疲れのせいも有りぐっすり眠れ、最終日の朝は気持ちの良い目覚め。
窓から眺める札幌の街は東京と何も変わらない。
シリーズ化された「温泉めぐりの旅」と銘打って書いて来たこの旅行だが、さすがに札幌で温泉はないだろう…と仰る方も多いだろうが、この札幌プリンスホテルにはなんと温泉が併設されている。札幌プリンスホテルHP
立派な塩化物泉で薄い茶褐色というか深緑の様な濁り湯で、都内でもよくみられる塩化物泉と同様に塩っ辛い。これが宿泊客には500円で提供される。浴衣着用でウロウロ出来ないので服に着替えたが、寝ぼけマナコと爆発した寝グセ頭は健在。エレベーターで卒業旅行の二人組と思われる女子大生がキャピキャピ話しながらも、小汚いこのオヤジをチラ見してる気配を感じる。大丈夫ですよ、襲ったりしませんから。
朝風呂をたっぷり堪能しチェックアウト。今日はレンタカーの返却とフライト時間のためシビアなタイムリミットがある。朝食も取らず小樽へ出発。
ここで北海道人の運転マナーについて。
恐らく道人は大らかな人が多いと思う。ゆっくり走っていても後ろから煽られるという目には遭わなかった。ただし、フロンティア精神が相当強いのか、対面通行の山道で左が崖っぷちの右曲りカーブでも果敢に猛スピードで追い越していく。対向車線は山肌に隠れていて全く見通しが無いにも関わらず、そちらの車線にハミ出して追い抜いて行くのである。しかも、僕の車1台だけではなく、何台もゴボウ抜きして行くのだ。車内で何度も「ひぇ~!」と悲鳴を上げた。もし、対向車線に山肌の向こうから対向車が来ていたら大惨事である。こちらも巻き添えを食う。僕も関西では阪神高速などで、相当無茶をやって来た方だし、関西ドライバーのガラの悪さには慣れている。しかし、こんなフロンティア精神は関西人には無い。命は惜しいもの。
南仏をドライブしている時にこういうドライバーを何度も目撃したが、北海道人もそれに近い。
なので提唱したい。
「北海道人=ヨーロピアン説」
バークリー音大時代の北海道出身の友人の運転も凄かった。発進時の加速たるやガンダム並みである。Gがおもっきり掛かってシートに頭がめり込む程だ。ゆえにF1並みのポテンシャルの高い車を常に求めていたように記憶している。お前はアイルトン・セナか!ミハエル・シューマッハか!
小樽に向かう札幌自動車道。海を右手に仰ぎ見ながらのんびり走る僕の車の右側を、爆音を上げながら何台もゴボウ抜きにして行く大型車を見た。満員の客を乗せた観光バスだった…。次回の北海道旅行でも決してバスで旅行はしまい…と心に誓った。
小樽に着いた。日銀・小樽支店。
この辺りは「北のウォール街」と呼ばれていたそうな。
この道で昨日は積丹半島に向かった。
有名な小樽運河の倉庫街。現在は内装のリフォームをしてレストランが立ち並ぶ。
明治な街燈。
人に慣れた、人気者の親子のカモメがいた。
ビールが呑みたくて倉庫街の居酒屋に入る。最後の本場のサッポロ生。旨い!
突出しのサバの煮つけも美味い!2杯呑んじゃった。小樽で酔いが覚めるまでノンビリするのが決定。
北海道と四国・今治では鳥の唐揚げを「ザンギ」と呼ぶ。これがまた絶品!
ここ小樽はガラス細工が有名。「北一硝子」を見学。
しかし!ここにも地ビールが…。「Cafe Bar 九番倉」。
「おたるワイナリービール」の飲み比べセットを頼んでしまった。へレスとメルツェンの2種類。これで、小樽での酔い覚まし延長が決定。
その向かいには「北一ホール」が有る。
ヨーロッパの貴族が社交ダンスしそう。
酔い覚ましにアイスクリームを食す。
ウエハースって久しぶり。アイスは勿論、牛乳っぽくて美味い。
オシャレだけど、ビール呑みたくなる衝動を抑えるので必死。ソーセージとか有ったらいいよね、多分。
近くに六花亭が有った。
何に惹かれたかというと、これで90円!気が付けばスイーツ三昧。
いや、でも、やっぱ小樽なんだから海鮮食わなきゃ!
てことで、小樽運河に戻り、フードコートの「小樽運河食堂」に。期待はおのずと膨らむ。
美味しそうでしょ?
