goo blog サービス終了のお知らせ 

のどかなケイバ

一口馬主やってます

女神「宇宙人受難之碑」1

2017-07-21 09:35:30 | 小説
 遥かに伸びる国道。その中を1台のクーペタイプのクルマが走ってます。東の空には今昇ったばかりの太陽があります。今クルマはその太陽を背に走っています。
 車内です。運転してるのは香川隊長。コンビニで買ってきたのか、隊長はいなり寿司をかじってます。助手席には海老名隊員がいます。彼女は眠りこんでいます。中途半端に開いた口からよだれが垂れてます。テレストリアルガードの隊員とは思えない姿です。隊長も海老名隊員も隊員服ではなく、シャツにジーンズと、かなりラフな格好です。
 後部座席には女神隊員が座ってます。女神隊員の服装はジーンズ生地のオーバーオール。上溝隊員の見立てなんだとか。いつも被ってる白い帽子は、今は座席の上にあります。ウィッグは被ってますが、外から見られることはないと思ってるらしく、特徴的な単眼が丸見えです。
 女神隊員は窓の外を見てます。田んぼ、畑、川、たまーに過ぎる樹々・・・ それらを楽しそうに眺めてます。実は女神隊員はこうやって外出するのは、地球に来て今回が初めてなのです。だからすべてが新鮮な光景なのです。女神隊員は今、とってもわくわくドキドキしてました。
 ちなみに、3人が乗ってるクルマですが、隊長の私物です。テレストリアルガードのカラーリングは施されてません。
 クルマの進行方向には巨大な富士山があります。上半分は白い雪の富士山。早朝のせいか、それより下はとっても青く見えます。

 3人が乗ったクルマが立派な家屋の敷地の中に入っていきました。どうやら農家のようですが、とてつもなく大きな敷地です。その敷地に3人が乗ったクルマが駐車しました。
 クルマから3人が降りてきました。女神隊員は慌ててウィッグを直し、単眼を隠し、さらに白い帽子をかぶりました。それをドアミラーで確認してます。海老名隊員はまだ眠り足りないのか、眼は半分寝たままです。
 隊長が家屋のドアホンを押しました。すると、
「はーい!」
 という声が、家屋の中から。ドアが開き、40代くらいの女性が出てきました。
「うわ~ よく来たねぇ、お兄ちゃん」
 と言っても、この女性は隊長の妹さんではありません。隊長の母の妹の娘なのです。つまりいとこ。幼少のころ諸般の事情で10年ばかし一緒に暮らしたので、彼女は今でも隊長をお兄ちゃんと呼んでます。ちなみに、隊長にはきょうだいはいません。両親と妻と娘が1人いましたが、5年前の戦争でみんな死んでしまったようです。
「だんなは?」
「畑。でも、軽トラは置いてったよ」
「あは、そっか。じゃ、借りてくぞ」
 女性はクルマの鍵を隊長に渡す体勢になりました。
「はい、鍵」
 隊長はその鍵を受け取ろうとしました。が、寸前で女性は鍵を握った手をさっと横に。
「お、おい?」
 女性は何か悪だくみを考えてるような眼差しで、女神隊員を見ました。
「その人、ヘルメットレディでしょ?」
 また面倒なことを訊いてきたなあ、と隊長は思いました。
「違うよ」
「うそ。ヘルメットレディは顔に何か事情があってヘルメットを被ってるんでしょ? 帽子をそんなに目深にかぶってるてことは、やっぱその人の顔にも何か秘密があるんでしょ? ねぇ、どんな顔してるのか、見せてよ」
 隊長は応えに窮しました。女性はさらに追い打ちをかけるように、
「見せないと、クルマ貸さないよ」
 隊長は困った顔で女神隊員を見ました。そしてまた女性を見て、
「絶対口外しないか?」
「うん、しない」
「ほんと?」
「ほんとだよ」
 隊長はまた女神隊員を見て、
「悪いな」
「仕方がないですね」
 女神隊員は帽子を取り、さらに前髪のウィッグを取りました。あらわになったその特徴的な単眼を見て、女性の顔は半分苦笑、半分恐怖て顔になりました。
「ああ、あはは・・・」
 隊長はさらに念を押すように、
「これはテレストリアルガード最重要機密事項だからな。口外したら逮捕だ。覚えておけよ」
 いや、現在テレストリアルガードにはそんな機密事項は指定されてないのですが。
 隊長は鍵を受け取ると、軽トラックに向かって歩き始めました。海老名隊員と女神隊員もそれに続きます。
「じゃ、軽トラ借りてくぞ」
 軽トラックが走り始めました。女性はそれを見送ってますが、まだ顔が引きつってます。足もぶるぶると震えてます。
「あはは・・・」

