西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

夢と希望が持てるまち

2011-06-20 09:25:20 | Weblog
「財政が豊かになれば、市民の暮らしも良くなるのか?」、このように問われた時、私の答えは「半々です。」
 私的な部分は個人の考え方や努力によって、生活水準が向上する人も居ります。しかし、公的な部分はこんな訳にはいかない。
我々が納めた税金を基に、自治体が公共サービスを提供、それが公共施設であったり、福祉・医療であったり、教育である訳で、「なんでこんなに高い税負担」の問いかけや「納めた税金の割にサービスが高いか低いか」を判断し、市民に分かりやすく説明する責任が私たち議員にもあるのです。
先の「子ども医療費の無料化」拡充の問題であったり、子育て支援制度の中身について、内容を知ってもらう工夫が大事ではないかと思います。
そして、この負担の義務とサービスを連動させる発想が必要な時代、「中央からの割り当て、地方は国からのゆすり・たかり」の構造は変えていかなければ、いつまで経っても「夢も希望もないまち」になってしまう。

これからは、地方自らが政策立案、実行までやりくりする。そして市民の目でこの効果を確かめ・評価するのです。
今の子どもたちに「夢と希望の持てるまち」をどうやってつくるか、今から本当に、将来を見据えた施策が必要なんです。
目先のカネの話で、くるくる変わる少子化対策や教育行政では輝きを失った人間に育ってしまう、こんな懸念をお持ちの方も多いはず。


避難場所

2011-06-19 08:48:40 | Weblog
我が津島市には、「絶対安全な避難場所」などあり得ない。
特に地震の際の液状化。公共の施設でも耐震性には問題あり。
この辺では民間の高層マンションがところどころにあることはあるが、そこも安全とは言えない。
ましてや近辺の住民を収容できるキャパも有りません。

したがって、一番、耐震・安全性に優れた防災拠点は学校であります。
学校情報通信化を促進、災害時の情報の確保・ICT化(近年の「電子黒板」等、情報通信技術)が喫緊の課題。
そして常日頃の学校を中心とした「コミュニティー」がモノを言う時代、まさに「教育の情報化ビジョン」を示す時であります。


子育て不安

2011-06-18 09:44:00 | Weblog
せめて津島市も他の市なみに、病院・通院費の「子どもの医療費の無償化」を進めてほしい。飛島村のように「中学卒業までとは言わない」。行政の「子育て支援・少子化対策と云うのは口先だけか?」こんな声が、圧倒的。

「地域格差」「所得格差」があっていいものか。「もっと平等に」。これでは「子育て支援」どころか、「子育て不安・放棄」に結びつく。「課税されている自分達の家計(270万円以上の所得)だって、相当苦しい」。所得制限なら「800万円とか1000万円以上の所得」の人の話。
今の私には説得力も持ち合わせていない。よって、周りの人は、納得しない。

未婚の、特に女性は経済的な不安から子育てにはかなりの負担を感じ、結婚にも出産にも消極的。
今の働いている若者は、子育てに不安を感じている限り、結婚に踏み切れないでいる。

それとも労働環境を良くして、「収入増ともなれば・安心して暮らす」ことが出来れば、次の「ベビーブーム」もやってくる。
 
いずれにしても、子育ての環境、たとえば「育児(子ども)手当」・「育児サービス」・「保育園」・「授業料、給食費」に至るまで、果ては「労働環境の改善」まで、幅の広い施策が次世代の育つ環境を左右する訳であります。
決して「子育て支援」にうしろ向きであってはならない、また、財政的なことを理由にしてはならない。

津島市子ども医療費支給条例

2011-06-17 13:32:47 | Weblog
昨日の厚生病院委員会、第45号議案「子ども医療費支給条例の一部改正について」(保険年金課)