でも、イクラ以外は全然でしたよ。特に積丹ウニを昨日食ったせいで自分の頭の中で構築された「モノリス」が「これはウニではない」と早速囁き始めた。臭みが有って味が無い、いつもの東京で食べるウニだ。他の海鮮も可もなく不可もなくってところ。イクラのクオリティーが平均的に高いのはさすが北海道。しかし、ここへ来て痛恨のミス。やはりフードコートは全国的にダメだ。最初に入った居酒屋で海鮮丼を頼めば良かったものを…。
期待が高かったゆえにミスによるダメージがあまりにも大きく立ち直るのが困難であった。何時間も過ごした小樽だが、結局、海鮮ではなくスイーツの記憶しか残ってない。気分を改めて次の目的地に行こう。札幌に戻る。
あ、見えた!
onちゃん。北海道テレビ。
そう。「水曜どうでしょう」を生んだ聖地。
「水どう」ファンにとっては、こちらの通用口が大事。
多くの撮影がここで行われている。行先を教えられていない大泉洋がミスターから行先を発表されるシーンの多くはここ。
そして聖地中の聖地、平岸高台公園。
局の近くに有るにもかかわらず、思ったより小さくて中々見つけられなかった。オープニングとエンディングの殆どがここで撮影されている。
ここでバカやってた人が、今や大河ドラマで重要な役どころを演じているのだから感慨もひとしお。
記念撮影。
レンタカーを返す時間が迫っている。ゆっくりしている暇はない。再び高速にのり一路新千歳空港へ。
降り立った時にたまげた、あの千歳の樹海を駆け抜け、空港近くのレンタカー屋にワゴンRを返却。本当はナビの性能の悪さの文句を言おうと思ったけど、ま、いっか。傷などのチェックを受け、無事返却も終了。送迎バスに乗って空港に向かう。
空港にて最後の悪あがき。北海道グルメの一つ「ごちそうDELI」の十勝和牛の王様メンチ。
美味い。でも400円もした。しかし、これで小樽の海鮮丼を忘れたい。(まだ言うか…)
色んな意味で衝撃を受けた北海道旅行。また続きがしたい。次回は道東を攻めたい。イスラム国が世界で暴れ続ける限り、来年には早々に第二弾をお届けする事になるであろう。
おわり
窓から眺める札幌の街は東京と何も変わらない。
シリーズ化された「温泉めぐりの旅」と銘打って書いて来たこの旅行だが、さすがに札幌で温泉はないだろう…と仰る方も多いだろうが、この札幌プリンスホテルにはなんと温泉が併設されている。札幌プリンスホテルHP
立派な塩化物泉で薄い茶褐色というか深緑の様な濁り湯で、都内でもよくみられる塩化物泉と同様に塩っ辛い。これが宿泊客には500円で提供される。浴衣着用でウロウロ出来ないので服に着替えたが、寝ぼけマナコと爆発した寝グセ頭は健在。エレベーターで卒業旅行の二人組と思われる女子大生がキャピキャピ話しながらも、小汚いこのオヤジをチラ見してる気配を感じる。大丈夫ですよ、襲ったりしませんから。
朝風呂をたっぷり堪能しチェックアウト。今日はレンタカーの返却とフライト時間のためシビアなタイムリミットがある。朝食も取らず小樽へ出発。
ここで北海道人の運転マナーについて。
恐らく道人は大らかな人が多いと思う。ゆっくり走っていても後ろから煽られるという目には遭わなかった。ただし、フロンティア精神が相当強いのか、対面通行の山道で左が崖っぷちの右曲りカーブでも果敢に猛スピードで追い越していく。対向車線は山肌に隠れていて全く見通しが無いにも関わらず、そちらの車線にハミ出して追い抜いて行くのである。しかも、僕の車1台だけではなく、何台もゴボウ抜きして行くのだ。車内で何度も「ひぇ~!」と悲鳴を上げた。もし、対向車線に山肌の向こうから対向車が来ていたら大惨事である。こちらも巻き添えを食う。僕も関西では阪神高速などで、相当無茶をやって来た方だし、関西ドライバーのガラの悪さには慣れている。しかし、こんなフロンティア精神は関西人には無い。命は惜しいもの。
南仏をドライブしている時にこういうドライバーを何度も目撃したが、北海道人もそれに近い。
なので提唱したい。
「北海道人=ヨーロピアン説」
バークリー音大時代の北海道出身の友人の運転も凄かった。発進時の加速たるやガンダム並みである。Gがおもっきり掛かってシートに頭がめり込む程だ。ゆえにF1並みのポテンシャルの高い車を常に求めていたように記憶している。お前はアイルトン・セナか!ミハエル・シューマッハか!
