秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

第2回憲法カフェ終了

2015年03月27日 | メッセージ
今日は第2回憲法カフェを行いました。

行政だけでなく民間団体が自己検閲を行う重苦しさを最新の情報によって紹介した方、戦争を作る仕組みを子ども向けに知らせる紙芝居「ぼく、わかったんだ」を演じた方、相互監視社会であった戦時中、家族の中から密告者が出たのを見た例、そして今や、政府の意向に異を唱える人々が「不審者」と言われるようになるという凄まじさを指摘した方、国際社会から見た特定秘密保護法は杜撰で法律の体を成していない、人権尊重の精神のかけらもないシロモノだということを的確にまとめた方・・・。4つのトピックはバラエティに富み、大変興味深く聞くことができました。

参加者は12人。その内初めての方2名。4つの発題のあとは、グループには別れず輪になって和やかに話し合いました。こじんまりだからこそ、よかったかもしれません。フラットな勉強会として講師を立てず自前でやるのも手応えがあって、なかなかいいものだと思いました。、準備によって半ば強制的に鍛えられもし、聞く方も仲間なのでリラックスして親しく聞くことができます。

話し合ってみると、私が知っているのに他の人はしらないこと、その逆などがあります。素直に疑問を質問できることで、発見が多かったと思います。

ある参加者の口から今の政治にはびこるのは反知性主義だという言葉がありました。そのとおりだと思いました。私たちは現状を見据えながら、そのようなものに抗していかなければならない。行政の臆病にそれはいけないと抗議しなければならない。そうやって主権者のあり方を獲得し続けたいものだと思います。

気持よく会場を使わせてくださったイタリアンカフェROPEさん、どうもありがとうございました。


さて、本のご紹介です。

岩波ブックレット「秘密保護法対策マニュアル」が発刊されました。ぜひお買い求めください。
当会も読み合わせ会を近く実施する予定です。


秘密保護法対策弁護団の地域別連絡先も載っています。

岩波ブックレット「秘密保護法対策マニュアル」
著者:海渡雄一
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/2709210/top.html

第1章 秘密保護法とはどのような法律か
第2章 市民・ジャーナリストが活動・取材するとき
第3章 秘密に関与する公務員と内部告発
第4章 適性評価への情報提供は拒めるか
第5章 事件に巻き込まれたら