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SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

鼻盛り

2010年10月02日 09時30分05秒 | 眼鏡技術

円錐角膜のお客様。

現在HCL(ハードコンタクトレンズ)を常備装用。

強度数の為、自身でHCL装用が難しくなり眼鏡装用となりました。

しかし、眼鏡装用に良いイメージは皆無だそうです。

「いつも睫毛がレンズに接触し煩わしい、訴えても眼鏡店は何もしてくれない」

お客様の睫毛は長さがあり、通常の鼻パッドではレンズ後面に睫毛が触れてしまいます。

鼻盛りが必要です、量販店で購入された眼鏡を拝見するとノーマルノーズパッドのまま。

これでは睫毛が当たってしまい、煩わしく感じるのも当然です。

購入して頂いたドメスティックブランド「mignon」の新作フレームを鼻盛りしていきます。

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まず最初にノーマルノーズパッドをどの位カットするのか検証します。

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眼鏡を解体、解体した各パーツは傷が付かない様、ビニール袋に入れ保管。

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眼鏡フレーム(フロント部分)に保護テープを張り、余分な削り傷から守ります。

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ヤスリ、紙ヤスリを使い(粗め→細め)丁寧に磨きます。

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バフ磨きでフレームを再処理、光沢を蘇らせます。

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研磨後、光沢が蘇りました。

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鼻型、高さを考慮しながらノーズパッドを選択(24種類+特殊ノーズパッド8種類)

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接着、安静静態で1日放置し、確実に接着していきます。

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完成です、これで睫毛が当たらなく、快適にお使い頂けます。

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強度数の為、アイポントを正確に確認します。

お客様が快適に眼鏡お使い頂く為には、どんな手間も惜しみません。