 3人が乗った軽トラックが舗装された林道を走ってます。今日は晴天ですが、林道のせいか、明るさはあまりありません。今軽トラックはゴルフ場の駐車場の入り口を通り過ぎました。
 車内です。運転してるのは隊長。助手席側には女神隊員。間には海老名隊員が座ってます。
「ゴルフ場過ぎたな。そろそろだな」
 林が終わり、あたりは急にぱっと明るくなりました。軽トラックの目の前にゲートが見えてきました。かなり大きなゲートです。その両側にはゲートと同じデザインの金網のフェンスがはてしなく続いてます。ゲートの脇には詰め所があるのですが、今は誰もいないようです。ゲートも開いたままです。軽トラックはそのゲートを止まることなく通り過ぎていきました。
 ゲートの中は起伏に富んだ地形です。ただ、樹木はありません。ほとんどが草原です。ゲートの前までは舗装路でしたが、ゲートを過ぎてからは石ころが転がる悪路です。その悪路の中を軽トラックが走って行きます。ガタガタした道に車内の海老名隊員は大変そう。
「う、うわっ」
 でも、女神隊員はとっても楽しそうです。
「きゃは」
 軽トラックが道端に駐まりました。
「今年はこのあたりにするか」
 と言うと、隊長は軽トラックを降りました。女神隊員と海老名隊員も軽トラックを降りました。女神隊員は帽子を取り、それを助手席に置こうとしましたが、海老名隊員がそれを見て、
「あ、帽子は持ってた方がいいですよ」
「え? あ、はい」
 軽トラックを降りた3人。隊長は足下に生えているワラビの根元を指で挟み、その茎を折りました。それをそのまま摘まみあげ、女神隊員に見せました。
「今日はこれを採って欲しいんだ」
「これは?」
「ワラビ、山菜だよ。食べるんだ」
「へ~」
 隊長は今度は別のワラビを指さしました。そのワラビはすでに開いていて、たくさん枝分かれしてます。
「同じワラビでも、ここまで成長しちゃったらダメだ。硬くて食えない」
 隊長は掌のさっき採ったワラビを女神隊員に見せました。そのワラビは先っぽが小さく丸まってます。
「これくらいのものを採ってくれ」
「はい」
 海老名隊員はすでにワラビ採集を始めてます。女神隊員もワラビ採集を始めました。最初のうちは白い帽子を手元に置いてワラビを採ってましたが、手に付いたワラビの灰汁が真っ白い帽子に付いて汚れが目立つようになりました。で、いつしか白い帽子を無視して採集するようになってました。
 が、排気音が。女神隊員が振り向くと、1台の白いクルマが走ってきました。女神隊員は慌てて白い帽子のところまで走って行き、帽子をかぶりました。けど、白いクルマは通り過ぎてしまいました。女神隊員はふーっとため息をつきました。ちなみに、そのクルマはちょっと離れたところに駐まりました。で、中の人が降り、ワラビを採り始めました。
 5分後、今度はフルオープンのジープが来ました。女神隊員は今度は白い帽子を手元に置いてあったので、すぐに帽子をかぶることができました。
 ジープが3人が乗ってきた軽トラックの前に駐まり、2人の迷彩服の男が降りてきました。2人は軽トラックのナンバープレートを覗き込みました。女神が聞き耳を立てると、こんなセリフが。
「これは地権者のクルマだな」
 2人の迷彩服の男はジープに乗り、行ってしまいました。ジープは今度は5分前に来た白いクルマのところに行きました。しばらくすると、ジープはそのクルマを連れて、どこかに行ってしまいました。その一部始終を見ていた女神隊員のところに隊長が来て、
「あのクルマは地権者のクルマじゃなかったんだな。ここでワラビを採ってもいいのは、地権者のクルマだけなんだ」
「へ~、隊長さんの妹さんて偉いんだ」
「別に偉いってわけじゃないんだが。たまたま地権者の家にお嫁に行っただけだよ」
 2人は再びワラビを採り始めました。

