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特別史跡 旧閑谷学校

2020-02-02 11:49:00 | 日記

 

幼なじみの友人が「閑谷学校」の写真2枚を送ってくれました。

 

  ↑ 300年を経た今も美しい姿の石塀(全長が765m)が 学校全体を囲んでいます。
  

懐かしく、いろいろな思い出がよみがえり、調べてみました。

  

          ↑ 備前焼瓦の講堂        

江戸時代寛文10(1670)年、岡山藩主池田光正により創建されました。
現存する世界最古の、庶民のための公立学校です。
永続を願う藩主の意を受け、家臣・津田永忠が約30年をかけて、
元禄14(1701)年、現在とほぼ同様の外観を持つ堅固で壮麗な学校を完成させました。


創建当時の講堂の屋根は茅葺でしたが、改築され「備前焼瓦」にふき替えられました。
内部は、10本の欅の丸柱で支えた内室と、四方を囲む入側とで成されています。
床は、拭き漆で顔が映るほどピカピカです。
火灯窓から入る光で柔らかく反射されています。

「講堂内はクモの巣一つありません。天井がクスノキ造りのため。」
と子供の頃に聞かされました。

開校以来、講堂の床に正座して論語を学ぶことが伝統です。

 

 

紅葉した木は、楷です。
「学問の木」とも呼ばれます。

大正4年、孔子の墓所から種を持ち帰り育てられました。
樹齢は100年を超えます。
聖廟堂前に2本あり、11月初旬にはライトアップされ、1本は赤、1本は黄色に紅葉します。 

 

昭和40年に和気の校舎に合併されました。

それまでの閑谷校舎は、現在は資料館となっています。

(広報紙の写真をお借りしました。)