Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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今日の職場・横浜中華街

2007年10月26日 01時38分14秒 | jazz
先日もちょいと中華街には寄ったんだけど、普段は行かない中華街の目抜き通りでも一際目を引く超高級料理店の大珍樓さんで、バイソン片山グループのディナー・ライブが有った。ご覧の通り、中華料理店でよく見かける「福」という文字が逆さまになったものがデカクなって看板になってる。

楽屋に顔を揃えたサイド・メン達は昭和39年と40年生まれの同世代。中年男達の話題はといえば「やっと厄年が今年で明ける」という話題。当然、高級中華料理店なわけでマカナイは皆さんが腹立つかもしれないけれど、超美味しい中華スープに焼き飯に海老春巻。ちょいと前なら食事の話題で持ちきりになるであろう所で、また人生の話と来たもんだ。(笑) 僕の厄年の3年間は自慢じゃないけど最悪の事件事故が度重なった。それを軽く披露してみると、出るわ出るわ・・で、あっというまに不幸自慢大会。(苦笑) もはや、自分だけが不幸だなんて絶対に思えない。やはり人生40年チョイも生きるととんでもない事に会うんだね。でも、なんでこの時期に集中するんだろうね。聞いてるとお気の毒に・・としか言いようが無い。でも、その相手は「よくその状況でバリバリ、サックス吹いてますねぇ。」なんて言っている。(笑) まぁ、今日もまたショックで悲しい出来事が有ったんだけど(よくもまぁ、こんだけ毎日日替わりで出てくるもんだ。。苦笑)、泣きそうになるのをグッとこらえて演奏に臨むのだ。でも、今日のバンドのメンバー達もそれは同じ。いい演奏してたなぁ、みんな。

やはりミュージシャンはまともな人生は望めないのだろうか?というか、マトモじゃないからこんな仕事に就いてるんだろうか?まぁ、それは仕方ないとしても、自分の身を削ってでも良い音楽をクリエイトして他人様に提供して幸せにしなければいけない・・ってのはつくづく因果な商売だなぁと思う。

辛くても悲しくても生きて行かなくてはならない。腹も減る。今日はマカナイも出て朝からしっかり3食きっちり食べたのに、家に帰ってきたら腹減っちゃった。先ほど本日4食目を自分で作ってペロっと食べる。うん、俺の生命力はまだ衰えてないようだな。(笑)

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
厄払いはしたのか? (みやまえ)
2007-10-26 01:49:42
俺行ってるもんね~。近所に川崎大師があるからさ~。
あそこは密教系なので、お払いがハデでかっこいいんですよ。

めっさ変拍子。宮地くん、絶対好き。
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う~ん (SGURU)
2007-10-26 02:09:41
あと2ヶ月で厄明けるので、今更んな事言われてもなぁ。(笑)

バイソンさんのお兄さんも住職さんで、バイソン・バンドの里帰りツアーでたまたま法事に居合わせたことが有るんだけど、木魚以外に色んなものを叩いてポリリズムだった。凄かった。

あと、うちの叔父の葬式の坊さんがいけ好かない野郎だったけど、読経がホーミーになっていて和音が聞こえてきて、コイツは凄い!と思ったね。

まぁ、降りかかる災難によって学ぶ事、考える事が多々有ったので、厄除けしても無意味だったと思うな。もう、達観の世界ですよ。
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ご近所で… (mihoko)
2007-10-26 03:52:11
演奏していたんですねぇ!
知っていたら、娘とちょいとご飯を食べに行ったのに… 残念!

「こんなもの一体誰が読んでいるんだろう…誰の役に立っているんだろう」って思いながら、一日の大半を空しい作業に費やしている私にとっては、仕事を通して人を幸せにできるなんて、羨ましい限りですよん。
昔はどんなドキュメントでも翻訳することが楽しくて仕方なかったんですけどねぇ・・・。結局自己満足に過ぎないってことに気がついてしまった… はぁ~
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お年頃・・・ (まれーばく)
2007-10-26 08:06:26
ダンナも『中年男、同世代』厄払いしましたよ。
まぁ、大きな災難に見舞われることなく明けた時にはホッとしましたよぉ
なんのシゴトをしていても、つぶやきたくなる事はあるもんなんですねぇ…
「やめてどうする
身体をこわした時には仕事があって、働ける事が幸せだ!って思ったはずなのに、忘れかけてたじょ
感謝の気持ちを忘れずに、目の前の事をひとつひとつ片付けて行くかぁ。。。

すぐるさんの演奏、お料理教室で幸せにしてもらってる人、ここにもいま~す
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Unknown (IZUMI)
2007-10-26 10:50:17
読経がホーミー にウケました。(すんません)