女神「橋本隊員奪回作戦!」5

2017-07-20 08:10:16 | 小説
 上空を飛ぶプライベートジェット機がたった今木端微塵に爆発しました。自爆装置が爆発したのか? いや、女神隊員が巨大化したのです。女神隊員は右手で橋本さんを縛りつけているイスを握りました。そして固定されたそのイスを機体から引きちぎってしまいました。イスから救出することは不可能でしたが、イスごとジェット機から救出したのです。あまりのできごとに橋本さんはびっくりです。
「す、すごい・・・」
 女神隊員の身体は落下し始めました。このとき女神隊員の身体は頭を下にしてましたが、くるっと回転。足を下にしました。
「くっ!」
 女神隊員が気合を入れると、足下に青白い光が発生、落下のスピードが緩みました。それでも自由落下です。ものすごいスピードで落下していきます。
 橋本さんは足下の青白い光を見ました。で、あることに気づきました。女神隊員が地球にやってきたとき、航行不能になった宇宙船の前に発生していた青白い光、あれとまったく同じ光なのです。
「あの光は、こいつが出してたんだ」
 当の女神隊員ですが、今イチかバチか賭けているところです。女神隊員は飛行することはできませんが、重力を多少コントロールすることはできます。女神隊員は母星で女神として訓練を受けていたとき、高い処からジャンプする練習を何回かしてました。最高1000mまで落下することはできましたが、それ以上はしたことがありません。今は10000m近くから落下してます。重力加速度は10倍になってます。はたして無事に着地できるのでしょうか?
 女神隊員の足下に海が見えてきました。これだけ高い処から落下すると、海面はコンクリートと同じになります。
「うぐぉーっ!」
 女神隊員はさらに気合を入れると、足下の青白い光がさらに分厚くなり、ハニカム構造になりました。いよいよ海面が近づいてきました。100m、10m、5m、着水!
 ものすごい水柱が立ちました。そして水煙。その水煙が収まってくると、1つの影が見えてきました。海面から突き出た頭、いやヘルメット、女神隊員です。女神隊員は無事着水することができたのです。女神隊員は右手を挙げてました。その手には橋本さんの姿が。橋本さんは思わずつぶやきました。
「ふふっ、やるな」
 女神隊員はその橋本さんを見てますが、フルフェイスのヘルメットのせいでどんな表情をしてるのか、まったくわかりません。
 いつのまにか女神隊員の頭上にはストーク号が飛んでました。そのコックピットの中、寒川隊員が大変喜んでます。
「やったーっ!」
 隊長も笑顔です。

 ここは大きな総合病院の1階です。今私服の倉見隊員が病院の中を疾走してます。倉見隊員はエレベーターの前に来ると、そのボタンを押しました。が、ケージは今上の階にあるようです。
「ちっ!」
 倉見隊員は意を決して階段を登り始めました。倉見隊員の荒い息が階段室に響いています。倉見隊員は廊下に出ました。そのまま看護師や機材を避けながら廊下を疾走。そして1つのドアを開けました。
 病室内です。今倉見隊員が飛び込んできました。
「橋本さん!」
 病室のベッドには橋本さんが寝かされています。意識は十分にあるようです。その傍らには香川隊長と寒川隊員がいます。この2人はテレストリアルガードの隊員服を着てます。まず香川隊長の発言。
「おいおい、なんだ、その慌てっぷりは? ここは民間の病院だぞ」
 しかし、そんな注意はなんのその。倉見隊員はベッドの傍らに来て、橋本さんの顔を覗き込みました。
「橋本さん、大丈夫ですか?」
「おいおい、慌てなさんなって。隊長さんの雷が落ちるぞ。気を付けろ」
「ああ、よかった・・・」
 倉見隊員は安心したのか、へたれ込んでしまいました。
 橋本さんは隊長に話かけました。
「隊長、あの~ あの宇宙人は?」
「ああ、女神隊員のことか?」
「女神? そりゃまたすごい名前ですねぇ」
「う~ん、病院までは一緒に来たんだがなぁ。あいつ、どこに行ったんだ?」
 と、隊長はここで何かを思い出しました。で、一瞬考え込みました。その無言を破ったのは橋本さんでした。
「隊長、あの~ 許してくれますか?」
「ん、何を?」
「テレストリアルガードに復帰させてください」
「あは、それか。いや~ それがなあ、お前の書いた辞表、まだ総理大臣に提出してなかったんだ」
「あは、じゃ、書類上はまだ辞めてないってことになってるんですね」
「ま、そうだな。ただし、今月の給料はなしだぞ」
「あは、それで済むのなら、半年給料なしでも働きますよ」
 それを聞いて隊長はちょっと笑いました。今度は倉見隊員が質問です。
「隊長、ほんとうに橋本さんを許してくれるんですか?」
「ああ」
「よかった・・・」
「倉見、お前ももっと真面目に働いてくれよ」
 隊長はふと立ち上がりました。
「じゃ、本部に連絡してくるか」