津島市はかねてより問題とされていた、「子ども医療費無償化」が就学前までとされていましたものを、所得制限付きながら、高校卒業まで無償にすると云うモノ。
「となりの市の「愛西市」・「あま市」が小学校卒業まで通院医療費の完全無償化を実施しているのに、なんでわが市が就学前に打ち切られるの?」、ほとんどの方が(特に小学生のお持ちの方は)この疑問を訴えてみえます。
今回、委員会では修正動議が出され、いったん休憩を挟んで、最終的に「付帯決議」をつけて結局、可決。
「津島市子ども医療費支給条例について」は、早い段階で<所得制限を撤廃する>こと。
要するに高校卒業まで医療費は無料にするが非課税世帯(年270万円以下の世帯)が対象であると云うこと。
「所得の少ない人は生活支援をしますよ」と云うだけのことで、何も「子ども医療費の無償化」に引っかけなくてもいい筈。
委員長として苦渋の決断、ツライ。
市民の方の中には「大変裏切られた」方も多いはず。
市民病院が独り立ち・立ち直りさえすれば、「所得制限付きの医療費無料制度」なんて真っ先に無くしてやるのに!
皆さんの意見・感想を聞かせて頂きたいのですが。
一番悔しい思いをしているのは市長自身かも。

善意の車いす

2011-06-16 16:58:29 | Weblog
被災地に贈られた「中古の車いす」。
中古と云えども、善意の一杯詰まった4台の「車いす」。
本当に喜ばれたようで、感謝の☎有り。
さっそく、寄付していただいた方へお礼。
そちらからも、逆にお礼を述べて頂くなんて。
仲介した私もうれしくて。「礼には礼を」尽くす社会がある、まだ捨てたもんじゃないですネ。
1番喜んでいるのは、甦った善意の「車いす」自身。
「イイね、イイね」・「ありがとう」が聞こえます。




市民病院について(要旨)

2011-06-15 13:51:38 | Weblog
6月定例会・一般質問の続き、
Ⅱ、市民病院に関する件

要旨、改革プランの進捗状況について

 今回の震災の影響もあり、社会経済情勢も先が読めず、「黒字化する」と云っても予断を許さない依然厳しい状況に変わりない。「医療崩壊」の危機に直面している。「病院の再建問題」が市民にとり、大変な負担になって跳ね返り、すべてに「市民サービスが低下する」と云った風評被害であります。
こうした中にあって、市民病院はじめ「持続可能な地域医療を守る」と云う決意と実行力、地道な立て直しの努力と実績を積み上げ、そのリーダーシップに期待し、市民は2期目の市長として市政運営を託した訳であります。
 中央に向かっては、「中医協」のメンバーとして地方の立場・声を発言し、「医療の在り方」・「診療報酬の見直し」等、この国の将来の課題にも取り組んでいる。ただ、国や県に発信力が増したとはいえ、留守中に起こりえる市政に関する事件・事故等の場合はどうやって責務を全うすることが出来るか。今まで以上の高いハードルをクリアするため、「病院の黒字化・前倒し」目標等への期待を始め、より強固な改革プランの遅滞なき遂行と質の高い医療の提供のため、市長の責任と役割をお示しください。

次に、本年4月より「電子カルテ」の導入後の体制につきまして、事務局による検討課題、例えば医師の負担軽減に結びつく事務員の補強とか研修とか拡充策をお聞かせ下さい。

もう1点、看護局による医師の負担軽減ということで、やはり本年の4月から「看護師の副院長」登用があるが、その目的と効果をお尋ねします。

最後に、収入の確保と云う点から、本年度DPC対象病院へ院内体制が整備されたが、その体制づくりに課題がないか?


