中国の経済発展

中国経済発展の最大の武器は「人」です。安い労働力と広大な土地が基本。オリンピックと万博がインフラ整備に一役買い、日本からの技術が原動力となり、急速に世界中のお金が中国に向かって流れています。中国をバカにしていた先進諸国は置いてきぼりに。経済界では中国が世界を席巻し、世界が中国の顔色を伺い、パワーシフトした日本企業も後戻りできないところまで来てしまいました。
唯一の弱点は思想的な課題。ノーベル平和賞の受賞者が喜ばれず、逆に非難されるところが、社会主義国の欠点であります。もしここで中国の資源を逆手に取り、振りかざすようになると引く人・企業が現れ、やがてそれは世界から取り残され、経済もピークを打つと、ここが怖い。
社会主義独裁政権の経済の崩壊は「世界経済の崩壊」を意味します。
日本にとっても領有権問題もしかり、日本企業の労働争議問題しかり、ただ安易な日本企業の中国進出が平和的に解決できることを祈るばかりです。
なぜなら、中国頼みの日本経済になってしまったからで、気がついたときは「もう遅い」。