 病院の廊下です。長椅子に白い帽子、白いワンピースの女性が腰かけています。そう、彼女は女神隊員です。特徴的な単眼はやはりウイッグで隠されてます。女神隊員は何か沈んでるように見えます。
「どうした?」
 突然のその声に女神隊員はびっくり。で、その方向を見ました。その声の持ち主は隊長でした。
「隊長・・・」
 隊長は女神隊員の左手側に座りました。
「今日はよくやったな」
「も、もうあんな無茶な命令はしないでください・・・」
「ああ」
 隊長は何かを考えてます。と、女神隊員の帽子をおもむろに取りました。そして女神隊員の右側頭部に右掌を当て、彼女の頭部を自分の胸に優しく抱き寄せました。しばらくすると女神隊員のウィッグの隙間から涙がこぼれ出てきました。そしてそのまま声を出して泣き始めてしまいました。廊下を歩く人々はこの2人を見てびっくりです。でも、隊長はしばらくそのまま泣かせました。
 女神隊員は今までいろんな試練に相対してきましたが、今日ほど無茶な仕事はなかったのです。ほんとうに怖かったのです。ここまで我慢してきたものが、一気にあふれ出てしまいました。
 隊長は女神隊員の頭を撫でながらこう言いました。
「今日はすまなかった。ほんとうにすまなかった。もう二度としない。誓うよ」
 隊長は頭を抱く腕をほどきました。女神隊員は頭を元の位置に戻しました。そして隊長の顔を見ました。ウィッグの透き間から単眼が丸見えです。
「ほら、眼が見えてるぞ」
 隊長は女神隊員の頭に白い帽子を被せました。
「さあ、行こうか」
「はい」
 2人は立って歩き始めました。

 ここはテレストリアルガード本部のサブオペレーションルーム。今海老名隊員がテレビでアニメの録画を見ています。ドアが開き、隊長が入ってきました。
「ただいま」
 が、海老名隊員の興味はあくまでもアニメで、隊長には振り返りもせずに、ぶっきら棒に、
「おかえりなさい」
 と応えました。隊長はテレビ画面のアニメに気づき、
「おい、一緒に見るって約束だったろ」
「だって、隊長、なかなか帰ってこないんだもん」
「もう・・・」
 隊長はしぶしぶイスに座りました。隊長はアニメを見ながら、
「あいつ、身体的にはオレたちの想像をはるかに超えていたのに、精神的にはまるっきりダメだったなあ」
「女神さんですか?」
「今日ミッションを与えたんだが、軽くクリアしてくれると思ったんだが・・・ 怖かったって泣きつかれたよ」
「でも、ミッションはクリアしたんでしょ」
「ああ」
「それなら大丈夫ですよ。足りない分は香川隊長が鍛えればいいじゃないですか。まだ7年もあるし」
「ふっ、まだ7年か。オレからしてみりゃ、あと7年だけどな」

17/07/17付我がPOGの順位

2017-07-19 15:15:46 | POG17-18
文中、◎は馬トクPOGグランプリの指名馬、▲はJRA-VANの指名馬、△はnetkeibaの指名馬、▼はUMAJIN地獄モードの指名馬です。

この土日我がPOG指名馬は、新馬戦に△ワグネリアンと◎ヘッドストリームが出走。△ワグネリアンは見事1着。それとは逆に◎ヘッドストリームは着外でした。

今週は現2歳馬最初の重賞、G3函館2歳ステークスが行われます。我が指名馬では▼デルマキセキが予定してます。
新馬戦には◎▲▼アントルシャ・◎トゥザフロンティア・◎ナスノシンフォニーが予定してます。

