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くるま走ってたの!ANNEX

小田急線を中心とした鉄道写真と電車に関する色々な話題、カメラの話、などなど、ゆるーく書き散らしています。

撮影データを取り戻しました! [画像消失 その後]

2008-03-14 23:49:28 | カメラについての雑記帳
昨日(3/13)の、撮影データ消失の話、その後です。
Web上でいろいろ調べながら、カット&トライを繰り返してみました。
なお、先に結論を書いてしまいますと、TriStar社のPower Recovery 復元フォトを使用してデータ復元に成功いたしました。
以下、何かのご参考になればと、実験結果をつらつら述べさせていただきます。

ファイナルデータ 2.0
とりあえず手持ちのデータ復元ソフトウェア、定番ですがかなり古いバージョンです。
まずはTIFファイルは認識可能。
※EOS-1DsのRAWデータは「*.TIF」で保存されています。
最終撮影日の35枚めまではRAWデータを復元可能でした。
ところが、36枚目以降のデータの状態がよく分かりません。
一応、TIF形式でファイル復元は出来ているのですが、どうも復元が不完全な様子です。
というのも、復元ファイルが『RAWユーティリティや画像ソフトでは開けない&エクスプローラ等のサムネイル表示も不可』という謎のファイルになってしまうのです。
ただし、RAWファイルのサムネイル表示用と思われる小さな画像データは独立した画像ファイルとして吸い上げ可能なようで、大量のJPEGファイルが生成されます。
いずれにせよ実用にはなりませんでした。

データ復旧R
フリーソフトです。
NTFS専用らしく、FATフォーマットしたCFを認識出来ませんでした。
デジカメデータのサルベージには不適なようです。

復元
元フリーソフト。
昔無償だったものが現在では有償に。
機能面の評判は良いようです。
ただ、試用版を使ってみたところファイナルデータ2.0と同じ現象に遭遇したためパス。

DataRecovery
こちらもフリーソフト。
動きましたが、サルベージ結果はファイナルデータ2.0と同じ状況になりました。
実用にならず。

このように、旧世代版ファイナルデータ以下、フリーの復元ソフトウェアで立て続けに同じような現象に遭遇したわけです。
素人考えで“RAWデータ復元もしょせんビット列の解読なんだから古めのソフトウェアでも可能だろう”と思い込んでいましたが、どうもそう簡単には行かないようなのです。
なんとも不可解ですが、見当を付けつつWebであたってみたところ、どうやらRAWファイルの保存形式が原因らしい、という結論に達しました。
EOSデジタルの場合、最近のモデルのRAWはCR2形式、ちょっと前のモデルではCRW形式です。
ところが私の使っているEOS-1Dsの世代のEOSデジタルでは、TIF形式でRAWデータが保存されています。
詳しくは分かりませんが、これが原因でうまくデータ復旧できないのはほぼ間違いないようです。
拡張子は「*.TIF」なのに実データはTIFではないので、データ復元ソフトが正しくファイル認識できない、という理屈です。

そんなわけで、やはり『デジカメ対応』を正式に謳ったソフトソフトウェアでないと巧くないだろう、ということで、仕切り直しで対処策をさらに探索。

画像復活.COM
これはソフトウェアではなく、Web経由でのお手軽データ復旧サービスです。
アタマ10枚のみ無料、11枚目以降は2000円というサービス。
試してみたところ、きちんと10枚目までは復活してくれました。
しょっちゅう同じミスするとも思えないのでこれでも良さそうです。
難点は、ファイナルデータで復元できない36枚目以降の復元可能性が分からない事。
お金を払ったのにファイナルデータと同じ事になっては困ります。
また、ソフトを手元に置いておかない方法が私の性格に合わないのでパス。

ファイナルデータ
試用版で確認したところ、どうやら復元出来そうなことを確認。
TIF形式で復元可能とされたファイルがすべてサムネイル表示されていますので大丈夫でしょう。
定番ですしVer2.0で使い慣れている安心感もあってこれにしようかと思ったのですが、ちょっと割高感があったのでパス。

R-Studio データレスキュー PRO
キャノンシステムソリューションが出しているソフト。
Web上で“使えた”という報告もありましたし、キャノングループ製品という安心感もあるのですが、如何せん値段が高い!
試用版も見つからなかったのでパス。

Power Recovery 復元フォト
Web情報から“EOS-1DsのRAWデータで確実に使える”と思われたソフトの1つ。
ダウンロード版で¥3,360-と格安なのもポイント。
お試し版がなかったので動作確認はできませんでした。
ただ、とにかく値段が安いことと、他人様の実績があることから、これを選ぶ事にしました。

Vectorでライセンスキーを取得してダウンロードしてインストール。
早速作業に着手...あっさり復活(^-^)v
危うく失いかけたデータを無事に手に入れることができました。
良かった良かった。

今回の件で、やはりEOS-1Dsは黎明期のデジタル一眼レフなんだなぁ、という認識を新たにしました。
汎用的な「*.TIF」で専用フォーマットのRAWデータを保存するということ自体、考えてみれば乱暴きわまりない話です。
ま、そういう未完成なところがまた良いのですけどね、EOS-1Ds(笑)。

私自身は確認していませんが、同じEOSデジタルでも新しい世代の機種のRAWデータはより扱い易くなっているようです。
EOS-1DMkⅡ以降のEOS-1D系や、30D/40Dなど最近の中級機では、RAWファイル形式も変更されており(CRW形式/CR2形式)、ファイナルデータ2.0世代の復旧ソフトでも十分データ復元が出来るようです。

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