本日来店されたお客さんの症例を紹介します
このお客さんは
今年の1月に両眼白内障の手術をされて
眼内レンズを挿入されています。
そして3月にメガネを調製しました。
その時のデータはこんな感じです
R=(1.0×S-0.25D C-1.00D AX170)
L= (1.0×S-0.25D C-0.50D AX110)
それからしばらくは調子が良かったようですが
最近急にみえにくくなったということで
検査することになりました。
今日のデータはというと
度数は変わらないのですが
視力は両眼共(0.5)までしか出ないのです。
確かに見えにくいはずです。
そこで眼に光をあてて中の状態や度数を
判断するレチノスコープで調べました。
すると
きれいに光が通らないのです。
濁りが確認できました。
その濁りが邪魔して視力が出なかったのです。
これを後発白内障といいます。
後発白内障というのは
白内障の手術の時に残す後嚢の膜が濁る
ことをいいます。
治療方法はヤグレーザーで濁っている部分に
照射して破きます。
そうすることで
濁りがなくなり光が網膜まで届くので
視力も元の状態に戻ります。
とりあえず
メガネのレンズではどうすることもできないので
眼科受診していただくことになりました。
それからまた検査させていただく運びになりました。