父の法事でも、これまでデュオとソロでお経を聴きましたが
(時にはヴァース)~イントロ~テーマ~ハイになる
~エンディング の流れに気づいてからは聴き方が変わりました。

 ---って、ここに反応してしまいました、、
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そうなんですかっ!! (SGURU)
2007-10-26 10:59:48
>mihokoさん、

そういえば翻訳家だったんですよね~。カッコいい仕事じゃないですか。いやいや、僕らの様にダイレクトにお客さんの喜ぶ顔が見れないのは辛いでしょうけれど、どんな仕事でも頑張って良い仕事をすると、思わぬところから評価されるもんですよ。最近は偽装事件を始め手抜きやいい加減な仕事する奴等が多いけれど、天網恢恢疎にして漏らさずで必ずバレてるし。僕に関して言うとアルバム制作が比較的似ている分野だと思います。先日も僕の演奏を聴いたことの無い、思わぬ方から高い評価を頂いたりして。もう、リリースから随分経つのに、そういうのが嬉しいですね。僕の知人で翻訳家に憧れている人もいるので、そんな事言わずに頑張って下さい!

>まれーばくさん、
厄年で大した災難に見舞われなかった方って、人生に於いて学ぶ必要がそれ程無い・・つまり、人格的にも社会の一員としても素晴らしい方なんだと僕は思います。40になった辺りが本当に大人になるための境目の様な気がします。決してハタチがその時ではない。まぁ、ハタチからの20年間どう過ごしてきたかで40になった時の「オトナ度」が見て取れるのでしょうけど、僕は色んな人に甘えて来た結果、今こうして色んな試練を与えられて学ばされてる・・という様な気がしてなりません。

考えれば、10年前ってあまり人を感動させる演奏が出来ていたとは思えません。今はニコニコして聞いて下さるお客様の顔を見ながら演奏する事で、ぶっ倒れそうな時でもしっかり立っていられます。仕事に関しては何故か最近凄く恵まれ、また、その事に日々感謝して生きています。仕事については幸せだと強く思います。なら、もっといい演奏しなきゃ・・とは思いますけどね。(笑)
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おぉ・・ (SGURU)
2007-10-26 11:02:22
>IZUMIさん、
それって完全にジャズですよね。(笑)
でも、共通点が有るから坊さんはジャズ好きが多いのでしょうね。

では、お医者さんにジャズ好きが多いのは何でだろう??
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不幸自慢大会 (オーロラ)
2007-10-26 13:40:00
不幸話をいかに笑顔で話せるか。。。
無意識で、でも笑顔で「不幸話」をしてたけれど、
ここ何年も、友達は笑って聞いてくれています。
いつの時も、笑いがあるっていいですよね。

美味しい食事付、御仕事。
シアワセでしたね。

バイソンさん、2月に逗子におみえで~~す。
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勝手な私見ですが (あおっきー)
2007-10-26 17:51:40
僕は音楽家って「霊媒」みたいなものじゃないかと。
 以前から、メセニーの「Message To My Friend」という曲を聞くと、恍惚状態というか、現実感覚が薄れ、「あの世」みたいなものを感じて気持ちよくなるんですが、音楽家って、すでにあの世に存在している音楽を、あの世と交信して、我々に伝える仕事というか、つまり霊界との交信役(笑)じゃないかと。しかも、ジャズって、即興じゃないですか、だからしょっちゅう霊界と交信してるので、普通の人より感性が鋭くて、取り憑かれやすくて災難にも合いやすいのかな、なんて・・。
厄年は、数えで計算するので、僕は1年勘違いしてて、年の後半に気付いて慌ててお祓いしてもらいましたが、不幸があったと言えばあったけど、今でもこうして生きているわけですからね・・。
それより、厄年の年齢になると、「頭髪」や「加齢臭」が気になり出します(笑)
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銀座で (SGURU)
2007-10-27 03:09:25
遅くまで働いていたので、返事遅くなりました。

>オーロラさん、
先日の飲み会では、オーロラさん少し泣き入ってましたよぉ。(笑) 
笑う門には福来るデスよね!笑って生きましょう。っていうか、殆どわろてなしゃぁない・・ですけどね。(苦笑)

>あおっきーさん、
「大霊界」みたいですね。まぁ、バンドのメンバーとはテレパシーを瞬間で感じることは有りますけど、霊界と交信してるかはよく分かりません。(笑) ただ、作曲の時に何の苦労も無く最初から最後まで出来てるものが浮かんだら、似たようなものを感じます。先日、夢の中で完璧なメロディーとハーモニーがAメロBメロ完全な形で浮かんでいたのに、書き留めなくて忘れてしまいました。アドリブの時は「音が見える」という感覚は有りますが、霊感とは違うような。。まぁ、作曲もアドリブも一緒のようなもんですが。。
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