令和6年8月8日、Yahoo!ニュースにて「悠仁親王殿下、成年式前に園遊会等「宮中行事以外」参列の可能性 発表に感じた違和感」と題する山下晋司氏の記事が掲載されている。
これは、8月5日のNEWSポストセブンの「【宮内庁の公式回答が物議】悠仁さま「秋の園遊会に参加へ」異例の発表、紀子さまが判断を焦られた背景に愛子さま人気の高さか」と題する記事についてのコメントのようである。
筆者も、NEWSポストセブンの記事を読んで、確かに宮内庁の回答は変だなとは思った。
ただ、そのポイントは、山下氏とは異なる。
山下氏は、同氏の記事にて、「私は悠仁親王殿下の出欠より「園遊会は宮中行事ではない」という箇所が気になった。」と述べている。
しかし、筆者の感覚からすれば、園遊会は宮中行事ではないというのは自然なことだ。
「宮中」という言葉の国語辞典的な意味は、
「① 宮殿の中。特に、天皇の居所をさすことが多い。禁中。禁裏。くちゅう。」(精選版 日本国語大辞典)というものである。
したがって、「宮中行事」といえば、考えるまでもなく宮殿での行事ということにあるであろう。
「宮中祭祀」という言葉もあるが、これは「宮中」の意味として「天皇の居所」ということを捉えて、皇居の中の宮中三殿での祭祀ということになるのではないか。
いずれにせよ、園遊会は赤坂御用地で行われているものであり、宮殿での行事でもなく、皇居内での行事でもないので、宮中行事とは言えないであろう。
その上で、宮中行事かどうかで区別するというのは、宮中行事は宮殿という儀式を行うための専用施設で行われる行事であり公的性格が強いということから、成年式前は控えるという判断も十分に理解できる。
しかしながら、NEWSポストセブンや山下氏らは、園遊会は本来宮中行事に含まれるのではないかと思っているかのようである。
違和感の出発点が筆者とは異なっている。
ただ、筆者としても、視点は異なるが、宮内庁の回答は、やはり変なのである。
宮中行事は何かと問われたのであれば、筆者のように宮殿で行われる行事のことと答えればよいだけなのだ。
なぜ、宮殿で行われる行事への参加は控えられるのかについては、宮殿で行われる行事は公的性格が強いためと答えれば、それでよいはずだ。
では、何故そのように答えることができなかったのか。
「『宮中行事』を明確に定義したものはありません」
この答え方には、理解してもらおうという思いが全く見られない。
ケチをつけられたくないという防御一辺倒の答え方なのであるが、最近は広報に随分と力を入れているはずなのに、いったいどうしたというのであろうか。
さて、こういう場面について、会社勤めをしている人には、心当たりのあるケースがあるのではないだろうか。
いつもは、前向きに、親切に対応してくれる担当者なのに、突然、中身のない答えしかしない、当たり前のことしか答えない・・・
そういったケースでしばしば見られるのは、その担当者の上にものすごいパワハラ気質の上司がおり、その案件について判断に苦しむ指示や関与がある場合である。
この場合には、担当者は、何か意味のあることは何も言えなくなってしまう・・・。
今回の宮内庁の回答のケースで、パワハラ気質の上司に相当する存在が誰なのかは分からないが、例えば、『悠仁親王殿下の参加される行事について勝手に限定的なことを述べるんじゃない』とか、『宮殿の行事に参加することだってあるかもしれないだろ』とか、そういった雷が落ちたのだとすれば、もう何も言えないだろう。
そのような背景があったとすれば、宮内庁の答え方に繋がってくるのではないか。
それにしても、山下氏の記事の最後に、「令和の宮内庁は理解に苦しむことが多い。」とあるが、「令和の」という言い方だと天皇陛下に原因があるかのようであり嫌な感じである。原因は秋篠宮家なのではないのか。
これは、8月5日のNEWSポストセブンの「【宮内庁の公式回答が物議】悠仁さま「秋の園遊会に参加へ」異例の発表、紀子さまが判断を焦られた背景に愛子さま人気の高さか」と題する記事についてのコメントのようである。
筆者も、NEWSポストセブンの記事を読んで、確かに宮内庁の回答は変だなとは思った。
ただ、そのポイントは、山下氏とは異なる。
山下氏は、同氏の記事にて、「私は悠仁親王殿下の出欠より「園遊会は宮中行事ではない」という箇所が気になった。」と述べている。
しかし、筆者の感覚からすれば、園遊会は宮中行事ではないというのは自然なことだ。
「宮中」という言葉の国語辞典的な意味は、
「① 宮殿の中。特に、天皇の居所をさすことが多い。禁中。禁裏。くちゅう。」(精選版 日本国語大辞典)というものである。
したがって、「宮中行事」といえば、考えるまでもなく宮殿での行事ということにあるであろう。
「宮中祭祀」という言葉もあるが、これは「宮中」の意味として「天皇の居所」ということを捉えて、皇居の中の宮中三殿での祭祀ということになるのではないか。
いずれにせよ、園遊会は赤坂御用地で行われているものであり、宮殿での行事でもなく、皇居内での行事でもないので、宮中行事とは言えないであろう。
その上で、宮中行事かどうかで区別するというのは、宮中行事は宮殿という儀式を行うための専用施設で行われる行事であり公的性格が強いということから、成年式前は控えるという判断も十分に理解できる。
しかしながら、NEWSポストセブンや山下氏らは、園遊会は本来宮中行事に含まれるのではないかと思っているかのようである。
違和感の出発点が筆者とは異なっている。
ただ、筆者としても、視点は異なるが、宮内庁の回答は、やはり変なのである。
宮中行事は何かと問われたのであれば、筆者のように宮殿で行われる行事のことと答えればよいだけなのだ。
なぜ、宮殿で行われる行事への参加は控えられるのかについては、宮殿で行われる行事は公的性格が強いためと答えれば、それでよいはずだ。
では、何故そのように答えることができなかったのか。
「『宮中行事』を明確に定義したものはありません」
この答え方には、理解してもらおうという思いが全く見られない。
ケチをつけられたくないという防御一辺倒の答え方なのであるが、最近は広報に随分と力を入れているはずなのに、いったいどうしたというのであろうか。
さて、こういう場面について、会社勤めをしている人には、心当たりのあるケースがあるのではないだろうか。
いつもは、前向きに、親切に対応してくれる担当者なのに、突然、中身のない答えしかしない、当たり前のことしか答えない・・・
そういったケースでしばしば見られるのは、その担当者の上にものすごいパワハラ気質の上司がおり、その案件について判断に苦しむ指示や関与がある場合である。
この場合には、担当者は、何か意味のあることは何も言えなくなってしまう・・・。
今回の宮内庁の回答のケースで、パワハラ気質の上司に相当する存在が誰なのかは分からないが、例えば、『悠仁親王殿下の参加される行事について勝手に限定的なことを述べるんじゃない』とか、『宮殿の行事に参加することだってあるかもしれないだろ』とか、そういった雷が落ちたのだとすれば、もう何も言えないだろう。
そのような背景があったとすれば、宮内庁の答え方に繋がってくるのではないか。
それにしても、山下氏の記事の最後に、「令和の宮内庁は理解に苦しむことが多い。」とあるが、「令和の」という言い方だと天皇陛下に原因があるかのようであり嫌な感じである。原因は秋篠宮家なのではないのか。