防災対策と節電対策

2011-06-14 20:45:19 | Weblog
6月定例会・代表質問の続き、
「地域防災計画」の資料の中から、「防災リーダー」の養成と活用、並びにネットワーク化の推進について、またボランティアの受け入れ体制の整備および推進についてのうち「ボランティアコーディネーター」の養成について、講座の開催や研修についても、説明ください。
市は以上の防災リーダーやボランティアコーディネーターの積極的活用による防災訓練の充実・円滑な活動をするために、どのように整備していくのか。
要旨2、防災教育について
 今回の震災では、学校関係者が数多く犠牲になられました。とりわけ未来ある児童生徒も尊い命を落とされた訳で、それに報いるため、この教訓を次世代へと繋げていく責任がある。
(1)、小中学校においての「防災訓練」としての取り組み、避難誘導から防災に対する心構えの確認、児童生徒の役割分担とか、組織活動としてどのように実地訓練をこなすのか?
(2)、どう云った「防災教育」を行い、啓発活動はどうか?
(3)、教職員の災害対応マニュアルが作成され、周知徹底されているのか?
(4)、災害時、保護者から児童生徒の安否確認の対応、逆に学校側からの安否情報の発信は、どのようになされるのか?

要旨3、節電対策に関わる諸問題
この地域の企業で、平日の電力消費を抑える「輪番操業」体制になった場合、(土・日曜日に操業予定)保護者の要請により、保育園や学童保育の運営拡充を計画した場合、県が休日保育の緊急支援策として人件費等の補助を計画しているが、市として適切な対応を考えているのか?各自治体の休日保育の拡充に向けたニーズを市は把握していく必要があるのではないか?

6月定例会、本日の代表質問より

2011-06-13 20:03:32 | Weblog
Ⅰ、防災対策に関する件
要旨1、自主防災組織との連携について
平成20年当時、8月28日から29日にわたって、この地域は集中豪雨によって浸水被害に遭い、9月定例会一般質問にて「その分析と課題」ということで「防災対策」に触れました。その後、翌平成21年3月定例会においても、浸水被害の防止策、自主防災組織の活用と「災害情報収集協力員」制度の創設を提案しました。
災害時における初動体制がその後の被害の大きさを左右する。発生時点で地域の細かい情報が役立ち、その情報を把握し、迅速に機能・活動させることが可能、この「災害情報収集協力員」(ボランティア協力員)制度を検討してみてはどうか、と云うもの。
 
 当時の総務部長の答弁の中に、「この制度は考察する価値あるシステムと考えている。今後、システム構築を図る。そのため、市内にある自主防災会と協議する。」と云う事でありました。
今回の震災を教訓に、国も防災事業を積極的に進め、防災無線や全国瞬時警報システム・災害情報提供メール配信等も稼働している訳で、こう云った観点からも再度、提案します。
提案理由は(1)、イザという時に今の職員数では限界があり、状況把握・指揮系統が混乱すると時間もかかり、現場を細かく確実に把握できるのはやはり地元の人間であると云う事。
(2)、災害時はパニックになることも考えられ、不特定多数の情報では、逆に「情報過多」になり混乱する。特定の嘱託員や町内会長、また地元消防団長経験者等に「災害情報収集の協力員」を委嘱することによって、日頃からの連絡網等により、正確な情報を市の防災担当部局に通報、時には自宅周辺の道路冠水や家屋の浸水状況、河川の水位等の危険性も予測・判断していただくもの。
(3)、ボランティアであり、委嘱状1枚で事は足り、費用がかからないと云う事であります。常日頃の警報や災害情報交換だけは、頻繁に行う必要がある。


あなたの給料高い、安い

2011-06-12 20:56:08 | Weblog
40年も前、私が学生の頃の「公務員」、不人気で成り手がなく、「給料も安い」の代名詞でありました。
経済も右肩上がりで、私の周りも皆、年間1000万円以上の(当時で、今換算すると約5倍)高額所得者でありました。
それが、この不況時代へ入ると、一変。世間は「公務員はいいねえ。仕事しない、首はない、退職金は貰える」と散々いじめられ、あげく、「公務員給与は高すぎる」の大合唱、風当たりも強く「世間並みにせよ」。
各自治体も予算ねん出のため、(誰が始めたか、以前から進められた「お手盛り、論功行賞」はそのままに)、人事院勧告に従い報酬審議会なるモノが査定、先ず目先の簡単な職員の給与のカットから始める。
世間からは職員の努力も力量も評価されず、こんな時だけ民間と比較され、もう「ぼろくそ」。やがて士気が低下し、定年前に辞めていき、やがて質もサービスも低下して、市民に「何もしてクレナイ」病が蔓延する。