馬トクPOGグランプリ(15頭指名可)
①牝アントルシャ 父ノヴェリスト  母アソルータ 栗東池添学厩舎 キャロットファーム
②牡ヘッドストリーム 父ダイワメジャー 母アシュレイリバー 美浦武井亮 犬塚悠治郎
0P
③牡レイエンダ 父キングカメハメハ 母ラドラーダ 美浦藤沢和雄厩舎 キャロットファーム
④牝トラヴィアータ 父Shamardal 母オペラクローク 美浦藤沢和雄厩舎 HHシェイクモハメド
⑤牝ハウナニ 父ロードカナロア 母ユキチャン 美浦手塚貴久厩舎 シルクレーシング
⑥牡マイネルファンロン 父ステイゴールド 母マイネテレジア 美浦手塚貴久厩舎 サラブレッドクラブラフィアン
⑦牡トゥザフロンティア 父ロードカナロア 母トゥザヴィクトリー 栗東池江泰寿 キャロットファーム
⑧牝ナスノシンフォニー 父ハーツクライ 母ナスノシベリウス 美浦武井亮 那須野牧場

JRA-VAN(10頭指名可)
①牡アメイジングセンス 父ハーツクライ 母ヴォルドニュイ 栗東角田晃一厩舎 ノースヒルズ
0P
②牝アントルシャ 父ノヴェリスト 母アソルータ 栗東池添学厩舎 キャロットファーム
③牝トラヴィアータ 父Shamardal 母オペラクローク 美浦藤沢和雄厩舎 HHシェイクモハメド
④牡バブリーバローズ 父ステイゴールド 母バブリームード 栗東池江泰寿 猪熊広次
⑤牡レイエンダ 父キングカメハメハ 母ラドラーダ 美浦藤沢和雄厩舎 キャロットファーム

netkeiba(10頭指名可)2,680P/220位
①牡ジナンボー 父ディープインパクト 母アパパネ 美浦堀宣行厩舎 金子真人ホールディングス
710P
②牡ミッキーマインド 父ディープインパクト 母マイグッドネス 栗東音無秀孝 野田みづき
710P
③牡ワグネリアン 父ディープインパクト 母ミスアンコール 栗東友道康夫 金子真人ホールディングス
710P
④牡ロードマドリード 父ディープインパクト 母キャサリンオブアラゴン 栗東角居勝彦 ロードホースクラブ
290P
⑤牝トーセンアンバー 父ディープインパクト 母ワルツオブキャット 美浦菊沢隆徳厩舎 島川隆哉
260P

UMAJIN地獄モード(5~10頭指名可)2,600P/174位
①牝トロワゼトワル 父ロードカナロア 母セコンドピアット 栗東安田隆行厩舎 社台レースホース
1,400P
②牡アメイジングセンス 父ハーツクライ 母ヴォルドニュイ 栗東角田晃一厩舎 ノースヒルズ
0P
③牡ロードマドリード 父ディープインパクト 母キャサリンオブアラゴン 栗東角居勝彦厩舎 ロードホースクラブ
280P
④牡タワーオブロンドン 父Raven's Pass 母スノーパイン 美浦藤沢和雄厩舎 HHシェイクモハメド
⑤牡ロードイグニス 父ハービンジャー 母テツユックン 美浦木村哲也厩舎 ロードホースクラブ
220P
⑥牝アントルシャ 父ノヴェリスト  母アソルータ 栗東池添学厩舎 キャロットファーム
⑦牡ローズサクシード 父ワークフォース 母ロゼカラー 栗東吉村圭司厩舎 シルクレーシング
⑧牝デルマキセキ 父Scat Daddy 母Tashawak 栗東友道康夫厩舎 浅沼廣幸
700P
⑨牝ランウェイデビュー 父ストロングリターン 母デビュートウショウ 美浦奥村武 吉田勝己
⑩牡タマモリング 父ブラックタイド  母タマモピアス 栗東池添学厩舎 タマモ
0P