小樽に向かう札幌自動車道。海を右手に仰ぎ見ながらのんびり走る僕の車の右側を、爆音を上げながら何台もゴボウ抜きにして行く大型車を見た。満員の客を乗せた観光バスだった…。次回の北海道旅行でも決してバスで旅行はしまい…と心に誓った。
小樽に着いた。日銀・小樽支店。
この辺りは「北のウォール街」と呼ばれていたそうな。
この道で昨日は積丹半島に向かった。
有名な小樽運河の倉庫街。現在は内装のリフォームをしてレストランが立ち並ぶ。
明治な街燈。
人に慣れた、人気者の親子のカモメがいた。
ビールが呑みたくて倉庫街の居酒屋に入る。最後の本場のサッポロ生。旨い!
突出しのサバの煮つけも美味い!2杯呑んじゃった。小樽で酔いが覚めるまでノンビリするのが決定。
北海道と四国・今治では鳥の唐揚げを「ザンギ」と呼ぶ。これがまた絶品!
ここ小樽はガラス細工が有名。「北一硝子」を見学。
しかし!ここにも地ビールが…。「Cafe Bar 九番倉」。
「おたるワイナリービール」の飲み比べセットを頼んでしまった。へレスとメルツェンの2種類。これで、小樽での酔い覚まし延長が決定。
その向かいには「北一ホール」が有る。
ヨーロッパの貴族が社交ダンスしそう。
酔い覚ましにアイスクリームを食す。
ウエハースって久しぶり。アイスは勿論、牛乳っぽくて美味い。
オシャレだけど、ビール呑みたくなる衝動を抑えるので必死。ソーセージとか有ったらいいよね、多分。
近くに六花亭が有った。
何に惹かれたかというと、これで90円!気が付けばスイーツ三昧。
いや、でも、やっぱ小樽なんだから海鮮食わなきゃ!
てことで、小樽運河に戻り、フードコートの「小樽運河食堂」に。期待はおのずと膨らむ。
美味しそうでしょ?
でも、イクラ以外は全然でしたよ。特に積丹ウニを昨日食ったせいで自分の頭の中で構築された「モノリス」が「これはウニではない」と早速囁き始めた。臭みが有って味が無い、いつもの東京で食べるウニだ。他の海鮮も可もなく不可もなくってところ。イクラのクオリティーが平均的に高いのはさすが北海道。しかし、ここへ来て痛恨のミス。やはりフードコートは全国的にダメだ。最初に入った居酒屋で海鮮丼を頼めば良かったものを…。
期待が高かったゆえにミスによるダメージがあまりにも大きく立ち直るのが困難であった。何時間も過ごした小樽だが、結局、海鮮ではなくスイーツの記憶しか残ってない。気分を改めて次の目的地に行こう。札幌に戻る。
あ、見えた!
onちゃん。北海道テレビ。
そう。「水曜どうでしょう」を生んだ聖地。
「水どう」ファンにとっては、こちらの通用口が大事。
多くの撮影がここで行われている。行先を教えられていない大泉洋がミスターから行先を発表されるシーンの多くはここ。
そして聖地中の聖地、平岸高台公園。
局の近くに有るにもかかわらず、思ったより小さくて中々見つけられなかった。オープニングとエンディングの殆どがここで撮影されている。
ここでバカやってた人が、今や大河ドラマで重要な役どころを演じているのだから感慨もひとしお。
記念撮影。
レンタカーを返す時間が迫っている。ゆっくりしている暇はない。再び高速にのり一路新千歳空港へ。
降り立った時にたまげた、あの千歳の樹海を駆け抜け、空港近くのレンタカー屋にワゴンRを返却。本当はナビの性能の悪さの文句を言おうと思ったけど、ま、いっか。傷などのチェックを受け、無事返却も終了。送迎バスに乗って空港に向かう。
空港にて最後の悪あがき。北海道グルメの一つ「ごちそうDELI」の十勝和牛の王様メンチ。
美味い。でも400円もした。しかし、これで小樽の海鮮丼を忘れたい。(まだ言うか…)
色んな意味で衝撃を受けた北海道旅行。また続きがしたい。次回は道東を攻めたい。イスラム国が世界で暴れ続ける限り、来年には早々に第二弾をお届けする事になるであろう。
おわり
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