エンスーMの「クルマとともに」

私が愛したクルマたちのことを忘れないために…

昭和53(1978)年式マツダサバンナGT特別仕様車V100(5MT) H1.12〜2.9

2022-09-05 08:29:00 | 日記
これは何とか写真がありました。

ウチのNⅢ360ツーリングが盗まれた頃、気になるクルマが発売されました。サバンナGTです。
もちろん一方的に憧れるだけの対象だったのですが、それがまさか、17年後に自分の所へやって来るなんて…

私がGT-TSとお別れして間もなく、職場の知人がサバンナを廃車するとを聞きました。珍しいV100だし、思い入れがあって手に入れたと聞いていたので、そりゃもったいないよと言ったのですが、現車を見せてもらうと確かにボディーには凹みや傷、腐食があり、前後ともバンパーは歪み、マフラーにも穴。
ただ、奇跡的にフルノーマルの個体だったことが気に入り、譲り受けることに。

ちょうど季節は冬に差し掛かる時だったので、春の車検切れまではそのまま乗り、車検の際に一気に仕上げようと思ったのでした。

乗ってみると、ショックアブソーバーはへたっていてブカブカ、8万キロ余り走ったエンジンはまだ大丈夫そうでしたが、ダッシュボード上面にはヒビが入り、運転席には破れありという状況。

ただ、意外なことにFRの割には雪道に強く、また、信じられないくらい小回りが効く。
静粛な回転と余裕あるパワーの代償として燃費が2桁いかないことを除けば、扱いやすいクルマでしたね。リヤシートは実用になる広さだったし、リヤサイドウィンドウが巻き上げ式だったので、当時のクーペとしては居住性も上々。なお、燃料がレギュラーでOKだったことが多少の救いではありました。

さて、以前ファミリアアンフィニを買ったディーラーからパーツリストを借り、膨大な部品番号を書き写した私。ショックアブソーバーは大好きなKONIを取り寄せ、春の訪れとともにサバンナを車検に持ち込みました。
すると、ディーラーのフロントが驚くほどにパーツが欠品だらけ。特に外装がヤレていたため板金が必要だったのですが、腐食したり錆穴の開いたパーツが全くないのです。弱点だったのでしょうか。

それでも使える限りの新品パーツを使ってメカ部分をきっちり整備してもらい、苦労して探したPCD110のアルミホイールを履かせ、トランク一杯のパーツと一緒に帰って来た時はうれしかったです。
ちなみに、V100のエンブレムは新品が手に入りました(笑)

気になっていたブカブカの足回りはKONIのスペシャルDで適度なしっかり感を取り戻し、ブッシュ類の交換と相まって私にとっては27トレノよりもバランスが良く、乗りやすいクルマになりました。
特にステアリングはトレノよりも格段に軽く、軽量でコンパクトなロータリーエンジンの長所が生かされていたのかと思います。

結局、外装には手を入れられないまま1年ほど乗っていましたが、協力的な工場も見つからず、なかなかレストアを進められないことに業を煮やした私は、それまで買い集めたパーツ類と一緒に次の方へとバトンを繋ぎました。


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