女神「橋本隊員奪回作戦!」4

2017-07-18 08:11:10 | 小説
 と、2人の後方で何か得体の知れない不気味な音が。2人がびっくりとして振り返ると、空間に大きな黒い渦巻きが発生してます。そこから人影が。それは女神隊員でした。
「な、なんだこいつは?」
 初老の男と巨大な男以外のこのキャビンにいる男たち全員が拳銃を構えました。女神隊員の左手側は壁で、女神隊員はその壁に背中を押し当て、身構えました。
「くそーっ、なんだよ、これ? だから嫌だったんだよ!」
 が、初老の男は慌てて叫びました。
「バカモノ! 飛行機の中で拳銃を撃つやつがどこにいるか!」
「えっ?」
 てっきり銃弾の雨あられを浴びると思っていた女神隊員は、その言葉にちょっと拍子抜けです。そうです。もし銃弾が1発でも飛行機の外壁か窓を貫通したら、その飛行機は墜落してしまうのです。機内では絶対発砲禁止なのです。
 初老の男は女神隊員を見て、
「あなた、今世間を騒がしているヘルメットレディさんですか? こんなところに単身乗り込んでくるとは、いい度胸ですねぇ。みんな、取り押さえなさい!」
 男たちが一斉に女神隊員に襲いかかりました。
「うぉーっ!」
「くっ!」
 女神隊員は右手の指を拳銃の形にして、光弾を撃ちました。高速連発です。この光弾に突進してくる男たちが次々と倒されていきます。いきなり切羽詰まった女神隊員に、さっきの初老の男の叱責は意味はありません。ともかくこの土壇場を乗り切らないと!
 初老の男は焦りました。
「な、なんだ、これは? 指弾か?」
 今度は巨大な男が女神隊員に立ち向かいました。
「今度はオレだっ!」
 女神隊員は指の光弾を2発発射。2発とも巨大な男の胸に命中しますが、男は構わず突進してきます。
「ええっ、効かない?」
 女神隊員の指の光弾は38スペシャルの威力の半分もありません。この大男を倒すほどの力がないのです。
 男は両手で拳を作って、女神隊員の頭上に振り上げました。
「うぉーっ!」
 女神隊員はその拳を寸前で避けます。そのまま身体を回転させて、男を見ます。
「ぐあっはっはーっ! ぶっ殺してやるわ!」
 男は再び女神隊員に向かって突進してきました。
「死ねーっ!」
 女神隊員は右手を頭上高く挙げました。するとその手に70cmくらいの剣が現れました。女神隊員は剣の柄を両手で持ち、腰のあたりで構えました。
 男がストレートパンチ。女神隊員はそのパンチを寸前で交わしました。次の瞬間、今度は男の顔が苦痛で歪みました。
「うう・・・」
 男の腹に剣が刺さったのです。しかし、ぶ厚い皮下脂肪が邪魔したのか、傷は浅いようです。
「ち、浅いか・・・」
 男は刺さったままの剣を引き抜きました。
「ぐぉーっ!」
 男は剣を投げ棄てると、女神隊員をにらみつけました。
「こ、このアマがーっ!」
 女神隊員はぱっと後方に下がると、両腕をL字に曲げ、両ひじを腋につけました。その両手に光のエネルギーが集まってきます。女神隊員はこの密閉された空間であの大技をやるようです。もしハズレたらこの飛行機ごと吹き飛ぶ、なんてことを考えてる余裕は一切ないのです。
 男が再び女神隊員に突進を開始します。
「今度こそぶっ殺してやるーっ!」
 女神隊員は光に包まれたは両手を頭上高く挙げ、そして振り下ろします。両手が水平になったところで両掌を合すと、まばゆいビームが発生。そのビームを喰らって男の腹が炸裂。ものすごい火花が走りました。
「ぐぉーっ!」
 男は尻もちをつき、そして仰向けに倒れ込みました。
「おっとー、そこまでだ!」
 女神隊員はその声の方向に振り返りました。すると初老の男が気を失っている橋本さんのこめかみに拳銃を突き付けてました。
「この状況、わかるな?」
 が、女神隊員はふつーに歩き始めました。行く先はもちろん初老の男と橋本さんです。
「お、おい! こっちは人質を取ってるんだぞ!」
 女神隊員は前進を止めません。と、右手の指で拳銃の形を作りました。
「バ、バカな? こいつが死んでいいのか!」
 男は銃口で橋本さんのこめかみを激しく突っつきました。すると橋本さんの眼が開きました。
「う、うう・・・」
 自分に向けられた銃口。自分に向かってくる女神隊員。橋本さんは瞬時に今何が起きてるのか、理解したようです。
「こいつ、オレを助けようとしてるのか?」
 ここでドアが開き、別の男がスコップを振り上げ、女神隊員に襲いかかってきました。
「うぉーっ!」
 女神隊員はそっちの方向をチラッとみると、指の光弾を発射。光弾は男の眉間に命中。
「ぐぁーっ!」
 その瞬間、今度は初老の男が女神隊員に拳銃を発射。
「バカめーっ!」
 が、弾丸が女神隊員の身体に届く寸前、青白いハニカム構造のバリアが発生。弾丸は弾かれました。
「な、なんだ? 何があったんだ?」
 女神隊員が指の光弾を発射。その光弾が男の右肩に当たりました。
「うがぁっ!」
 男は拳銃を落としました。女神隊員は指で作った拳銃を男に向けながら、スピードを上げ、さらに歩いてきます。
「や、やめろーっ!」
 女神隊員は男の身体に到達。そして右手の人差し指を男の額に押し当てました。
「その男を解放して!」
「わ、わかった」
 男はリモコンのような小さな装置をポケットから出しました。
「い、今解放するから、落ち着け」
 男が装置のボタンを押しました。すると機内に大きな警報音が鳴り響き始めました。
「あはは、バカめ! 自爆装置を押してやったわ。この飛行機はまもなく・・・」
 ここで女神隊員は指の光弾を発射。男の頭は撃ち抜かれ、脳みそが飛び散りました。
 女神隊員は考え込みました。今なら自分1人テレポーテーションで助かることができます。でも、誰かを連れてテレポーテーションなんか、やったことがありません。だいたい橋本さんは電気イスのような頑丈なイスに縛りつけられています。ほどいて助け出すことは絶対不可能です。
 橋本さんは考え込んでいる女神隊員に声をかけました。
「おい、オレを置いて逃げたっていいんだぞ!」
 女神隊員は何も応えません。考え込んだままです。橋本さんは再び発言しました。今度はさらに大きな声です。
「おい、あのときおまえのうなじを撃った男はオレだ! こんな男はほっとけ!」」
「うるさいっ!」
 考え込んでいる女神隊員に橋本さんの声は不快でしかありません。思わず金切り声を出してしまいました。
 そうです、この男は私を撃ったことがあるのです。あのときは死ぬ寸前まで追い込まれました。いつまた自分に銃口を向けることか・・・ このまま見捨ててストーク号にテレポーテーションしても、間に合わなかったと報告すれば、何の問題もないはず。
 けど、彼女は今テレストリアルガードの隊員です。その誇りがそれを許してくれそうにありません。女神隊員は決意しました。

