海が見たくなる。。

東日本大震災で、多くの命を奪った海。でも、生まれてから２４歳まで瀬戸内海で育った僕は、悲しい時とか何か有ると海が恋しくなる。日本国中が自粛モードの今だけど、折角の休み・・東京のマンションの狭い部屋で孤独に過ごすのなんて耐えられない。居ても立ってもおれず、車に飛び乗り海を目指す。本当は熱海くらいまで行きたかったんだけど・・。


海は泣いてた。

ガソリン代の高騰も有り、比較的近場で雄大な景色を味わえるのは、この三浦半島になってしまう。つい最近（１月）も来たんだけど。


灯台。この辺りの観光スポットだけど、今日は僕一人。寒いし、微量の放射能を含んだ雨が降ってくる。


東京は天気良かったんだけどな・・。これじゃ、どう考えても死に場所探しに来た人みたいだよ、オレ。（笑）　でも、海は天気が悪くても見て居たい。子供の時からずっと見てきたから。表情の変化が如実なのが海だ。人を優しく包み、恵を与えるかと思えば、こういう厳しい表情も見せる。ニュースで見た東北の津波は鬼の形相だった。

折角なので、いつも行く三崎港の寿司屋に。欲望には勝てない。（笑）

上段左から、鯵、鰯、烏賊、地蛸、
下段左から、金目、メダイ、石鯛、ホウボウ。
今日は石鯛が美味しかった。店は貸しきり状態。「どんどん頼んでくださいよ」的なプレッシャーが僕一人に圧し掛かる。


三崎といえばマグロ。本マグロの中トロを戴く。こんな折、贅沢してスイマセン。でも、やはりメチャクチャ美味かったです。

まだ、時間も早かったので、少しつまむ程度のつもりが、女子のスィーツ同様に別腹が生まれて結構ガッツリ行ってしまった。あっけなく予算オーバー。

満腹感と共に、思いは気仙沼に行く。日本一美味いサンマの塩焼きと刺身、お寿司、美味い日本酒・・。楽しい思い出の数々。数え切れないくらい行った、あの町が今瓦礫の山だ。今しがた贅沢をしてしまい、ちょっと罪悪感を感じながらも、一日も早い復興を祈る。また、あの美味しい魚が食べられる日が来ますように。