数馬温泉・奥多摩旅情

今日は天気も良いしオフなのでドライブしよう！と家を飛び出した瞬間にどんよりとした曇り空。流石、サハラ砂漠でも恵みの雨を降らせた超雨男・宮地スグルの真骨頂・・と妙な自画自賛。

出発したもののアテは無く、取り敢えず西に向かって温泉かなぁ・・くらいなもんで適当。で、必需品の手ぬぐい忘れてるし、取りに帰ろうか。（笑）
　
カーナビで「東京都・温泉」で検索すると、色々有ったけど数馬温泉が向かってる西方向なので決定。やはり適当である。先日見た「水曜どうでしょう」が結構面白かったので、大泉洋よろしく、独り言を喋りながらドライブしてみたが、全然面白くない。あんな戯言を喋ってるだけで番組が成立するのだから大泉は天才だと思った。気が付いたら、ガソリンも減り、昼飯も逃して山道に入ってしまった。焦るオレ。

その後、なんとかガソリンスタンドは見つける。リッター136円かぁ、仕方ない。ここで手を打とう！しかし、その後、怒涛の様にリッター133円のガソリンスタンドがわんさか軒を連ねているのに遭遇する。畜生め。スーパーの買い物なら、こんなミスはしないのに。


3時過ぎ、西多摩郡の数馬温泉到着。公共施設「数馬の湯」。

入湯料800円。綺麗な施設。温泉はアルカリ性単純温泉なのでさほど感動は無いけど、空気は美味い。露天風呂でリフレッシュ。しかし、昼飯を逃してクラクラする。


奥多摩周遊道路をひた走り浅間尾根駐車場にて。澄んだ空気とブヨの群れ・・。耳の中は止めて。


奥多摩湖が見えて来た。

カーステでいい音楽を聴きながらのドライブは最高。家で聴いてると寝てしまう事が多いけど、ドライブ中は眠れないので、集中して音楽が聴ける。ピアノとかギターのクリーントーンが森林にはよく合う。サックスはあまり聴きたくない。


幾重にも重なる奥多摩の山々。

僕の育った神戸は海と山がすぐ近くにある。子供の頃は、ジャングルブックの様に野山を駆け巡り、そのまま自転車で30分も突っ走れば明石海峡ってな環境だった。（今は山の方は開発が進んじゃったけど。）

だから、海が見えてすぐ背後に山が無いと落ち着かない。東京での生活は本当は辛いんだなぁ。

車を走らせながら思う。こういうドライブ中にかけて気持ちいい音楽が作りたいな。変拍子だろうが、ジャズじゃなかろうが何だって良いのだけど、自分が育った所が自然の多い場所だったので、結局、そういうのにフィットするものが欲しくなる。NYや東京は住んじゃったから、もう憧れは当然無い。だから都会的なものは自然と出ちゃうだろうし、自分が都会で感じるストレスを今日の様に癒したいのと同様、癒しを求めている人達に音楽で役に立てればなぁと。でも、いわゆる「ヒーリング・ミュージック」は僕にとってはアザトくて逆に全く癒されないので、違うものにはなってしまうけど。


この辺りの銘菓「へそまんじゅう」。

こうやって略されると、「アイツ、へそまんだからさぁ。」みたいなフレーズを日常のどこかで使いたくなる。