マーキュリーカップ観戦記

2017-07-17 19:02:30 | 競馬
今日は川崎競馬場に行ってきました。ただ、今日南関東4競馬場は浦和競馬の番。今日の川崎競馬場は場外馬券売り場でした。でも、私の興味は浦和競馬ではありません。東北盛岡競馬場で行われるマーキュリーカップでした。
マーキュリーカップにはピオネロとディアデルレイが出走してました。両馬とも私と関係のある馬です。私はこのうちピオネロの単勝馬券を購入して観戦。ピオネロは終始いいポジションにいたのですが、残念、最後ミツバに差されてしまいました。で、2着。この兄弟姉妹最初の重賞制覇は、またもやお預けになってしまいました。
一方ディアデルレイは6着。これはもう経年劣化ですね。

今日はギャロップ誌を買いました。ギャロップは以前は毎週買ってたのですが、あるときから買わなくなり、今は1年に5回くらいしか買ってません。今日なんで買ったかというと、今週我が一口愛馬が2頭出走するからです。
1頭は日曜日函館競馬10レース松前特別芝2000mに出走するバルデス。ギャロップ誌の予想では◎6人、○1人。もう勝ったも同然。これは期待していいでしょう。ちなみに、予定騎手はルメール騎手です。
もう1頭は、日曜日中京競馬5レース新馬戦に出走予定のアントルシャ。ギャロップによると敵はロードイヒラニのみ。他の馬はゴミて感じです。しかも、ロードイヒラニより明らかにアントルシャの方が扱いが大きいんですよね。これも期待できます。
我が家から中京競馬場までクルマを飛ばすと約4時間。これは行かないといけないですね。なお、こちらの予定騎手はデムーロ騎手です。