世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

抗えぬ潮流

2022-01-18 | 世間にはいつも毒が・・

 

📌

雑駁に言って、

人々の思考や行動は、受信型にんげん、発信型にんげんに分けられるように思う。

社会の奈辺にあっても、ひとの動きはそう見える。

それが一方に偏りすぎると個人にも集団にも軋轢になる。

 

社会にもカビが生え残る

社会によってそれぞれ違うカビがある。

ペニシリンのように、カビを活かす道もある。

 

社会組織の多くに共通してあるのは、変化を厭う年齢層によるカビである。

政治家に黒カビが残ると、事は厄介である。

率先すベき者たちが、先見できず、中和も叶わずに足踏みしている。

世界の抗えぬ潮流に、かれらは時代錯誤の言動しか表出できない。

 

社会システムに浸透するデジタル化は、否応なしである。

強烈なウイルスによるパンデミック以上である。

旧態の手続きはことごとく解体し、全てが小さなチップに吸い込まれている。

人によるその操作は、見た目にとても簡単かつ瞬時である。

流れは決まっている。

旧態に埋もれた頑固者たちはいまオロオロするしかない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渦中にあるだけでは・・

2022-01-18 | 迷想が誘う寸言もどき

📌

さて、どうなんだろう・・

取り巻く事象の中で、熱心なプレイヤーであろうと、

熱心な観戦者であろうと、瞬時でいいから、

さて、これはどうなんどろう? 

これはどうなってるんだろう? 

という鳥瞰が必要であると思う。

渦中にあるだけでは、方向も目的も見失ってしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言いっ放し

2022-01-18 | ああ、テレビ・・

📌

公に向けて発言の機会を得ている人が、

時として、浅い見識丸出しで傲慢と饒舌を展開している。

稚拙な物議をかもす、ただの言いっ放しも発言の自由の内なのか。

別には得たりとばかりに、喝と宣う人物もいる。

古びた政治家や往年の業界人がカビの生えた見解を得々と発する、

ハズれている。斜め読みとも見えず、時代への嫉妬かとさえ思う。

遭遇している困難はどれも一様じゃない。偏に断じてしまっている。

だが、メディアは、とかく目立ちたがりをむしろ飯の種にする。

今や、マスメディアが確かな情報や世相の実態を覗かせてくれると

信じている人がどれだけいるだろうか。

社会の病気はマスコミの挑戦度合にその兆候を計ることができる。

ドローンがこれまでの視認に活路を開いたように、

ウェブ通信の伝播力がマスコミを凌駕しかけている。

清濁、軽薄を混在させてその伝播力が凄まじい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の鏡

2022-01-18 | 蒙昧にたどり着く

 

📌

歳とって、自分の顔がこんなに緩んでひどい面になるなんて。

朝の鏡で老けた顔をしみじみ見ながら、思わず心で呟いてしまった。

「母さん、僕もすっかり歳とって80歳すぎたよ...、父さんより長生きしてるけどね。」

 

中学生になったばかりのころ、ふと思ったことがある。

自分の一生の終わりが近づいたときになって、その一生を振り返って、きっと後悔していたたまれなくなるのじゃないか、そうなったらとてもイヤだな、一度だけの生命だから。

とそんな思いが過ぎったことを、妙に覚えている。

 

さて、いよいよ80歳を超えて、

少年の頃の心配は、残念ながら見事に当たってしまっている。

人生の大半は、怠惰と踏み込みの足りない生き様ばかりだったと、

まさに僕は悔やんでいる。

大きなテーマを掲げて、ひたすら向かったという充実感がない、寂しい。

何かしら夢中になったことも沢山ある、仕事も面白かった。

だが、何れも達成感が薄い。

深くのめり込んで、自分なりに合点が入ったという思いがしない。

生き方に必要なのは、やはり自分に課した目標だろうと思う。

全てはそこが出発ラインである。

日だまりの心地良さばかり求めては、やがて空疎のしっぺ返しを受ける。

 

だからこそなお、

今からの時間は残り火であってはならないと思っているが、さて・・。

また年が明けた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする