NHKでジャズ音源のレコーディング。

メンバー左から、宮地スグル(ts、ss)、公手徹太郎(ds)、奥村晶(tp)、増根哲也(b)、宮前幸弘(pf)。

昨今、著作権がややこしいらしく、特にJASRACと無関係な海外の作品は使い勝手が悪いそうです。天下の国営放送局ＮＨＫでさえもそれで苦労しているらしく、独自の音源が欲しいとの事で著作権と無縁な古いジャズの名曲を録音しに行って参りました。特にどの番組で使われるか決まっておらず、「ここでジャズだ！」って時に使われるそうなので、僕もいつ使われてるか分かりません。（笑)

ＮＨＫと言えば渋谷区神南に有りますが、練馬の端っこの我が家からは車で30分ほどの便利な所。とっても行きやすいのでドンドン呼んで頂きたいです！(笑)

さて、ここに来たら僕はやらねばならない事が有ります。ＦＭ「セッション505」初出演の時に、505スタジオの隣の社員食堂で食べて以来続けている、「海鮮丼詣で」です。寿司好きの僕には低価格で楽しめる、ここの海鮮丼は堪りません。

このブログ上で記録に残っているだけでも2011年、2013年が有ります。2年ごとに海鮮丼を調査しに行ってるみたいです。(笑)　本日は、僕の前のレコーディングが少し押してる様なので、ディレクターさんに確認を取って早速食堂へ。

2015年度ヴァージョン。名前が「ちらし寿司Ｂ」となってました。
前回と比べてネギトロが減った様です。しかし、お値段なんと560円！！　2011年ヴァージョンのレベルを望むなら「特上ちらし寿司」となり千円ちょっと。次回はそっちだな。


さて、腹ごしらえも済んでお仕事です。打ち合わせ中。
今回はピアニストの宮前クンに誘って貰いました。感謝です。『ジャズ新鮮組』で一緒にデビューして何度か一緒に仕事して来ましたが、今回は10年振りだそうです。フェイス・ブックでずっとやり取りして来たのでそんな気がしなかったけど。本人曰く、今回、向いてないバンマス業で大変苦労したとか。(笑)　ご苦労様です。ドラムのテッタは「江古田カルテット」と江古田飲み会でしょっちゅう会う飲み友達。増根さんはお初です。リズムセクションの3人はお昼前からの8時間労働。ワオ！　トランペットの奥村さんとも初共演でした。


今日のうちの子達。テナーとソプラノです。
後に見えるスタインウェイ、音確認のため少し弾かせて貰いましたがやっぱ良い音しますねぇ。


コントロール・ルーム。カッコいい～！
呑み放題のドリンク・バーに大好きなホット・チャイ―が有って、メチャクチャ嬉しかったです。


本日の職場・509スタジオ。
優秀なミュージシャンの皆さんなのでサクサク録音も終わり、あっという間でちょっと残念でしたが、とても居心地の良いスペースでした。やりなれた505スタジオと似た感じです。天井はすごく高く、エアー・マイク（楽器そのものと言うより、ホールの響きを録る目的のマイク）が遥か上の方にセッティングされてました。あぁ、スペースの使い方が贅沢。(笑)

最初は、なるべく真面目に演奏しようオトナシ目にしてましたが、ちょこっとアウトしても怒られなかった事をイイ事に、ちょこちょこと変な音を入れ始めちゃいました。コントロール・ルームでプレイバックを聴いている時に半音ずらした変な音が出る度に、バンマスの宮前クンが「イエ～イ！！」と言います。あぁ、俺ってやっぱミュージシャンに向けてしか音楽を発してないんだなぁ…と実感した瞬間でした。(笑)　ＮＨＫのドラマとかでジャズがかかって、変な音が聴こえて来たら、多分…僕です。