西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃 総監督/福井晴敏

2024年11月26日 21時37分50秒 | 西京極シネマ
【声の出演】
 小野 大輔(古代進)
 桑島 法子(森 雪)
 畠中 祐 (土門竜介)
 古川 慎 (アルフォン)

【ストーリー】
デザリアムの巨大移動要塞グランドリバースが、ついに新都湾岸部に降着した。一夜にして地球を制圧したデザリアム軍の聖総統スカルダートは地球の人々に対し、「我々はあなたです」と1000年におよぶ歴史について説く。驚くべきことに彼らは敵ではなく、破滅へと向かう地球の未来を変えるために「イスカンダルの欠片」を探していた。一方、旧ヤマト艦隊クルーは、新生・宇宙戦艦ヤマトが待つイカロス天文台に到達。愛する女性・森雪を失った古代進は失意のあまり指揮できる状態にはなかったが…

【西京極の評価】
今作の敵・デザリアムはどうやら移民問題のメタファのような存在だと判明。ただ現実と違って移民側の方が圧倒的に戦力が上だという事。緩やかな脅迫に屈して臨まぬ共存の道を選ぶのか、それとも自身のアイデンティティを守るために破滅覚悟で戦うのか?『宇宙戦艦ヤマト』のシリーズで繰り返し提示された問題を今回も突き付けられる訳ですが…今回のパートでは古代がずっと鬱状態なので盛り上がりに欠けるのが残念。

あと特別料金一律2000円は…お布施だと考えてもちょっと高過ぎないか?う~む。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆★★★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆★★★

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グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声(IMAX) 監督/リドリー・スコット

2024年11月20日 20時43分53秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ポール・メスカル
 ペドロ・パスカル
 コニー・ニールセン
 デンゼル・ワシントン

【ストーリー】
将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、愛する妻を殺された男ルシアス。すべてを失い捕虜となった彼は、謎の奴隷商人マクリヌスと出会う。ルシアスの心の中で燃え盛るローマ軍への怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスはマクリヌスが所有する剣闘士となり、力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。

【西京極の評価】
ラッセル・クロウが主演した前作『グラディエーター』の続編。前作の主人公マキシマスは前作ラストで死んでるからどう繋げるのだろうかと思ったら…結構強引な設定で繋げてました(苦笑)リドスコお得意の人体破壊シーンは随所に見られるものの、前作よりは大人しい内容だった。それよりも暴君として有名なカラカラ帝とゲタ帝の時代が舞台なのだが、色々と史実にはない無理矢理な展開の方が気になった。ポール・メスカルが主役なのになぜかデンゼル・ワシントンにほとんどイイとこ持って行かれちゃってるのが笑えた。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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十一人の賊軍  監督/白石和彌

2024年11月14日 20時17分09秒 | 西京極シネマ
【主演】
 山田 孝之
 仲野 太賀
 阿部 サダヲ
 尾上 右近
 鞘師 里保

【ストーリー】
1868年、旧幕府軍と新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。その最中、奥羽越列藩同盟に属する越後・新発田藩では官軍と戦うか、寝返るべきかで藩論が二分されていた。新発田藩・溝口内匠は藩の存続の為、藩に忠誠を誓う剣術道場の主・鷲尾兵士郎らに密命を与える。それは十人の罪人たちを率いて新発田に迫る官軍を国境の砦で迎え撃ち、守り抜けというものであった。見事砦を守り抜けば無罪放免とするとの約束を罪人たちは信じるが…

【西京極の評価】
先日観た『シビル・ウォー』もそうなんだが、戊辰戦争も謂わば江戸末期に起こった“シビル・ウォー(内戦)”である。いつの時代も内戦ってのは凄惨なもので、敗者はもちろん勝者側にも大きな傷が残る。本作も結局どこにも本当の意味で勝者がいない話になっていて『七人の侍』のようなカタルシスはない。やたら首が飛ぶので最初こそ感じた衝撃も終盤は麻痺してしまった。ただ鷲尾兵士郎を演じた仲野太賀の鬼気迫る殺陣と、千原せいじやナダルらお笑い芸人たちの好演は意外にも見もの。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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動物界  監督/トマ・カイエ

2024年11月13日 20時57分32秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ロマン・デュリス
 ポール・キルシェ
 アデル・エグザルコプロス

【ストーリー】
近未来。原因不明の突然変異により、人間の身体が徐々に動物と化していく奇病が蔓延していた。さまざまな種類の“新生物”は凶暴性を持つため施設で隔離されており、フランソワの妻ラナもそのひとりだった。ある日、新生物たちの移送中に事故が起こり、彼らが野に放たれてしまう。フランソワと16歳の息子エミールは行方不明となったラナを捜すが、次第にエミールの身体に変化が起こり始め…

【西京極の評価】
邦題とはちょっとイメージが違ってフランス映画らしい抒情的な映画。ケモナーになる者となれない者との関係は、移民問題だったり、宗教・民族の紛争であったり、コロナパンデミックであったり、国家の分断であったりと色々な社会問題のメタファーである。理解出来ない存在と共存出来るのか?なんだけど果たして…。ゲテモノホラーと食わず嫌いにならず思春期の旅立ちを描いた映画として観て欲しい。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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ヴェノム ザ・ラストダンス(吹替版) 監督/ケリー・マーセル

2024年11月10日 21時48分19秒 | 西京極シネマ
【主演】
 トム・ハーディ(エディ/ヴェノム 声:諏訪部順一/中村獅童)
 キウェテル・イジョフォー(ストリックランド 声:斉藤次郎)
 ジュノー・テンプル   (ペイン博士 声:恒松あゆみ)
 リス・エバンス     (マーティン 声:内田直哉)
 スティーブン・グレアム(マリガン刑事 声:森川智之)

【ストーリー】
エディと一心同体となって強敵カーネイジを倒し、世界の危機を救ったヴェノム。エディとヴェノムは深い信頼関係で結ばれたバディとなり、見事なチームワークで敵を倒していく。そんな彼らは、シンビオートを極秘に研究する施設に侵入したことで特殊部隊に追われる羽目になってしまい、さらには地球外から飛来した新たな脅威と対峙することになるが…

【西京極の評価】
ヴェノム3部作の完結編。冒頭エディとヴェノムのイチャイチャから始まり、ストリックランド率いる特殊部隊の追跡を逃れるロードムービーに。終盤の展開は意外にもイイ話でかなり涙腺を緩まされた。とにかく今作のヴェノムは徹頭徹尾イイ奴なので、これで終わりって事はないと信じたい。当然の事ですがスタッフクレジットが終わっても絶対席は立たないで!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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