラボするスポーツ団体の幹部との会合へ。少人数で静かな個室で催されたので騒がしくなく、参加者が相互にじっくりと懇談し合うことができた。私などは普段話すことなど叶わないような全国的な有名団体の代表者から気さくに興味深いお話をたくさん聞けた。二度と無いような機会であった。
21:30過ぎに団体幹部との会合を終えると、関連事業の担当ということでその会合で合流した市の他課の職員と共に二次会へ。欧風居酒屋風の賑やかなワインパブにて、市長を踏めた4人で気兼ねなく本日の旅程の振り返りや、出向して間もない私から見た燕市役所の不思議など笑い話で盛り上がる。実は二枚貝はあまり得意ではないのだが、興が乗って輸入牡蠣の食べ比べなど平らげてしまった。事前に毒消しをグイッとのんではいたが、明日早朝から予定される市長随行に支障はないだろうか…と思いつつ日付が変わる頃にホテルで就寝した。
出張二日目は、10:00からの全国市長会総会に先駆けて、同じホテルニューオータニの別会議室で8:00から開催される「日ロ沿岸市長会議」の随行で幕を開けた。朝食を摂りながら、ロシアとの交流に関連する日本海沿岸の主な市長が協議するもの。昨日は深酒のはずなのに市長は平然といつもどおりであり、改めてそのタフさに関心させられる。
10:00から午後にかけてはいよいよ全国市長会の総会。全国にある800近い市の大半の市長が一堂に会するのはホテルニューオータニほどでなければ対応できないのであろう。最大の会議室に市長をお連れして、私のような随行者は別会場のモニターで進行を見守ることとなる。政府閣僚の挨拶などが続く。人数の多さは個性の多様さにもつながっているのであろう、以前傍聴したことのある全国知事会とはまた違った騒然とした会場の雰囲気が印象深かった。
全国市長会総会を終えると次の日程は、昨晩宴席を共にした他課の課長が随行を引き継いでくれることになっていた。私は、市長から預かった大量の会議資料をショルダーバックに入れて背負うと、冷房の効いた都心の大きなホテルから初夏でとりわけ蒸し暑くなった街中に飛び出し、独り大汗をかきながら地下鉄を乗り継いで東京駅にたどり着いた。
新潟に戻れば、明日からは燕市議会が手ぐすねを引いて待っているのだろう。事前通告なしの質疑というのだからどんな展開になるか皆目見当が付かないが、なるようにしかなるまい。せめて新潟方面に向かう下りの新幹線に乗っている間はそんな心配は忘れて、この二日間の緊張の市長随行が無事に終わったことに一息つくこととしようと思い車窓から流れる初夏の景色を眺めるのだった。
いくつかの視察箇所に寄り、チェックインを済ませると、夕方に有志の市長会合へ同行。市長会のような形式によらないざっくばらんな意見交換が、市政を実践するもの同市としてお互いに有益となる活きた情報入手等につながったようだ。更に、夕食を兼ねて、市とイベントなどでコラボするスポーツ団体の幹部との会合へ。少人数で静かな個室で催されたので騒がしくなく、参加者が相互にじっくりと懇談し合うことができた。私などは普段話すことなど叶わないような全国的な有名団体の代表者から気さくに興味深いお話をたくさん聞けた。二度と無いような機会であった。
21:30過ぎに団体幹部との会合を終えると、関連事業の担当ということでその会合で合流した市の他課の職員と共に二次会へ。欧風居酒屋風の賑やかなワインパブにて、市長を踏めた4人で気兼ねなく本日の旅程の振り返りや、出向して間もない私から見た燕市役所の不思議など笑い話で盛り上がる。実は二枚貝はあまり得意ではないのだが、興が乗って輸入牡蠣の食べ比べなど平らげてしまった。事前に毒消しをグイッとのんではいたが、明日早朝から予定される市長随行に支障はないだろうか…と思いつつ日付が変わる頃にホテルで就寝した。
出張二日目は、10:00からの全国市長会総会に先駆けて、同じホテルニューオータニの別会議室で8:00から開催される「日ロ沿岸市長会議」の随行で幕を開けた。朝食を摂りながら、ロシアとの交流に関連する日本海沿岸の主な市長が協議するもの。昨日は深酒のはずなのに市長は平然といつもどおりであり、改めてそのタフさに関心させられる。
10:00から午後にかけてはいよいよ全国市長会の総会。全国にある800近い市の大半の市長が一堂に会するのはホテルニューオータニほどでなければ対応できないのであろう。最大の会議室に市長をお連れして、私のような随行者は別会場のモニターで進行を見守ることとなる。政府閣僚の挨拶などが続く。人数の多さは個性の多様さにもつながっているのであろう、以前傍聴したことのある全国知事会とはまた違った騒然とした会場の雰囲気が印象深かった。
全国市長会総会を終えると次の日程は、昨晩宴席を共にした他課の課長が随行を引き継いでくれることになっていた。私は、市長から預かった大量の会議資料をショルダーバックに入れて背負うと、冷房の効いた都心の大きなホテルから初夏でとりわけ蒸し暑くなった街中に飛び出し、独り大汗をかきながら地下鉄を乗り継いで東京駅にたどり着いた。
新潟に戻れば、明日からは燕市議会が手ぐすねを引いて待っているのだろう。事前通告なしの質疑というのだからどんな展開になるか皆目見当が付かないが、なるようにしかなるまい。せめて新潟方面に向かう下りの新幹線に乗っている間はそんな心配は忘れて、この二日間の緊張の市長随行が無事に終わったことに一息つくこととしようと思い車窓から流れる初夏の景色を眺めるのだった。
(「燕市企画財政課6「トップとの近さ、全国市長会随行(その2)」編」終わり。県職員としては異例の職場となる燕市役所の企画財政課長への出向の回顧録「燕市企画財政課7「市議会の県議会との違いに驚き」編」に続きます。)
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