お金はあっても決して不自由な事はありません。「ちょうどよい。」と云う尺度もありません。あればあっただけ欲しい、まだ足りない。しかし、あり過ぎて身を滅ぼすこともあります。
人の命も「お金」の時代。尺度が「お金」では、人と人とのつながりも、何か水臭いものになります。昔から「金の切れ目は縁の切れ目」。「ほどほどに」という基準でもあれば、イイのですが。
モノサシは、世間・他人と比較して、あの人より「貧乏・ゼイタク」、昔・以前より「貧乏・ゼイタク」。
かと言って、まったく働かないで「カネがない」と嘆いてみても、仕方ない。これが自己責任。

プロの役者・野球選手の所得は高い?それとも安い?それ以上の働き、収益を期待して経営者が判断する事。
「給与の高い安い」は実績を見て評価するもの。
新聞報道に、愛知県会議員の報酬が載っておりました。世間と比較して、(今までの名古屋市議の報酬も批判されるほどに)高いモノ?その上「費用弁償」もかなり付いていたようで。
商売人なら、100万円使って200万円、1000万円投下して2000万円、これが倍の「差益・もうけ」。
逆に損する時もある。ハナから、損する事を考えてアキナイする人は先ずいない。(いるとすれば、詐欺師)
100円の物を仕入れて、50円で売れば「売れるはず」。
どんな企業でも、損を承知で従業員を採用する事はない。あれば経営者として失格。
大根役者はパフォーマンスも茶番劇も上手。自分から進んで「給与・報酬が高すぎる」と云って削れますか、それほどまでに働きが少ないのでしょうか。
しかし、生活費や活動費は当然、支給されるべき。「無責任なボランティア」になってもらっても、シワ寄せが市民に還るようでは、社会自体が成り立たない。
それでも世間が「あなたの報酬は高い」と云うなら、それ相当の働きをしていないと評価しているのです。

私が市長であるなら、浅はかですが非難されるような高給取りの副市長は二人とも置く事はないでしょう。その代わり、責任をとれるような大きな仕事もせずに4年間、前例踏襲、大過なく過ごします。今の津島市にあぐらをかいて、人前に出れば頭を下げるだけ、下を向いてます。それだけでいいのです。給料も保障されます。今までの市長は?
何と「夢も希望もない」事でしょう。皆さん、それでいいのですか?

貰える給料以上の奮起・活躍を皆は期待しています。結果的に何倍にもなってハネ返ってきたら文句は出ません。
そのためにも「意地でも見返すだけの仕事」に精を出すのは当たり前なんです。
問題は使い方だけ。博打で損をする人も見えれば、被災地に奉仕をする人もいる。
墓場まで「お金」を持っていけません。

甦った、善意の「車いす」

2011-06-10 12:00:53 | Weblog
廃棄処分される運命だった、中古の「車いす」。
パンクが2台。ブレーキが利かないものが1台。
でも甦りました。ところどころ、錆ついているモノ、ほこりをかぶっているモノの、支障はありません。
被災地のこと、利用していただける方のことを想い、修理していると、中古の「車いす」でも愛着がわきます。
善意で寄付していただいた方から、直していただいた方、皆さんの善意を無にすることなく、被災地に届け、そして有意義に使ってもらう。
眠りから覚めた「車いす」もふたたび活躍の場を与えられ、大いに役に立ち、冥利に付き喜び、また感謝される事でありましょう。
バカも「車いす」も使いよう、私もそうなりたい。
明日、午後4時に出発、甦った善意の「車いす」も引き渡されます。