石の上にも三年と言いますが、我慢と工夫を重ねたダブルリップ・アンブッシュアも遂に一年を経過しました。その間、色々研究を重ねて何とか殆どの事はシングルリップの頃とほぼ変わらず出来る様にはなりました。
上の写真は、先日の「江古田クインテット」というバンドのライブの模様。このバンドは80年代を中心に活躍したステップス・アヘッドなどのフュージョン曲をアコースティックで演る…というバンド。流石にブレッカーの速い曲とかは楽器が揺れる為、中々上手く行きません。フュージョンでなくともビバップなどのFast Tuneでは相変わらず手こずってます。
最近買ったWarne Marshのレコードの裏ジャケ。ダブルリップだとの記述が多いマーシュですが、晩年の動画を観ててもどうもシングルっぽい。画質が明瞭でないので確信は持てなかったのですが、この写真を見て明らかにシングルだと分りました。ちょうどブレスを取った時の写真。前歯がマッピに乗っかってます。若い頃はダブルっぽいですが、晩年はシングルに変えたみたいですね。あぁ、マーシュにも裏切られた…(笑)
上の写真は、先日の「江古田クインテット」というバンドのライブの模様。このバンドは80年代を中心に活躍したステップス・アヘッドなどのフュージョン曲をアコースティックで演る…というバンド。流石にブレッカーの速い曲とかは楽器が揺れる為、中々上手く行きません。フュージョンでなくともビバップなどのFast Tuneでは相変わらず手こずってます。
そこで、楽器をなるべく安定させる為に編み出したのが、左手の指は立てて、右手の指は寝かせる…という「混合フィンガリング」。基本、指を寝かせる方が自分にとってはスムーズに行くのですが、それだと楽器が前後に揺れやすくなります(縦揺れは前述のサムフックの改良で右手親指で押さえ込む事が出来ています。)。そこで、左指を立てる事で楽器が前に行こうとするのを押さえ込む事に成功しました。今のところ、これが一番安定した演奏に結び付いています。
しかし、これでも楽器は揺れます。特にC#が絡むフレーズは全部指を離す必要が有るので楽器が暴れます。でも、フルートを吹いてて思うのですが、フルーティストにとって「楽器が揺れる」のは当たり前の事。恐らくトランペット等、歯を使わず唇と手だけで支える楽器は、総じて多少揺れても気にせず演奏しているのだと思います。自分はかなり歯に頼って、楽器を固定する事でテクニックを維持して来たと思います。まぁ、もうそれが肉体的に出来なくなったので、「揺れ」に鷹揚でいなければならないのでしょうけど。更にフィンガリングや構え方に研究の余地は有りそうです。
最近買ったWarne Marshのレコードの裏ジャケ。ダブルリップだとの記述が多いマーシュですが、晩年の動画を観ててもどうもシングルっぽい。画質が明瞭でないので確信は持てなかったのですが、この写真を見て明らかにシングルだと分りました。ちょうどブレスを取った時の写真。前歯がマッピに乗っかってます。若い頃はダブルっぽいですが、晩年はシングルに変えたみたいですね。あぁ、マーシュにも裏切られた…(笑)
ゲッツも諸説有ります。確かにシングルにしてた時期が有るのは写真等で明確です。シングルに戻したい気持ちが沸々と湧きますが、ここは我慢!
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